教授 中 濟 光 昭(なかすみ みつあき)  

《担当科目》  

経済学部 
      情報経済ネットワーク論
      経営情報システム論
      演習I II III
      ITプロフェッショナルクラスI  
      就業力基礎(事業終了) 

大学院商学研究科 
      情報システム論特講[演習]
      情報システム論特講[講義]
      人工知能ビジネス論特講[講義]
      インターンシップ


教員の履歴と教育の特徴

駒澤大学に就任する前、日本アイビーエムで金融機関担当SEとしてシステム開発に従事しました。 SE時代、エンタープライズシステムと大規模ビジネスソフトウェアの実装を経験しました。 私は、こうした経験から実際のITの問題とその解決策に興味があります。私の研究対象は、エンタープライズシステムとビジネスプロセスです。 これらの経験を学生に教授するため、私はエンタープライズリソースプランニング(ERP)のような実践的なシステムを、ITプロフェッショナルクラスという科目において教えてきました。

多くの大規模および中規模の企業は、複雑なエンタープライズシステム(ES)を展開していますが、統合や標準化に関連する問題を持っています。
エンタープライズリソースプランニング(ERP)システムは、従来のESに関連する問題の多くに対処しようと努めており、企業システムの分野で急速に優位に立っています。ERPは現在、中堅企業や比較的小規模な企業にも大きく浸透しています。ERPシステムは大規模で複雑で高価であるので、最適な効果を得るために実装、管理、使用することが重要です。
ERPは、Enterprise Resource Planningの略です。ERPとは、企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化をはかるための手法・概念であり、これを実現するITシステムやソフトウェアのことです。これを実現するための統合型業務ソフトウェアのパッケージ製品のことを「ERPパッケージ」と呼びます。
技術の複雑さの増大、不十分に統合されたエンタープライズシステム(ES)、レガシーシステム、急増するITコストをより適切に管理する必要性、企業の負担の増大などの問題に対応するエンタープライズリソースプランニング(ERP)システムの出現を検証することは重要です。その際、ERPシステムのアーキテクチャ、その実装に関連する問題、組織への影響、および潜在的なメリットとコストに十分な検討が必要です。
中心的な課題は、機能領域全体のビジネスプロセスの統合に関して、ERPの強力な機能に焦点を当てて、ビジネスプロセスとERPとの相互作用を調べることです。SAP Learning Hub、海外の教育機関やSAPパートナーの教員の様々なサポートを得て、ビジネス上の問題の評価とそれらに対処するための戦略の策定に焦点を当てたケーススタディを行います。

ERPに蓄積されたデータを活用したビッグデータ分析やAIの活用も重要な課題です。演習I・II・IIIという科目において、Pythonによるプログラミングを通じて、こうした分析手法を習得します。

大学院では、ITコンサルタント養成コースを開講しています。このコースでは、海外の教育機関やSAPパートナーの教員が、SAP ERPに関する知識を体得させることにより、SAPスキルを備えた次世代の人材を育成します。
このコースの学生は、SAP Learning HubからSAPソフトウェアと学習コンテンツにアクセスし、SAP資格認定のための準備をします。 コースの卒業生は、SAPパートナー企業などへ就職します。最高品質のプログラムを通じて得られた知識とスキルは、卒業生に雇用市場での競争上の優位性をもたらします。外国人の卒業生は、富士通など日本の大手ITベンダーなどに就職しています。


教員プロフィール・業績等




研究室の場所
駒沢キャンパス 第二研究館4F 2437号室 (内線 9352)
E-mail:nakasumi@komazawa-u.ac.jp 注:@は全角なので半角に置き換えてください