駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  344501 / 文化人類学概論
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  金曜日 6時限
 単位数  4
 付記  ◎予・〔文化人類学〕
 主担当教員氏名(カナ)  杉井 純一(スギイ ジユンイチ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 さまざまな民族が絶えず各地を移動する現代世界では、私たちは「異質な他者」との出会いを日常的に経験します。こうした多民族社会に生きる私たちは以前にもましてコミュニケーションの困難に直面します。お互いが先入観や偏見にとらわれず、十分な意思疎通を図るためには、相互の民族的、文化的背景への理解が必要となります。文化人類学は民族や文化の多様性を比較することで、それぞれの文化的相違についての認識を深める学問です。具体的には、人々の生活様式や儀礼、習慣などを通して、「人間を取り巻く世界、宇宙の成り立ちや社会のしくみ」についての多様な観念体系を理解していきます。
 到達目標(ねらい) この講義では、前期に文化人類学の基礎、後期に「民族とコスモロジー」の諸相を学びます。まず、異文化を理解することの面白さと難しさを味わいながら、「異質なものとの共存」「他者との共生」の可能性について各自が考え、これからの国際社会、多文化社会で生きていくための基盤を形成することがこの講義の目標です。本科目の内容は「総合教育研究部の学士課程教育の方針」に基づくものです。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 文化人類学とは何か(1)
準備学習
(予習・復習等)
祖父江孝男 文化人類学入門 第1章 60分
第 2 回
授業の計画・内容 文化人類学とは何か(2)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第1章 60分
第 3 回
授業の計画・内容 文化人類学のあゆみ(1)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第3章 60分
第 4 回
授業の計画・内容 文化人類学のあゆみ(2)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第3章 60分
第 5 回
授業の計画・内容 文化人類学のあゆみ(3)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第3章 60分
第 6 回
授業の計画・内容 文化とコミュニケーション(1)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第2章 60分
第 7 回
授業の計画・内容 文化とコミュニケーション(2)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第2章 60分
第 8 回
授業の計画・内容 環境と人間(1)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第4章 60分
第 9 回
授業の計画・内容 環境と人間(2)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第4章 60分
第 10 回
授業の計画・内容 環境と人間(3)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第4章 60分
第 11 回
授業の計画・内容 ジェンダーとセクシュアリティ(1)
準備学習
(予習・復習等)
合田 濤 編 現代社会人類学 第3章 60分
第 12 回
授業の計画・内容 ジェンダーとセクシュアリティ(2)
準備学習
(予習・復習等)
現代社会人類学 第3章 60分
第 13 回
授業の計画・内容 ジェンダーとセクシュアリティ(3)
準備学習
(予習・復習等)
現代社会人類学 第3章 60分
第 14 回
授業の計画・内容 婚姻の形態(1)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第6章  60分
第 15 回
授業の計画・内容 婚姻の形態(2)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第6章 60分
第 16 回
授業の計画・内容 家族の多様性(1)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第6章 60分
第 17 回
授業の計画・内容 家族の多様性(2)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第6章 60分
第 18 回
授業の計画・内容 親族と社会
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第6章 60分
第 19 回
授業の計画・内容 呪術と宗教
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第7章 60分
第 20 回
授業の計画・内容 アニミズム
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第7章 60分
第 21 回
授業の計画・内容 シャーマニズム(1)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第7章 60分
第 22 回
授業の計画・内容 シャーマニズム(2)
準備学習
(予習・復習等)
文化人類学入門 第7章 60分
第 23 回
授業の計画・内容 儀礼の構造
準備学習
(予習・復習等)
石川栄吉編 現代文化人類学 第4章 60分
第 24 回
授業の計画・内容 神話
準備学習
(予習・復習等)
現代文化人類学 第4章 60分
第 25 回
授業の計画・内容 コスモロジー
準備学習
(予習・復習等)
現代文化人類学 第4章 60分
第 26 回
授業の計画・内容 民族とエスニシティ(1)
準備学習
(予習・復習等)
米山俊直編 現代人類学を学ぶ人のために 7章 60分
第 27 回
授業の計画・内容 民族とエスニシティ(2)
準備学習
(予習・復習等)
現代人類学を学ぶ人のために 7章 60分
第 28 回
授業の計画・内容 民族紛争
準備学習
(予習・復習等)
現代人類学を学ぶ人のために 7章 60分
第 29 回
授業の計画・内容 開発と文化
準備学習
(予習・復習等)
現代人類学を学ぶ人のために 6章 60分
第 30 回
授業の計画・内容 観光と文化
準備学習
(予習・復習等)
現代人類学を学ぶ人のために 60分
 履修上の留意点等 授業に関連する視聴覚資料について、感想を書くことがあります。
 成績評価の方法
50 % 試験
30 % レポート
10 % 小テスト
10 % 平常点




成績は、9月下旬提出の課題レポート、1月下旬実施の筆記試験、授業時の小テスト(10回)、リアクションペーパーの平常点で総合的に評価されます。課題レポートが30%、筆記試験が50%、小テスト10%、リアクションペーパー10%、合計100%という配分になっています。小テスト、リアクションペーパーは、授業時に視聴した映像資料の内容について確認し、学生と教員との間で質疑応答するためのものです。具体的には、文化人類学の基礎的な知識、概念について正確に習得していること、文化人類学の見方、考え方を理解していること、自分の身近な問題について文化人類学の視点から把握することができることなどが評価のポイントになります。
 教科書/テキスト
テキストは特に指定しません。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
祖父江孝夫『文化人類学入門』(中公新書)
合田濤編『現代社会人類学』(弘文堂)
石川栄吉編『現代文化人類学』(弘文堂)
米山俊直編『現代人類学を学ぶ人のために』(世界思想社)
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 板書の見やすさ、わかりやすさに十分注意して講義を進めていきたいと思います。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目