駒沢小学校サマースクールのワークショップ

すでにお伝えしました通り、2018年8月30日に世田谷区立駒沢小学校サマースクールにおいて経営学部学生がワークショップを企画運営しました。

今回は当日の様子をお伝えします。

サマースクール開始前の12時30分に駒沢小学校ランチルームで開会式が経営学部公認学生団体KOSMOSの上田純奈さん(経営学科3年・栃木県立栃木女子高校)の司会進行で行われました。駒沢小学校校長の寺崎晶子先生、駒澤大学経営学部長の長國強先生からのご挨拶ののちに、上田さんから当日の諸注意が説明されました。

 

このあと13時より各ワークショップがスタートしました。

【ミッション!】さらわれた姫を助け出せ!<青木ゼミ>

マンマミーア! 何者かに姫がさらわれた!? 姫を助け出すにはお金が必要だ。そのためにお店をやりくりし、お金を稼がないといけない。1番お金を持ってきた人が、姫を助けることが出来る。姫を助け出すのは誰だ!?

●今回で2回目の参加ですが、やっぱり小学生の反応を見るのは新鮮で、楽しんでくれる姿が見れた時は昨年と変わらず嬉しかったです。来年もより良い授業を行えるよう頑張ります。(3年 増田)

●自分たちが1から考えた企画を、小学生が楽しそうに積極的に取り組んでいる姿を見てやりがいを感じました。このプロジェクトに関わることができて良かったと改めて思いました。(3年 野崎)

ミニオンになって!バナナとり大作戦!<渡辺ゼミ>

心理テストをしてもらい、チームに分かれます。その分けたチームを1つの会社と見立ててその会社でクイズに挑戦します。クイズに正解するとほかの会社が持っているバナナをゲットすることができます。最後にバナナを一番多く持っていた会社が勝ちです。

●今回の講座で、児童と関わって改めて経営について学べたり教えることの大変さを感じました。児童が積極的に意見を出せるようにグループにしたり一緒に考えたり児童が主体となって考えてもらうことができたと思います。自分たちも児童の皆さんと関わることができて貴重な経験ができました。私たちが教えるということよりも児童の皆さんから想像以上に教わることがたくさんあり、良い機会でした。どのような内容に興味があるのかわからず、協力して企画を考えるのが1番大変でした。簡単なゲームでしたが少しでも経営学を理解してもらえたのならよかったです。

お客の心をつかめ! POP広告作り! <中野ゼミ>

「もしもし? こちらコマザワ会社のお菓子開発部です!お菓子開発部のみなさんに依頼です!お店でお菓子が売れるようなポップ広告を作ってください!開発部のみなさんのステキなポップ広告楽しみにしています!」

●参加した率直な感想として、小学生の知識量の豊富さや物事における興味・関心の高さに 驚きました。私たちのグループは小学生主体の個人作業がメインでしたが、飽きることな く楽しんでくれました。子供たちだけでなく、私たちも充実した時間を過ごすことができ ました。子供たちの夏の思い出作りのお手伝いができて嬉しいです。(MR6181/山崎涼太)

●今回はお菓子のPOP広告を小学生に作ってもらいました。出来上がった作品は想像をはる かに超える完成度まったので、すごく感心しました。その場でデザインと決め手となるワ ードを考えて描くやり方だったので、改めて、小学生の発想はとてもユニークで素晴らし いものだと感じました。小学生と関われることが滅多にないので、伝え方などを学ぶいい 機会になりました。(MR6152/島崎洋輔)

コンビニ社長になろう<鹿嶋ゼミ2年>

3つの地図を用いて、コンビニ社長になり、出店場所を様々なシチュエーションを考えながらみんなで、答え合わせとその理由を話し合いました。 1. コンビニの出店する際の前提条件の説明 2. グループに分かれ、各地図の出店場所の確認 3. 各地図の特徴と立地説明 児童の皆さんとの意見交換 以上の内容をみんなで確認し合いながら進めました。

●思ったよりも児童の皆さんが鋭く、様々な課題が出てきました。来年は、より良い内容と児童の取り組み意欲を高める発表をしたいと思います。 集中力が続いてなかった児童がいたので、興味を引くための工夫をもっと考えないといけないと思いました。児童が積極的に参加してくれた分、自分たちも頑張ろうという気になれました。(河本慎太郎)

