課題研究コースでは,東京近郊(1万分の1地形図が販売されている地域とする)の地域で,3km×3km程度の地区を対象として,過去の地形図,市街図や空中写真などから時系列的な各種主題図の作成と計測を行い,現地調査と文献資料等で補足しながら,それらの解説文を作成する。研究のステップは,おおむね以下の通りである。

1 対象地区の決定と現地踏査

2 注目する景観構成要素の指摘

3 当該地区の図像資料の所在確認と入手

4 図像資料からの主題図の作成

5 現地調査と文献資料による主題図解説の作成

6 東京大都市圏の発達との関連を考察する。又は景観分析の事例として事後評価する。

注意:

4月の第1回の演習日までに研究対象地区を決定し,調査地域をカバーする国土地理院の地形図を直ちに購入しておくこと。できればあらためて現地を踏査して,概況を把握しておいてほしい。

卒論作成の進行状況について報告・相談する場合には,必ずB5またはB4版の報告メモ(レポート)を作成してくること。レポートに書くことで頭の中が整理できる。また小さな積み重ねで,あとあと楽になる。

 

自由研究コースでは,研究対象地域とテーマの設定は自由だが、これまでの学習で調査の基礎的な方法を身につけることができたと自覚している諸君にのみお勧めする。研究計画は,おおむね次のようなステップに従う。5月の段階では3まで,10月の段階では5までを目途に進める。

1 研究対象地域を決定し,その概況を把握して研究テーマの方向付けを行う。

2 文献調査で研究の目的・方法を限定する。

3 仮説(あるいは暫定的な解釈)を設定する。

4 現地調査などにより,仮説の検証に必要な資料を収集する。

5 収集した情報を整理し,章立てによって論文の構成を組み立てる。

6 論文構成を修正しつつ,執筆を進める。

注意:

4月の第1回の演習日までに研究対象地区を決定し,調査地域をカバーする国土地理院の地形図を直ちに購入しておくこと。できればあらためて現地を踏査して,概況を把握しておいてほしい。

卒論作成の進行状況について報告・相談する場合には,必ずB5またはB4版の報告メモ(レポート)を作成してくること。レポートに書くことで頭の中が整理できる。また小さな積み重ねで,あとあと楽になる。

自由研究コースでは,研究計画の立案と進行は各自の責任となる。緊密なコンタクトをとって個人指導を受けることが必要である。電子メールを通じた指導も可能であるので,積極的に利用してほしい。

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