駒澤大学 シラバス照会
履修コード/科目名称 | 345151 / 社会科学論B | ||
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開講年度・期 | 2020年 後期 | 開講曜日・時限 | 水曜日 6時限 |
単位数 | 2 | ||
付記 | ◎予・〔社会認識の思想〕 | ||
主担当教員氏名(カナ) | 枝松 正行(エダマツ マサユキ) | ||
副担当教員氏名(カナ) |
授業概要 | 「社会科学論B」では、経済学の「資本一般の理論」を基礎として、そのうえに「諸資本の競争・信用制度・株式資本・国家・外国貿易・世界市場」という「資本の特殊理論」と理解社会学の複眼思考の方法を学ぶことにより、「資本主義的蓄積の一般的法則」とその後の発展段階論や現代資本主義分析の方法を学びます。これは考察対象を「必然性の王国」に限定した「狭義の社会科学論」です。この方法を世界と日本の現代資本主義の矛盾の解明に実際に適用することにより、現代社会の危機の必然性を解明するだけにとどまる「狭義の社会科学論」から、科学的で自由な未来社会への移行についても考察する「広義の社会科学論」への転換が現代人にとっては喫緊の課題であることをよりいっそう深く学びます。 授業は講義形式を基本とし、前期と同じく学生諸君との質疑応答の対話プロセスを重視しますが、学生諸君の理解度を確実にするために、後期はキーワード集と練習問題も利用し、さらに現代の世界と日本の現実を知る統計資料やグラフ・チャートなども積極的に活用します。 |
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到達目標(ねらい) | 授業では、人類史のなかでも資本主義社会に対象を絞った「狭義の経済学」を基礎とする「狭義の社会科学論」について学びます。必然性の科学としての経済学と合理性の科学としての理解社会学という二つの視角の複眼思考の方法を学ぶことにより「必然性の領域」とその裏返しである「合理性」に支配される現代資本主義分析の方法を具体的に現実世界の分析に適用し、2020年現代世界の人類史的な位置と課題に対して、世界をリードしうる日本人として、学生諸君が主体的に自覚し覚醒することをめざします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業スケジュール |
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履修上の留意点等 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績評価の方法 |
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教科書/テキスト |
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参考書![]() |
飯盛信男著『サービス経済の拡大と未来社会』桜井書店、2018年 長島誠一著『社会科学入門』桜井書店、2010年 芝田進午著『実践的唯物論への道』青木書店、2001年 松原昭著『現代社会の生活と労働』御茶の水書房、1990年 大熊信行著『生命再生産の理論 上下』東洋経済新報社、1974,75年 大塚久雄著『社会科学の方法』岩波書店、1966年 松原昭著『労働の経済学』早稲田大学出版部、1965年 芝田進午著『人間性と人格の理論』青木書店、1961年 |
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学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について | 前年度「学生によるアンケート」では、学生・教員の熱意、教材・資料の使い方、話し方、質問・意見対応などいずれも高評価であった。今年度は、指定教科書もより効果的に活用しながら現実社会そのものの最新動向を科学的に分析できる方法態度の育成のために、これまでどおりカードを利用した学生諸君との活発な意見交換も交えつつ、より適切に指導していきたいと思っている | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
関連リンク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
実務経験がある教員による授業科目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アクティブラーニング型の授業科目 | 毎回の学生諸君からのリアクションペーパーに回答する形で間接的ながらディスカッションや質疑応答を含む双方向の対話型授業を基本としている。 |