駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  074601 / 心理検査法B
 開講年度・期  2020年 前期  開講曜日・時限  月曜日 3時限
 単位数  2
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  中澤 世都子(ナカザワ セツコ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 本講義では心理検査のうち,質問紙法検査,作業検査について学ぶ。実際に検査者,被
験者を体験することにより心理検査に関する基本的な知識や技術を習得する。
 到達目標(ねらい) 本講義ではグループで各検査を担当し,実施法,理論的背景,採点法,解釈に至るまで
責任をもって発表する。そのプロセスを通じて心理検査の効用と限界を理解し,検査者
に求められる倫理についても学んで欲しいと考える。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 心理検査概要
準備学習
(予習・復習等)
授業内容を復習し、実施予定の検査についての内容を調べておく 60分
第 2 回
授業の計画・内容 心理検査概要
グループメンバー及び担当検査を決定する
準備学習
(予習・復習等)
担当する検査内容を調べ始める 60分
第 3 回
授業の計画・内容 YG(講師担当)
全員がYGに回答する
準備学習
(予習・復習等)
・全員:YGについての結果から解釈について考える
・CMI担当グループ:次週までに発表準備をする
60分
第 4 回
授業の計画・内容 CMI実施
・CMI担当グループ:実施者となり、CMIについて作成した資料に基づき発表をする
・グループ以外:回答者として参加
準備学習
(予習・復習等)
・全員:CMIの回答結果から解釈について考える
・GHQ担当グループ:次週までに発表準備を完成する
60分
第 5 回
授業の計画・内容 GHQ実施
・GHQ担当グループ:実施者となり、GHQについて作成した資料に基づき発表をする
・グループ以外:回答者として参加
準備学習
(予習・復習等)
・全員:GHQの回答結果から解釈について考える
・MMPI担当グループ:次週までに発表準備を完成する
120分
第 6 回
授業の計画・内容 MMPI実施
・MMPI担当グループ:実施者となる。
・グループ以外:回答者として参加
準備学習
(予習・復習等)
・MMPI担当グループ:発表資料を完成する
・グループ以外:MMPIの採点まで終了させる
60分
第 7 回
授業の計画・内容 MMPI実施
・MMPI担当グループ:資料に基づき発表する
・グループ以外:回答者として参加
準備学習
(予習・復習等)
・全員:MMPIの回答結果から解釈について考える 60分
第 8 回
授業の計画・内容 グループワーク
準備学習
(予習・復習等)
・NEO担当グループ:発表準備を完成する 60分
第 9 回
授業の計画・内容 NEO実施
・NEO担当グループ:実施者となり、NEOについて作成した資料に基づき発表をする
・グループ以外:回答者として参加
準備学習
(予習・復習等)
・全員:GHQの回答結果から解釈について考える
・STAI担当グループ:次週までに発表準備を完成する
60分
第 10 回
授業の計画・内容 STAI実施
・STAI担当グループ:実施者となり、STAIについて作成した資料に基づき発表をする
・グループ以外:回答者として参加
準備学習
(予習・復習等)
・全員:STAIの回答結果から解釈について考える
・内田クレペリン担当グループ:次週までに発表準備を完成する
60分
第 11 回
授業の計画・内容 内田クレペリン実施
・内田クレペリン担当グループ:実施者となる
・担当グループ以外:回答者として参加
準備学習
(予習・復習等)
・内田クレペリン担当グループ:発表資料を完成する 60分
第 12 回
授業の計画・内容 内田クレペリン実施
・内田クレペリン担当グループ:資料をもとに発表する
・グループ以外:回答者として参加
準備学習
(予習・復習等)
・全員:内田クレペリンの回答結果から解釈について考える 60分
第 13 回
授業の計画・内容 ケース学習
事例をもとに心理検査結果の解釈について学ぶ
準備学習
(予習・復習等)
全員:ケース学習をもとに自己の回答結果の解釈について考える 60分
第 14 回
授業の計画・内容 心理検査法の総評
準備学習
(予習・復習等)
・心理検査法講義内容全般の振り返り
・次週までに心理検査のレポート作成
60分
第 15 回
授業の計画・内容 心理検査レポート提出
振り返りレポート記述
準備学習
(予習・復習等)
15回授業の予習として、心理検査法について学んだことについて自分の考えをまとめておく 60分
 履修上の留意点等 本講義は,グループ単位で各検査を担当し発表する内容であり、また、授業中に入室することは検査結果にも影響を及ぼすため、遅刻・欠席は厳禁とします。
 成績評価の方法
試験
40 % レポート
小テスト
10 % 平常点
20 %
小レポート
30 %
出席点



 教科書/テキスト
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
必要に応じて紹介します。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 現場で用いるテストの効用や限界についても具体的エピソードなど交えながら伝えてい
く予定です。また、グループ活動へのスムーズな導入も考慮してワークを増やす可能性も考
えています。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目 当科目は臨床心理学分野の実務経験を有する教員による授業科目です。
 アクティブラーニング型の授業科目 授業内容はすべてグループ単位で資料作成から検査実施まで行います。自分たちで主体的に学ぶことにより単に心理検査についての知識を獲得するだけではなく、「テスターになる、テスティーになる」経験を通じて、多様な視点から物事を見る素養を培ってくれることを期待しています。