不安定の中にこそ真の安定がある ~カウテレビジョン 高橋代表が講義~

感染症拡大は私たちの生活にも大きな影響を与えました。私たちはどのように生きればよいのでしょうか?

2020年10月7日のベンチャー企業論Bは、福岡のインターネットTV局「カウテレビジョン」を運営する株式会社カウテレビジョン代表取締役社長 高橋 康徳 氏をお招きしてのオンライン授業です。(後期の大人数講義は感染症拡大防止のためオンラインです)

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カウテレビジョンは福岡を中心として多くの経営者の動画を制作しています。YouTubeの開設される以前より映像事業をはじめ福岡の企業を取材し続けてきました。代表を務める高橋氏は、学生時代にシドニーへの留学、テレビ局への就職等の決断を行い、これらを様々な方法で達成していきます。

高橋氏はテレビ局に就職し記者として活躍していきます。そんな中で起きたのが2001年の同時多発テロ事件でした。この事件で最愛のパートナーを亡くした方に取材します。当然のことが簡単に当然ではなくなることを実感した高橋氏は「何のために生きるのか?」を考えます。そして起業の決断をします。その後、カウテレビジョンはインターネットテレビ局として発展していきます。

そんな中で起きたのが、今年の感染症拡大です。これを受けて、カウテレビジョンは新規受注がストップ、売上が60%ダウンします。

急激な環境変化に対し高橋氏は会社組織を改革。Zoomで顧客に徹底的に聞き込み、ここから13商品をリリースします。その結果、2020年9月コロナ後初の月間目標を達成し、過去最高益達成見通しとなりました。

事業がどれだけ発展しても、とりまく状況は変わるものです。だからこそ、いつでも、決断し行動していくことが大事なのでしょう。

高橋氏は激動期には「試行錯誤の連続 不安点の中にこそ真の安定がある」と語り講義を締めました。

20歳の時には予想もできなかったような人生を進む高橋氏の姿は、感染症に追われる現代をどう決断して生きていくかのヒントが詰め込まれていました。

学生からは「小さな決断が人生を左右するという言葉にうたれました。人生が変わるきっかけというとはどちらかと言うと大きな決断というのが関わってくると感じていたが、小さな決断一つ一つが自分の未来に関わっているのだとわかった。」という感想がありました。


今回ご協力くださいました高橋様の株式会社カウテレビジョンのサイトはこちら
「社長の生き様に学べ!インターネットTV局カウテレビジョン」 http://www.cowtv.jp/

(H.O.)