駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  058551 / 民法
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  金曜日 1時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  三田 直輝(ミタ ナオキ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 民法では、我々の日常生活の基本的なルールを定められています。
その中でも本講義では、民法の編別でいえば、主に民法の総則と親族、相続編を学習の対象とします。
民法の基本的な考え方やルールの学習と共に、家庭生活などの生活のある場面で遭遇する事例をもとに、法的にはどのように問題が処理されるのかについて、一般的な考え方を元に法的制度や裁判所における手続きなどについて解説をします。
 到達目標(ねらい) 本講義では、民法の解説をするとともに、法律が適用される具体的な場面についても紹介することで、日常生活に法律問題があふれていることを実感してもらいたいと考えています。
また、家庭裁判所調査官や高齢者福祉、少年福祉関係を目指す学生には、業務上遭遇する可能性のある問題についてイメージが持てると思いますので受講を勧めます。
 授業スケジュール
第 1 回 ガイダンス、日本における法体系
第 2 回 民法の構成、民法の基本原則
第 3 回 権利の主体について(権利や義務の担い手とは何か)
第 4 回 権利の客体について(権利の対象になるものとは何か)
第 5 回 法律行為とその成立要件とは何か
第 6 回 民法上の人の分類について(人の権利能力・意思能力について)
第 7 回 制限行為能力者制度について
第 8 回 後見・補佐・補助の実例
第 9 回 後見・補佐・補助を申し立てるには
第 10 回 意思表示について
第 11 回 意思表示に瑕疵があった場合の解決方法
第 12 回 未成年者と親権者について
第 13 回 親子関係について
第 14 回 親子関係を関係を認めるための手段について
第 15 回 子供の引渡しやDVからの保護について
第 16 回 少年の非行に関する諸問題について
第 17 回 親族について(民法における親族の考え方の歴史)
第 18 回 婚姻制度について
第 19 回 離婚制度について
第 20 回 離婚をめぐる法的手続きについて
第 21 回 相続制度について
第 22 回 法定相続人とは(相続の対象者はだれか)
第 23 回 遺言制度について
第 24 回 遺産とはなにか
第 25 回 遺産の分割制度について
第 26 回 遺産分割制度の実例(調停の場合)
第 27 回 特別受益と遺留分
第 28 回 民法における基本的な考え方のまとめ
第 29 回 親族に関するまとめ
第 30 回 相続に関するまとめ
 履修上の留意点等 六法全書を必ず持参してください。
 成績評価の方法
60 % 試験
20 % レポート
小テスト
20 % 平常点





 教科書/テキスト
書籍名 家族法 -- 民法を学ぶ 第4版
著者名 窪田充見 出版年 2019 価格 4,730円
出版社 有斐閣 ISBN 978-4-641-13818-6
備考
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
有斐閣
新基本民法1 総則編 -- 基本原則と基本概念の法
大村 敦志  著
定価 2,052円(本体 1,900円)
ISBN 978-4-641-13816-2
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 実務上のエピソードや実例に基づいた授業を心がけているが、条文に基づいた授業を希望する声もあった。
本年度は、教科書や条文に沿いながら、具体例や実務上のエピソードを交えつつ、少しでも法律に興味を持ってもらえるような授業を心がけたい。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目