禅と経営 ~エレガンス棚澤代表が講義 ~

スティーブ・ジョブズ以来、禅と経営の関係に注目が集まりました。しかし、それよりもずっと以前から禅に基づいた経営は行われていました。

2019年10月28日の「ベンチャー企業論B」では、株式会社エレガンス代表取締役会長の棚澤青路様をお招きしてお話しいただきました。

棚澤様は学生企業家・女性企業家のさきがけともいえる方で、学生時代に衣料品の店舗を預かることから事業が始まります。

そんなある日、重病を患い余命三か月を宣告されます。治療のなかで、イオン水にであったことで風邪もひかないほど健康になりました。この過程で、体によい化粧品を提供する株式会社エレガンスを立ち上げます。創業以来右肩上がりの事業を成長させていきます。

ある日、経営者団体の勉強会で、赤根祥道先生(駒澤大学出身・酒井得元先生に師事)の禅の教えに触れます。「小さなことにこだわらない」とする禅の教えに感激し、当時、棚澤氏はじめ勉強会に参加していた上場企業部課長クラスのメンバーで赤根塾を立ち上げました。その後、参加した人が皆社長クラスに昇進していきました。

重要な決定の際だけではなく、日常においても禅の思想によって行うようになりました。
学生からの感想には「経営だけではなく生きていく中でも禅の考えが役に立つのだと気づきました」「人生の岐路に先人の言葉が意味を持つと感じた」といった感想がありました。

どうもありがとうございました。

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今回ご協力くださいました株式会社エレガンスのウェブサイト
「株式会社エレガンス」(http://www.elegance.co.jp/index.html)

(H.O.)