ロボットと一緒に未来で働こう<鹿嶋ゼミ3年>

ロボットと一緒に未来で働こうということから、まずはパワーポイントでの簡単な紹介を踏まえてから、小学生にはリハビリ病院で働くロボットをロボットの特性を踏まえて、グループワークで考えてもらい、最後に黒板に考えたロボットを書いて、業務のどの段階をロボットに変えて、なぜそこを変えたのかとその理由発表してもらうという企画でした。ロボットと人間の能力の差をうまくグループワークで伝えることが課題であった。

●今年で2回目のサマースクール。昨年に引き続き、小学生の知識の豊富さや、ストレートな反応に沢山の刺激をもらいました。どのゼミの発表も、小学生全員が積極的に参加してくれて、何より楽しんでくれてる姿がとても印象的で、「やってよかった」と誰もが感じたと思います。私は今年で参加するのは最後となりますが、来年も参加する人たちは今回の経験をバネにより良いものを作り上げてほしいです。 飯島里帆

●サマースクールへの参加は昨年から2度目となりましたが、失敗などもあり、毎年いい経験をさせてもらっています。今回は、応募に時点で小学生の参加が自分たちの予想よりも多く、そのことがまた期待されているということだと思いよりプレッシャーを感じました。自分たちのゼミだけではなく普段はみられないほかのゼミの発表などから自分たちも学ぶこと、刺激をうけることも多く毎年持ち帰るものが多いサマースクールであったと思います。 小林雄太

楽しく学べる!!エコワークショップ<小野瀬ゼミ>

世田谷にある町工場の友成工芸様よりアクリル廃材をご提供頂き、橘光学様にそのアクリル板を加工して頂き、写真立てを作成致しました。エコをテーマにしたワークショップで、これを機に小学生のみなさんに環境問題についてやゴミを減らすことの難しさを理解して頂ければと思い、実施致しました。

●3年生は写真立ての設計や当日の流れを決めるなどの前準備がとても大変でした。当日は2年生が主体になって進行してくれたのですが、みんな一生懸命盛り上げてくれたので、おかげで児童のみなさんも楽しそうに参加してくれていて、成功を収めることが出来たと思います。 (3年 牧口)

●駒沢小学校サマースクールを通して、自分の中では満足のいく結果となりました。私は昨年もこのイベントに参加しました。昨年の反省を踏まえて4月からの準備、企画、運営に携わり、改善できた点もあったので、私個人としてもゼミ全体としても有意義な時間となりました。しかし予想に反して、やはり課題も見えたので、改善出来るよう努力していきたいです。 (3年 山本)

税金とは何か?どんな役割をしているか?<税金のお話チーム>

クイズなどを利用して、児童の方に税金とはどういったものなのかを考えていただいたり、1億円分の重さを体験していただく参加型の企画です。

●当日は不安でいっぱいでした。人前で発表するといった経験が乏しい私に、難しいテーマである「税金」を小学生にわかりやすく伝えることができるのか?楽しんでもらえるのか?と、不安と緊張に押しつぶされそうになっていました。しかし、自分が予想していた以上に小学生は意欲的で、クイズなども頑張って自分なりに答えを出してくれました。一億円の重さを体験するコーナーは特に反応がよく、私の方が驚かされました。小学生が笑顔で楽しんでくれていたために、次第に不安と緊張は解け、楽しく発表を行うことができました。とても貴重な体験となったと思っています。ご協力いただいたすべての方、特に、税務署の方々に深く感謝いたします。(宮口 舜)

以上7つの企画ののちに、ランチルームで閉会式が行われました。閉会式では学校運営委員の福田麻里様より企画の総括をいただきました。

閉会式後の学習会では、ゼミをシャッフルして、今回の企画を通して、児童の皆さんの反応の情報交換が行われるとともに交流を深めました。

 

今回の駒沢小学校サマースクールの経営学部ワークショップをとりまとめたのは、上田純奈さん、中村恒陽さん(市場戦略学科3年・千葉県立柏高等学校)、小池佳奈子さん(市場戦略学科3年・第一学院高等学校高萩校)の3名のKOSMOSの学生です。

企画後、上田さんは「今回、サマースクールを開催する中でご協力してくださった皆さま、数か月の間ご協力ありがとうございました。皆さまから支えていただいたおかげで、今年も無事にサマースクールを終えることができました。本当にありがとうございました。」と感謝の言葉を述べました。

(H.O.)