スタートアップの資金調達 ~PR Table大堀氏が講義~

2022年6月14日のベンチャー企業論Aは、株式会社PR Table 取締役 大堀 航 氏をお招きしての講義でした。

同社は、2020年のシリーズCラウンドで約4.5億円の資金調達を行いました。このようなスタートアップに見られる資金調達の実際をお伺いするのが今回の主旨です。

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同社の手がけるtalentbookは従業員のストーリーを発信するサービスです。企業のPRとして従業員が表にくるのは現在では当たり前のようにみられます。しかし、少し前まで会社の顔といえば社長が当然でした。この常識を変えたのがPR Tableでした。

2017年の最初のゲスト講義の直後に増資、その後何度も時から、会社の中も外もかわりました。その一つの大きな変化が資金調達でした。220614v_2.JPG

スタートアップはJカーブで示される通り、成長軌道を描くまで利益が伸びにくいことがいわれます。そのため、着実な成長を遂げる会社と異なり、資金調達が問題となります。

2017年、2018年、2020年と、VCから調達していった同社は、現在ミドルステージに位置付けられ成長軌道を描こうとしています。大堀氏はこのプロセスを丁寧に解説されました。

この後の休養期間に創業から現在までを振り返った大堀氏は、なぜ創業したのかを振り返り、結果として復帰します。この振り返りが「つよく、やさしく、かっこよく」の同社のValueにつながったといいます。

質疑応答では、「経営者として大事にしていることは何ですか?」「市場をどのように見て起業しましたか?」など数々の質問があがりました。同社の長居 佑哉 氏、久保 圭太 氏も参加され、充実した質疑応答の時間となりました。

成長軌道を描きはじめた会社のリアルな状況を知ることができました。どうもありがとうございました。


今回ご協力いただいた大堀氏のPR Tableはこちらです。
株式会社PR Table https://prtable.com/

(H.O.)