ゼミ合宿でのワークショップ報告

経済学科の朴慶姫さん、商学科の鈴木萌華さんによるワークショップ報告です。

今回私たちは、ゼミ合宿のワークショップとして、パーソナルファイナンス教育インストラクターの黒田尚子先生にお越しいただいて、「ライフプランとお金」(お金を稼ぐ・貯める・増やす・借りる)を題名にとても楽しく興味深いお話を聞かせていただきました。
まず、初めにライフプランの定義を黒田先生は「具体的な生涯設計」と説明していました。また、「ライフプランを立てることで、自分なりの人生設計が具体化でき、準備方法がより明確になる」というお話も重要ポイントでした。給料からの天引きや、口座振替にすることで効率よく貯められるというキーポイントも伝授していただきました。
また、講義の後半では実際に私たちがファイナンシャル・プランナーとして、キャッシュフロー表を用いて、どのように顧客の希望に沿いながら赤字をなくしていくかを相談し、発表し合いました。そして、最後には、これからの時代を生きていく私たちに必要なこととして、金融に関する知識や、その知識を活かし実践することに加え、外部リソースの活用や、サポートなどといった「金融ケイパビリティ」を持ち合わせることでより良いライフプランを立て、お金を稼いで、増やすことが可能になるとおっしゃっていました。

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ワークショップ後半では厚生労働省雇用環境・均等局 勤労者生活課の方々に「勤労者財産形成貯蓄制度(財形)」についてお話し頂きました。
お話を伺うまでは、どのような方法で貯蓄をするのか分かりませんでしたが、会社退職後の老後資金を貯蓄する為にどのような種類の貯蓄制度があるかを具体的に説明して頂き貯蓄の大切さを改めて学ぶことができました。特に財形貯蓄制度は、会社が社員に代わって賃金から天引き預金する方法により貯蓄が行われるため非常に貯蓄しやすい制度です。この制度を活用し条件を満たすことで、老後資金の貯蓄になるだけでなく、住宅を建設・購入又は改良するために必要な資金を融資によって調達できるというメリットがあります。

今回の講義を通して、普段知っているようで、深く知らない金融や、投資、ファイナンシャル・プランナーの仕事についても知る良い機会になりました。この先ライフプランを立てずに、そのまま過ごしていたら大変なことになっていたかも、という印象を受けました。この先、就職して、結婚して、子供が生まれて、色々な出来事が起きるであろう未来をきちんと想像して、「備えていくこと」は、大学生の私でも全然早すぎることなんてないなと感じました。

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