駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  144981 / 現代マネジメントⅩⅠ
 開講年度・期  2020年 後期  開講曜日・時限  月曜日 2時限
 単位数  2
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  中村 公一(ナカムラ コウイチ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 「M&Aから学ぶマネジメント」
 現在の企業を取り巻く環境は大きく変化しており、生き残りを図るために、多くの業界において再編活動が生じている。そうしたなかでM&A(合併・買収)や企業再生(リストラクチャリング)に関する話題は増加しており、経営学においても重要な課題となっている。M&Aを理解するためには、経営学のなかでも経営管理論、経営組織論、経営戦略論、経営労務論などの知識が必要になり、さらに経営財務論や会計学、会社法というような幅広い知識が要求される。
 今後、働いていくなかでも直面する可能性のあるM&Aを通してマネジメント全般について理解し、M&Aの理論とともに現実にどのようなことが起こっているのかという実際について学ぶ。なお、毎回の授業では、前半は講義形式、後半にワークショップ形式で行なう。
 到達目標(ねらい)  本科目は経営学部の学位授与方針DP3、5と特に関連が強い。
 M&Aは実務においては総合格闘技と評されるように、さまざまな専門科目の知識が必要になる。そのために、異なる専門分野がどのように融合するのか、今まで勉強したことがどのように実際の場面で行われているのかということに関して理解できることを目標とする。
 つまり、M&Aに関わる専門知識の習得と、近年のM&Aの実際の動向を分析する能力、さらにはM&Aに関するディスカッション能力の育成を目標とする。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 M&Aの理論と実際-本授業の目的と学べるスキルについて
準備学習
(予習・復習等)
関連情報の収集 90分
第 2 回
授業の計画・内容 M&Aがなぜ重要になっているのか-M&Aの現状
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第1章の予習復習 90分
第 3 回
授業の計画・内容 現在のM&Aにはどのような特徴があるのか-M&Aの歴史
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第2章の予習復習 90分
第 4 回
授業の計画・内容 M&Aに関する専門的な理論にはどのようなものがあるのか-M&Aの理論
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第3章の予習復習 90分
第 5 回
授業の計画・内容 M&Aを行う方法にはどのようなものがあるのか-M&Aの手法
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第4章の予習復習 90分
第 6 回
授業の計画・内容 M&Aはどのような手順で行っていくのか-M&Aのプロセス
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第5章の予習復習 90分
第 7 回
授業の計画・内容 M&Aは経営戦略としてどのような特徴があるのか-M&Aの成長戦略と競争戦略
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第6章、第7章の予習復習 90分
第 8 回
授業の計画・内容 シンポジウム-外部講師による授業
準備学習
(予習・復習等)
関連情報の収集 90分
第 9 回
授業の計画・内容 M&Aから成果を上げるには何が必要か-M&Aのマネジメント
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第8章の予習復習 90分
第 10 回
授業の計画・内容 M&Aを上手く行うための能力はどのようにつくるのか-M&Aの組織能力
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第9章の予習復習 90分
第 11 回
授業の計画・内容 買収対象企業をどのように評価するのか-M&Aの会計戦略
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第11章の予習復習 90分
第 12 回
授業の計画・内容 中小企業ではなぜM&Aが重要になっているのか-中小企業のM&A
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第11章の予習復習 90分
第 13 回
授業の計画・内容 企業を再生するために行われるM&Aについて学ぶ-バイアウトと事業再生
準備学習
(予習・復習等)
テキスト第12章の予習復習 90分
第 14 回
授業の計画・内容 ワークショップ(1)-プレM&Aのケース
準備学習
(予習・復習等)
関連情報の収集 90分
第 15 回
授業の計画・内容 ワークショップ(2)-ポストM&Aのケース
準備学習
(予習・復習等)
関連情報の収集 90分
 履修上の留意点等  本科目は、教科書の予習、レポート、グループワーク、プレゼンテーションなど、通常の講義に比べると、授業の負荷は格段に増えます。そのため本授業にはすべて出席するという高い意欲が必要となります。「経営戦略論」の応用科目という位置づけでもあるので、すでに履修しているか同時に履修していることが望ましいと考えます。
 M&Aに関するニュースは毎日のように目にすることができ、さまざまな機関がM&Aの実務面などに関する情報を公表している。日頃からネット上にあるM&A関連の情報には、可能な限り目を通していることが望まれる。
・MARR Online(マールオンライン):レコフデータによるM&A情報・データサイト
・M&A online:ストライクによるM&A情報サイト
 成績評価の方法
試験
30 % レポート
小テスト
30 % 平常点
40 %
リアクションペーパー(宿題)



平常点は発表内容やグループワークの際の貢献度によって判断する。
 教科書/テキスト
書籍名 M&Aの理論と実際
著者名 佐久間信夫・中村公一・文堂弘之編 出版年 2017 価格 2,970円
出版社 文眞堂 ISBN 978-4-8309-4952-4
備考
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
授業中に紹介する。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 今年度からの新設科目のために、授業アンケートは行っていない。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 グループワーク、プレゼン(グループ)