駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  291001 / 中国語Ⅱa(選) 291002 / 中国語ⅡAa
 開講年度・期  2020年 前期  開講曜日・時限  木曜日 5時限
 単位数  1
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  三田村 圭子(ミタムラ ケイコ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 基礎中国語を復習し、聴く・話す・書くを反復練習をすることで、より実践的な中国語を習得する。開講からの2ヶ月ほどは教科書に即した作文やグループワークでの会話練習を相互に行う。また、毎時間、簡単な本文の暗誦も行う。
授業は【実習】形式で進行する。それらの基本練習が終了してから各自が目標とするレベルの問題に取り組んでもらうことにする。
 到達目標(ねらい) 1年間の学習終了時には、中国語検定4級程度の基礎力を確実に習得した上で、その他の試験をも受験できる能力を獲得することを目標とする。授業では、4級・3級検定試験問題を使用し実践的な練習を行い、
・日常会話や自分の簡単な考えを表現したり、作文できる。
・異文化に対する理解力と対応力を高め、国際交流と共生に貢献できる。
以上を目標とする。また、これは、総合教育研究部「学士課程教育の方針」の一項目「外国語の確かな運用能力を涵養し、異文化に対する理解力と対応力を高め、国際的な交流と共生に貢献できる力を養成する」に深く関連しています。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 基礎中国語で学習した重要な文法や発音を復習。
準備学習
(予習・復習等)
ピンインと簡体字の復習を行う。 60分
第 2 回
授業の計画・内容 基礎で学習した内容の発音練習と練習問題を行う。
1日の生活について口頭練習する。
準備学習
(予習・復習等)
4文型について復習する。 60分
第 3 回
授業の計画・内容 第1課と第2課 自己紹介①② 自分の専攻について話す。 動詞述語文の総合復習。
準備学習
(予習・復習等)
第1課と第2課のヒアリング練習を行う。 60分
第 4 回
授業の計画・内容 第3課 自己紹介③ 家族について紹介する。所在を表す「在」、所有を表す「有」と名詞述語文について。
準備学習
(予習・復習等)
方位詞の復習を行う。 60分
第 5 回
授業の計画・内容 第4課 友人を誘う表現。連動文と介詞について。
準備学習
(予習・復習等)
待ち合わせの場所や時間を決めて伝える文章を書く。 60分
第 6 回
授業の計画・内容 第1課から第4課までの総合練習と指定の例文の口頭練習。
準備学習
(予習・復習等)
疑問や不明瞭な個所がないか確認する。 90分
第 7 回
授業の計画・内容 第5課 レストランでの表現。選択疑問文、願望を表す助動詞、量詞を組み合わせた表現について。
準備学習
(予習・復習等)
実際のレストランでの会話を想定した文章を作成してみる。 60分
第 8 回
授業の計画・内容 第6課 買い物のときの表現。形容詞述語文と比較表現について。
準備学習
(予習・復習等)
買い物のときに使われる100以上の数について復習する。 60分
第 9 回
授業の計画・内容 基礎項目についての到達度の確認。
準備学習
(予習・復習等)
第6課までのヒアリングと暗誦した例文の復習。 90分
第 10 回
授業の計画・内容 第1課から第3課までの復習。4文型、介詞、助動詞を中心に。 
準備学習
(予習・復習等)
指定の例文を暗誦できるように練習する。 60分
第 11 回
授業の計画・内容 第4課から第6課までの復習。 時制と数字に関する表現のまとめ。
準備学習
(予習・復習等)
指定の例文を暗誦し、ピンインでも書き取れるように練習する。 60分
第 12 回
授業の計画・内容 第7課 道案内に関する表現。時点と時量補語、介詞、方位詞について。
準備学習
(予習・復習等)
目的地までの道順や距離を尋ねる表現を書いてみる。 60分
第 13 回
授業の計画・内容 第7課 自分で書いた文章の口頭練習と口頭での発表。
準備学習
(予習・復習等)
教科書末尾についている補充問題を行う。 60分
第 14 回
授業の計画・内容 全体の復習と指定範囲部分の暗誦、各自に対応した検定やHSKの読解問題を行う。
準備学習
(予習・復習等)
不明瞭な問題を書き出し、確認する。 90分
第 15 回
授業の計画・内容 第1から第7課までの到達度の確認と前期まとめ
準備学習
(予習・復習等)
問題で誤った個所について書き出してみる。 60分
 履修上の留意点等 教科書の内容を初回授業で実際に確認してから履修することが望ましい。欠席が多い学生は今までの状況を鑑みると単位取得が難しいようである。また、この授業は習得の度合いの違う学生が集まるクラスでもあるので、前半は全体の到達レベルを調整しながら基礎の復習から次第に中級の内容に移行するように進行する。基礎の中国語と違い難度が上がるので、辞書を持参するのが望ましいが、授業開始時に詳しく説明するので、それから購入してほしい。
 成績評価の方法
60 % 試験
レポート
20 % 小テスト
20 % 平常点




本文の暗誦は平常点とし、総合評価の際に加点する。また、HSKや中国語検定合格者には点数と級に鑑みて、加点する。
 教科書/テキスト
書籍名 『読む聞く話す書く 中国語でコミュニケーション』
著者名 沈国威 監修 出版年 2020 価格 2,500円
出版社 朝日出版社 ISBN 978-4-255-45337-8 C1087
備考
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
各検定試験の過去問題集など。授業の進行に伴って見本の何冊かを持参し紹介する。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 今年度から新しい教科書を採用しました。昨年まで使用していた教科書は、主に文法を主としたもので実践的ではないと感じた学生がいたことと、最新の中国の事情を反映した内容が望ましいと考えたからです。中級の中国語をどのように実際に運用するのか不明瞭であった点について改善できるのではないかと思っています。
 関連リンク 留学や学習教材など授業ではなかなか詳しく紹介できないような情報が掲載されていますので参考にして下さい。
https://www.komazawa-u.ac.jp/academics/faculty/sougou/language-second/
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 学生の主体的な学びを実践するために、学生自身が作成した中国語会話をグループワークで口頭練習する。