駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  276701 / 中国語ⅠBa
 開講年度・期  2020年 前期  開講曜日・時限  月曜日 1時限
 単位数  1
 付記  
 主担当教員氏名(カナ)  三田村 圭子(ミタムラ ケイコ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 初めに中国語の発音(ピンイン=中国語の発音を表記する綴り)と基本事項を覚え、使えるように反復練習をする。その後、基本文型と初級レベルの文法を項目に従って学習する。最初の2ヶ月でピンイン・声調・簡体字を集中的に学習する。
授業は【実習】形式で行う。またこの授業は個人のスマートフォンやパソコンと連携した、ネット上でのe学習を行うことができる。ピンイン・簡体字・リピート・通訳と4つの練習問題と連携しており各自でも進度、到達度を確認できるように設定してある。進行が順調であった場合には関連したDVDなどを観ることによって本文の内容について理解を深める。1週間2コマ連動で文法と会話・ヒアリングを分担し、進行する。
 到達目標(ねらい) 1年後には簡単な中国語を正確に使い、自分の生活や意思を口頭と文章で表現できるようになることを目標とし、
・ピンインを正しく読み、簡単なパソコン入力ができる
・自分のことについて簡単な紹介を正確な発音でできるようになる
これらを前期の到達目標とする。
また、これは、総合教育研究部「学士課程教育の方針」の一項目「外国語の確かな運用能力を涵養し、異文化に対する理解力と対応力を高め、国際的な交流と共生に貢献できる力を養成する」に深く関連しています。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 発音と声調を正確に覚え、特に日本語にない発音や発音上の約束事などを反復練習する。ガイダンスと中国語の概要。
準備学習
(予習・復習等)
インターネット上でのe学習の設定をする。ピンイン入力・手書き入力ができるように準備を行い、ピンインの項目について練習する。 60分
第 2 回
授業の計画・内容 (1)声調・単母音
準備学習
(予習・復習等)
声調符号の復習と単母音の表記と発音の確認をする。 60分
第 3 回
授業の計画・内容 (2)複合母音
準備学習
(予習・復習等)
複合母音の発音の復習を行い、e学習のピンインの練習を行う。 60分
第 4 回
授業の計画・内容 (3)鼻母音・声母
準備学習
(予習・復習等)
鼻母音までの母音に関する全体的な復習を行う。 60分
第 5 回
授業の計画・内容 (4)声母の続き・巻舌音
準備学習
(予習・復習等)
声母を順番通りに暗誦する。e学習のピンインの項目を行う。 60分
第 6 回
授業の計画・内容 軽声・声調の変化 いろいろな単語を読んでみる。
準備学習
(予習・復習等)
韻母・声母の総合練習を行う。出てきた単語を簡体字で書いてみる。 60分
第 7 回
授業の計画・内容 声調の組み合わせ・音の区別
準備学習
(予習・復習等)
次回のテストに備えて、ピンインの書き方や簡体字での留意点を復習する。 60分
第 8 回
授業の計画・内容 発音のまとめと復習
準備学習
(予習・復習等)
一人ずつ声母の暗誦を行うので、事前に練習すること。また、単語の簡単な書き取りのテストの用意を行う。 60分
第 9 回
授業の計画・内容 中国語の基本の文型 人称代名詞・動詞述語文、特に「是」の用法について・副詞「也」と「都」の組み合わせ表現
準備学習
(予習・復習等)
発音篇のe学習でやり残しや問題点がないか確認する。 60分
第 10 回
授業の計画・内容 中国語の基本の文型 形容詞述語文・反復疑問文・省略疑問文・「的」の使い方
準備学習
(予習・復習等)
動詞述語文と形容詞述語文のe学習4項目について(ピンイン・簡体字・リピート・通訳)を行う。 60分
第 11 回
授業の計画・内容 中国語の基本の文型 名詞述語文 物の数え方・語気助詞 選択疑問文
準備学習
(予習・復習等)
次回暗誦する1から10までの数字を復習し、ピンインでも書けるようにする。 60分
第 12 回
授業の計画・内容 基本文型の応用 時を表す言葉や修飾語を加えて語順を確認しながらの練習。 
準備学習
(予習・復習等)
数字に関連した表現の練習をe学習4項目(ピンイン・簡体字・リピート・通訳)で行う。 60分
第 13 回
授業の計画・内容 中国語の態① 「了」に関しての練習と連動文。
準備学習
(予習・復習等)
連動文と「了」の指定された例文を暗誦する。 60分
第 14 回
授業の計画・内容 中国語の態② 過去の経験を表す表現と「了」の練習。
準備学習
(予習・復習等)
動詞述語文の復習をe学習4項目(ピンイン・簡体字・リピート・通訳)で行う。 90分
第 15 回
授業の計画・内容 時に関する表現全般の復習と到達度の確認・前期まとめ
準備学習
(予習・復習等)
ここまで行ったe学習で不十分だった項目をやり残しなく行う。 90分
 履修上の留意点等 この授業は、発音や実践練習を主とするので、欠席数が4分の1を超えた学生は単位を取るのが難しい。
 成績評価の方法
60 % 試験
レポート
20 % 小テスト
20 % 平常点




小テストの部分には暗誦とe学習を含み、上記の総合評価とする。
遅刻は3回で1回の欠席とみなす。検定試験などの受験者には合否と点数に鑑みて加点をする。

 教科書/テキスト
書籍名 『ポイント学習 中国語初級[改訂版]』CD付
著者名 大石智良・凌志偉・曽士才・千野明日香・鈴木靖著 出版年 2015 価格 2,900円
出版社 東方書店 ISBN 978-4-497-21003-6 C3087
備考
 
 
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
授業の進行に合わせて紹介するので、急いで購入する必要はないですが、
辞書を1冊持つと学習の意欲も高まり、楽しみも広がります。関連のリンクで「辞書案内」を参照してください。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 去年と同じ教科書を使用するので、昨年度の学生アンケートが参考になるかと思います。この授業は、スマートフォンやパソコンによるe学習を取り入れています。この件に関しては設定時に時間がかかりましたが、概ね良好な反応を得られました。今年度も引き続き行う予定です。時間内で暗誦を終了するため、事前に暗誦範囲を指定し、学習の進行が順調な学生には補充問題などを行うことで、暗誦のチェック時間の有効活用を行う予定です。
 関連リンク 学習に役立つ情報(駒澤大学総合教育研究部外国語第二部門)を見て下さい。
授業では紹介しきれない様々な情報が載っています。
https://www.komazawa-u.ac.jp/academics/faculty/sougou/language-second/
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 理解度の確認のためにスマートフォンやパソコン上で行うe学習を行う。