駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  291051 / 中国語Ⅱb(選) 291052 / 中国語ⅡAb
 開講年度・期  2020年 後期  開講曜日・時限  木曜日 5時限
 単位数  1
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  三田村 圭子(ミタムラ ケイコ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 中級初歩の中国語を復習し、聴く・話す・書くをバランス良く反復練習をすることで、より実践的な運用能力を高める。後半は約半分を教科書の進行にあて、各自が設定した目標に向けての個別に与えられた作文や口頭練習の時間を増やす。作文や口頭練習は毎回行う。また、毎時間、グループワークで実践の会話練習を行ってもらう。
授業は【実習】形式で進行する。
 到達目標(ねらい) 前期の進行をふまえ、後期は中国語検定などに対応するために、より複雑な表現の反復練習と実践的な能力を習得することを目標とする。関連の問題の視聴覚教材などを視聴することで、
・現在の中国の社会や中国文化を中国語で説明できる。
・外部の客観的な能力検定で出題される長文読解を理解できる。
これらを到達目標とする。また、これは、総合教育研究部「学士課程教育の方針」の一項目「外国語の確かな運用能力を涵養し、異文化に対する理解力と対応力を高め、国際的な交流と共生に貢献できる力を養成する」に深く関連しています。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 前期の会話を暗記し直し、簡単な文章を書く練習。
準備学習
(予習・復習等)
第7課分までの主要な会話文の発音練習を行う。 60分
第 2 回
授業の計画・内容 前期本文の発音練習をペアで行い、後半は中国語検定4級の簡単な練習問題をする。
準備学習
(予習・復習等)
授業で行った検定4級練習問題の復習を行う。 60分
第 3 回
授業の計画・内容 第8課 趣味に関する話題の表現。
様態補語と代表的な副詞、二重目的語をとる動詞について。
準備学習
(予習・復習等)
趣味について話す練習を行う。 60分
第 4 回
授業の計画・内容 第8課 趣味に関する文章を読み、前回学習した会話文の口頭練習を行う。
準備学習
(予習・復習等)
趣味に関する会話のヒアリング練習を行う。 60分
第 5 回
授業の計画・内容 第9課 旅行の計画。進行や過去の経験を表す表現を使い、更に新しい介詞も習得する。
準備学習
(予習・復習等)
中国人の留学生から旅行のための情報収集をどのようにするか中国語で書いてみる。 60分
第 6 回
授業の計画・内容 第9課 前回書いた会話文の口頭練習と旅行の計画に関する文章を読む。
準備学習
(予習・復習等)
第9課のヒアリングの練習を行う。 60分
第 7 回
授業の計画・内容 第10課 病院での会話。簡単な構文と可能性を表す助動詞「会」について。
準備学習
(予習・復習等)
第8課から第10課までの文法の復習を行い、第10課のヒアリングの練習を行う。 90分
第 8 回
授業の計画・内容 第8から10課までの到達度の確認と各自が選択した3・4級の中国語検定問題を練習する。
準備学習
(予習・復習等)
教科書末尾の練習問題を行う。 60分
第 9 回
授業の計画・内容 第11課 状況を正確に相手に伝える表現。「把」構文と受け身表現について。
準備学習
(予習・復習等)
トラブルに遭遇したときに、どのように表現するか指定に従って書いてみる。 60分
第 10 回
授業の計画・内容 第11課 「把」構文・受身文・使役文の総合練習。
準備学習
(予習・復習等)
第11課のヒアリング問題を行う。 60分
第 11 回
授業の計画・内容 第12課 ホテルのフロントで使う表現。方向補語・可能補語の基本から応用の形について学習する。
準備学習
(予習・復習等)
登記表を実際に書いてみる。 60分
第 12 回
授業の計画・内容 第12課 より高度な可能補語と使役について。 
準備学習
(予習・復習等)
第12課のヒアリングの練習。 60分
第 13 回
授業の計画・内容 第13課 約束をするときの表現。複文、「有」を用いた連動文について。 
準備学習
(予習・復習等)
チャットでの会話を読み、作成してみる。 60分
第 14 回
授業の計画・内容 第14課 イベントの広告内容を読み取る。応用表現と存現文、特に後期に学習した構文の復習。
準備学習
(予習・復習等)
第13課と第14課の復習を行う。 90分
第 15 回
授業の計画・内容 第11課から第14課までの最終到達度の確認と後期まとめ。
準備学習
(予習・復習等)
配布した各自のプリントの練習問題の復習。 60分
 履修上の留意点等 欠席が多い学生は単位取得が難しい。
また基礎の中国語と違い難度が上がるので、辞書を持参するのが望ましい。
授業開始時に詳しく説明する。
 成績評価の方法
60 % 試験
レポート
20 % 小テスト
20 % 平常点




本文の暗誦は平常点に加算し、総合評価の参考とする。また、HSK・中国語検定の合格者には、そのレベルと点数に応じて加点をする。
 教科書/テキスト
書籍名 『読む聞く話す書く 中国語でコミュニケーション』
著者名 沈国威監修 出版年 2020 価格 2,500円
出版社 朝日出版社 ISBN 978-4-255-45337-8 C1087
備考
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
授業の進行に伴い、プリントの配布や参考教材を実際に閲覧してもらう。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について このクラスからは短期留学や外部の能力試験を受験する学生が履修しているため、そのことを負担に感じる学生がいた。各自が目標とするレベルに達すれば、外部試験の合否に拘ることはないので、そのことを事前によく説明し、進行してゆくようにしたい。
また、今年度から使用する教科書は現在の中国を反映したものなので「教科書本文と併せて中国の様子を少しは紹介して欲しい」という声にも応じられる内容になると考えている。
 関連リンク https://www.komazawa-u.ac.jp/academics/faculty/sougou/language-second/
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 学生の主体的な学びを実践するために、学生自身が作成した中国語会話をグループワークで口頭練習する。