国語学演習Uの本日の発表は、佐々木綾子さんと城順子さんが担当します。
佐々木さんは、「作毛」の事について、『文選』及び『日本書紀』さらには、天台の『次第禅門』からの引用箇所に就いて、その異同を含めて見ていきます。ところで、「毛」の字をば『日本書紀』は、「くにつもの」と訓読しています。この「つ」は、「沖つ白波」と同じ準体助詞の「の」にあたる語です。
2003.11.27〔木〕
姜謐さんの本日の発表は、「ニチウ【日烏】」についてです。連関することばとして、「サンソクのからす【三足烏】」といった語があり、その中国の明記された典拠資料『五經通義』『白虎通』についても言及していきます。なかでも距離表示の「……里」の距離表示について、中国と日本との差異を指摘します。
村田初音さんの本日の発表は、「サギッチョウ【爆竹】」についてです。連関することばとして、「毬杖」があり、明記された典拠資料『~異經』と『徒然草』を中心に考察していきます。そこで、『~異經』→『下學集』〔室町時代の本邦古辞書〕→『鮮嚢抄』といった引用経路とその相違点を明らかにします。
原さんの本日の発表は、「ギョドウ【魚道】」についてです。連関することばとして、「ギョクシ【玉巵】」「金鏤子」といった語があり、「玉巵無當」の諺とその典拠資料について言及していきます。
宇田川さんの本日の発表は、「ひいらぎ【黄金】」についてです。連関することばとして、「黄草」「苅安草」などとの接点を考察していきます。
2003.11.13〔木〕
矢部さんの本日の発表は、「みずかげくさ【水蔭草】」についてです。連関することばとして、「いね【稲】」、そして「あまのがわ【天の川】」との接点を考察していきます。
2003.11.07〔木〕
塚越智夏さんの本日の発表は、「虹(霓・碌) 」についてです。典據資料は『博聞録』と『日本書紀』からなり、ここは『塵袋』に収録されているところでもありますので、比較検討が必要となってきます。文章内容は殆ど同じですが、カタカナと漢字表記、または、語を増補しているところなどが対象になります。語彙としては、「ひきがえる【蟾蜍】」や「チンセイ【鎮星】」などが「にじ【虹】」とどう関わるのかが今発表での焦点とも成りましょう。
2003.10.30〔木〕
竹澤未来さんの本日の発表は、「衣装」「衣裳」についてです。この箇所は、『塵袋』に収録されていますが、『鮮嚢抄』には未採録となっている箇所であり、これを次の『塵添鮮嚢抄』にて再び採録された箇所となっています。編者行誉がなぜ、この箇所を採択しなかったのか?その理由を考察する意味からも、その内容自体をまず把握することが何より不可欠なこととなります。
2003.10.23〔木〕休講
2003.10.16〔木〕
本日の発表者は、井上応美さんの「女郎花」と、飯田美幸さんの「児童不令讀書日と十二支吉凶」について二つの発表が予定されております。
発表時間は、お一人25分とし、質疑応答の時間を15分とします。計40分と40分で残り10分が予備の時間となりますので、発表者は事前準備をお願いします。また、聞く方は、時間厳守でお出で願います。
2003.10.09〔木〕
本日の発表者ですが誰もいません。この時間は、あとで調整できないことになっていきます。
2003.10.02〔木〕
先回、発表者自身、発表時間の調整配分が旨くできませんでしたので、質問を介する時間がとれませんでした。そこで、ダイジェクト版の発表を今回再度行い、それをもとに質疑に入ってみましょう。発表者の森さん、慌てず伝えるべきことを適確におまとめくださいネ。また、聞く側も必ずひとつは質問をなさってください。
2003.09.18〔木〕
発表資料の基盤資料及び発表形態を含め、本日は私自身がまとめた「五節供」について模範発表を実施しました。配付資料は、12枚。
来週の発表者は森 知世さんで「七草」についてです。
2003.07.10〔木〕
今季の最後の演習時間となりました。報告書の完成は絶対必須条件であります。よりよい完成を目指して、夏休みに入る前である22日〔火〕から31日〔木〕の期間中、都合のつく時間を利用しまして補講演習を予定しておりますので、ふるって参加願います。各自の発表日程を決定してその方向性を確認しておきます。
2003.07.03〔木〕
先週、進めてきましたところに語義説明を施していきます。また、時間の許すところで各自の担当箇所の影印資料をOCRに取り込んでみます。やはり、写真を組み込むことで処理した内容が具象化され、自分がどのような報告書仕上げているのか、これをどのように発表へと繋げていくのかが見えてきましたでしょうか?
