駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  079501 / 生徒指導論(進路指導を含む)
 開講年度・期  2020年 前期  開講曜日・時限  火曜日 2時限
 単位数  2
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  志村 文穂(シムラ フミホ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要  授業前半では、生徒指導をテーマとし、その意義や原理、学校のあらゆる教育活動との関係、校内、校外関係機関との連携・協働のあり方、組織的体制作り、すべての生徒を対象とした生徒指導のあり方、個別の課題を抱える生徒への指導のあり方等について学 びを深め、教師として充全な生徒指導を行うことのできるための知識・技能や知見を得る。
 授業後半では、進路指導・キャリア教育をテーマとし、進路指導・キャリア教育の意義や原理、教育課程における位置づけ、ガイダンス、キャリア・カウンセリングを含 めた具体的な指導方法、適切な体験活動の計画と実施、校内・校外関係諸機関との連携・協働の在り方、組織的体制作り等、教師として充全な進路指導・キャリア教育を行 うことのできるための知識・技能や知見を得る
 到達目標(ねらい)  授業の到達目標及びテーマ 生徒指導は、一人一人の生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や 行動力を高めることを目指して教育活動全体を通じて行われる、学習指導と並ぶ重要な 教育活動である。
 また、進路指導は、生徒が自ら将来の進路を選択・計画し、その後の生活によりよく適応し、能力を伸長するように、教員が組織的・継続的に指導、援助す る過程であり、長期的展望に立って人間形成を目指す教育活動である。
 それを包含する キャリア教育は、学校で学ぶことと社会との接続を意識し、一人一人の社会的・職業的 自立に向けて必要な基礎となる資質・能力を育むことを目的とした教育活動である。生 徒指導・進路指導(キャリア教育を含む)を、校内・校外関係諸機関と連携しながら組 織的に行い、生徒一人一人に対して充全に行うことのできるために必要な知識・技能や 知見を身に付けることが、本授業のテーマであり目標である。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 第1回:ガイダンス
:生徒指導の定義、及び、教育課程における生徒指導の位置付けの理解
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 2 回
授業の計画・内容 第2回 :すべての生徒を対象とした生徒指導の意義と方法(1)
:各教科指導等、学校教育活動全体の中での生徒指導の意義と目的の理解
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 3 回
授業の計画・内容 第3回:すべての生徒を対象とした生徒指導の意義と方法(2)
:生徒指導の方法、特に集団指導と個別指導、教育相談との関係等について基礎的 事項の理解
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 4 回
授業の計画・内容 第4回:すべての生徒を対象とした生徒指導の意義と方法(3)
:学校の指導方針、年間指導計画の中での組織的な生徒指導体制作りの方法と理解
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 5 回
授業の計画・内容 第5回:すべての生徒を対象とした生徒指導の意義と方法(4)
:基礎的生活習慣の確立や規範意識の醸成等を目指した生徒指導の意義と方法 の理解、及び、生徒の自己実現、自己存在感を育むための生徒指導の意義と方法 の理解
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 6 回
授業の計画・内容 第6回:個別の課題を抱える個々の生徒への生徒指導の意義と方法(1)
:学校教育における問題行動等の現状の理解:対応のポイント、組織的対応、法令
上の対応等のための基礎的事項の理解
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 7 回
授業の計画・内容 第7回:個別の課題を抱える個々の生徒への生徒指導の意義と方法(2)
:暴力行為、不登校等の問題の理解:現状と背景、組織的対応方法について

   ☆第1回 レポート課題の提示
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 8 回
授業の計画・内容 第8回:個別の課題を抱える個々の生徒への生徒指導の意義と方法(3)
:児童虐待、情報モラル等の問題の理解:現状と背景、組織的対応方法について

   ◎第1回 小テスト
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 9 回
授業の計画・内容 第9回:個別の課題を抱える個々の生徒への生徒指導の意義と方法(4)
:いじめについての諸問題の理解:現状と背景、組織的対応方法について
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 10 回
授業の計画・内容 第10回:進路指導とキャリア教育(1)
:進路指導・キャリア教育の意義と目的、及び、教育課程との関連についての理解
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 11 回
授業の計画・内容 第11回:進路指導とキャリア教育(2)
:学校教育活動全体を通じた進路指導・キャリア教育のあり方の理解:具体的指導例を含む

   ☆第2回レポート課題の提示
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 12 回
授業の計画・内容 第12回:進路指導とキャリア教育(3)
:学校における組織的指導体制作り、及び職業に関する体験活動等を行うためのカ リキュラム作りと家庭や関係諸機関との連携・協働体制作りの理解
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 13 回
授業の計画・内容 第13回:進路指導とキャリア教育(4)
:進路指導・キャリア教育の方法の理解
:全体へのガイダンス、個別のキャリアカウンセリング等について

   ◎第2回 小テスト
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 14 回
授業の計画・内容 第14回:進路指導とキャリア教育(5)
:ライフサイクルの中での進路指導・キャリア教育の意義と目的の理解 :ポートフォリオ評価の活用等、具体的指導例を含む
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
第 15 回
授業の計画・内容 第15回:全体のまとめ
     :教員採用選考に関連して
準備学習
(予習・復習等)
:『生徒指導提要』<参考資料>(平成22年3月文部科学省)や新学習指導要領解説(総則 編、特別の教科 道徳編、特別活動編、総合的な学習の時間編 等)を、授業前にしっかり 目を通すとともに、自分なりの課題意識をもって授業に臨むことが大切 60分
 履修上の留意点等 :生徒指導は、生徒の成長に関わる全ての内容や環境との関連で考えることが本旨であ ることを認識しながら、それぞれの校種における指導力の基礎を培うことがねらいであることを認識すること。
 成績評価の方法
試験
40 % レポート
40 % 小テスト
20 % 平常点




:平常点は、授業への参加の仕方・グループ協議等への関与の積極度、毎授業後に提出 するリアクションペーパーの内容等で評価する。
 教科書/テキスト
テキスト:特定の教科書は用いない
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
参考書・参考資料等
:文部科学省 2010『生徒指導提要』、国立教育政策研究所、都道府県教育委員会等の通 知や 生徒指導関係資料を適宜紹介する
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について :毎回の授業について、リアクションペーパーによる感想や質問等を受け、次回の授業 改善につなげていく。また、授業アンケートを実施し、受講生の意見等を受け止め今後 に資する
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目