2006年度発掘調査報告
日本発掘:埼玉県行田市 武良内・中通遺跡
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7月31日から9月3日まで、埼玉県行田市の武良内・中通遺跡の発掘調査を行いました。
自動車道の建設予定地の調査発掘なので、細長い発掘範囲を1~3区に区切り、そのうち2区を中心に発掘を行いました。その結果、古墳時代に当たる五世紀後半の和泉期の遺構を中心に、古墳が3基、住居跡が5軒確認できた上に、比較的新しい中世の井戸も確認され、また、それらの遺構に伴って、大量の遺物が出土しました。
2区の東側に確認された古墳の周溝からは、大量の埴輪が出土し、円筒埴輪、朝顔形埴輪、人物埴輪などさまざまです。
中国発掘:陝西省岐山県 鳳凰山遺跡
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9月8日から9月20までの13日間にわたり、北京大学の調査に参加して、陝西省岐山県の鳳凰山遺跡という、西周時代(前期)の宮殿跡の廃棄場を発掘しました。
墓や、灰坑というゴミ捨て場がいくつか見つかり、その中から、埋葬された人骨や、玉器、青銅器(鈴)、人骨、土器(黒陶、紅陶)、紡錘車(土製)、鬲脚(れきそく)、亀甲などが出土しました。
ちなみに、陝西省は咸陽や西安などの古都があった歴史的に重要な土地で、発掘後にはみんなで、近くの宝鶏市の鳳翔県博物館や秦公一号大墓、青銅器博物館、五丈原などにも行って来ました。