2003.06.25〔木〕
2003.06.18〔木〕
「補助資料」の準備、これをどのように組み込み、説得できる発表へと展開させていきたいと考えています。小学館『日本国語大辞典』(第2版)、他事典類の各自の項目を複写し、これを補助資料として説明をつけていきます。
※資料は、私の研究室及び短大資料室にございます。
2003.06.12〔木〕
各自が選択しました項目内容について、一太郎Ver12を使用して本文入力作業を進めました。そして、次にその原文を訓読し、読みやすくしていきましょう。実際発表の際に読んでいきますので、確実に読めるようにしましょう。解らない文字や符号については随時確認をしましょう。
本日、確認した事柄としては、合字「トモ」「シテ」「コト」といった語がありました。また、返り点の符号の付け方や送りがな、読み仮名などの付け方についても学習しました。
本日確認分
udagawa「ヒヽラキ【黄金】」。
shiro「ラン【蘭】」。
2003.06.05〔木〕
各自が担当しました項目をご確認願います。
yabe「シャモン【沙門】」274頁。→11/20
iida「ひなみ【日次】」291頁。→10/17
hara「ギョダウ【魚道】」214頁。
murata「つばき【椿】」192頁。
kyo「コテウ【胡蝶】」180頁。
takezawa「イシャウ【衣裳】」239頁。→10/30
mori「ななくさ【七草】」6頁。→09/25
tukagoshi「にじ【虹】」208頁。→11/06
sasaki「サクマウ【作毛】」212頁。
inoue「をみなへし【女郎花】」201頁。→10/17
どのような資料を用いて、それぞれが実際に引用していくのか?を確認してみます。そのうえで資料を蒐集しこれを基に作成していきます。
1,歴史史料の活用 2,仏教資料の活用 3,国文学資料の活用 4,漢籍資料の活用
2003.05.28〔木〕
こちらで、見本資料としまして、行譽編『鮮嚢鈔』(室町時代)卷第五・八に見える「ニョザイ【如在】ケタイ【懈怠】」21頁の箇所を作成中です。この見本資料を参考になさって、ご自分の選択された事項の内容について整理をはじめていきましょう。
2003.05.21〔木〕12:50〜14:30 教場は「4−204」を使用
各自が分担箇所の複写物を受け取りましたら、その箇所を電子ノートに入力しながら仕上げていきます。“ワード”乃至“一太郎”をもって、最初の入力に取り組んでいきます。
2003.05.15〔木〕12:50〜14:30 教場は「4−204」を使用
2003年04月24日(木)12:50〜14:30 教場は「4−204」を使用します。
櫻も八重桜咲き始め、まもなく散りはじめます。これと同じくして藤の花が花穂を垂れ始めてきました。山吹の黄色も美しい彩りです。そして、躑躅がいつのまにか赤い彩りを見せてきます。
2003年04月17日(木)12:50〜14:30 教場は「4−204」を使用します。
先週、紙出しをしました『塵袋』と『鮮嚢鈔』 ―知的体系を模索する―をゆっくり朗読してみましょう。
ここで、わかりくにいことばに遭遇したとき、それぞれ辞書を繙いていきます。
2003年04月10日(木)12:50〜14:30 教場は「4−301」を使用します。
[関連HP]http://user.komazawa.com/hagi/koma_kojisyo-titekitaikei.html
2003年04月17日(木)12:50〜14:30 教場は「4−204」を使用します。
先週、紙出しをしました『塵袋』と『?嚢鈔』 ―知的体系を模索する―をゆっくり朗読してみましょう。
ここで、わかりくにいことばに遭遇したとき、それぞれ辞書を繙いていきます。