陸上競技部

DATE:2022.05.05陸上競技部

陸上競技部 新入生特集2022 Vol.9【佐藤圭汰】

本年度の駒大陸上部には1年生11人が入部した。駒大に進学を決めた理由や座右の銘、今後の目標などを聞いた。

(聞き手:宮澤希々・横田瑞歩)

例年以上の大ボリュームでお届けする『陸上部新入生特集』。第9回目は佐藤圭汰選手をご紹介します。(本取材は3月中旬に行われました)

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佐藤 圭汰(さとう けいた)
所属学部・学科 経済学部・経済学科
生年月日 2004年1月22日
出身高校 洛南高校(京都)
5000m自己ベスト 13:31.19
座右の銘 上には上がいる

――駒大へ進学することを決めたきっかけとその理由
「大学を決める上で大学駅伝に出場したいという思いもあったが、それ以上にオリンピックや世界陸上に出場したいという思いが強くあった。特にトラック種目に力を入れたいと思っている。それを考えた時、駒大であれば世界を目指す上で一番良いと思った。大八木監督からは『世界を目指せる選手を育てたい』と言っていただき、自分と考えが一致した。監督とだったら世界を目指せると思ったため、駒大に進学した」

――同級生、チームの印象
「まだわからないことが多いが、この4年間で共に頑張っていく仲間であるため切磋琢磨していきたい」

――目標にしている選手とその理由
「ヤコブ・インゲブリクトセン選手(ノルウェー)。世界の陸上界ではアフリカ選手や黒人選手が活躍している。その中でもヤコブ選手は自分が目指している姿。高校時代から世界と戦うヤコブ選手と身長や体格が似ているため目標にしている」

――ライバルだと思う選手とその理由
「コスマス・ムワンギ選手(中国電力)。高校生の時からコスマス選手に勝ちたい気持ちがあるのだが、まだ一度も勝てずに大学に進学した。いずれは戦う機会があると思うため高校生で勝てなかった分、大学生では勝ちたい」

――同じ新入生の中で、高校時代から知っていた選手は
「山下結選手(経1)は近畿地方で同じだったので知っていた。また、山川拓馬選手(営1)はインターハイの決勝で会っていたので知っていた」

――同じ新入生の中で、意識している選手は誰か
「持ちタイムで見ると自分がまだ上だが、負けてられないと思っている」

――大八木監督やコーチの印象は
「大八木監督は少し怖いイメージだったが、練習後に一言助言をいただいて、信頼できるコーチと監督だと思った」

――寮生活はどうか
「楽しみではあったが、少し不安な気持ちもあった。今は、挨拶の部分ではできていない部分はあるが、慣れていけばしっかりできると思う。同級生と注意し合い、慣れていきたい」

――同部屋の先輩とその印象
「金子伊吹さん(歴3)。最初は大変緊張したが、優しい方で『自由にくつろいでいいよ』と言ってくださった。居心地がいい」

――好きな選手は唐澤拓海選手(市3)とお聞きしたが、もう話したか
「好きだというか、かっこいい(笑)。まだ話はあまりしていない」

――座右の銘が『上には上がいる』の理由は
「日本高校新記録という結果は出しているものの、留学生には勝てなかった。そのため、同じ年代の選手にも負けたくないこともあり、この座右の銘にした」

――陸上をはじめたきっかけは
「幼稚園生の時から運動が好きだった。運動するためには体力が必要なため、その体力作りのために陸上を初めた。走り始めると体力がついている実感と共に楽しくなってきた。また、練習の成果が結果として出ることの喜びを味わった。本格的に始めたのは小学3、4年生頃。京都市の有名な陸上グラブに入り、小学5年生から陸上部に入り始めた」

――洛南高校では何を学び、どんなことを大学でも活かしていきたいか
「洛南高校では基礎的なことを行なってきたため、それを応用したい。大学では基礎を大事にしさらにレベルアップしたいと思う」

――洛南高校陸上部のOBの方は短距離、長距離種目でも多くの方が活躍をしているが、誰か目標の方はいるのか
「三浦龍司さん(順大)。オリンピックでも活躍し、結果を残せているため、自分にもできるという自信につながっている」

――同じく洛南出身の赤星雄斗選手(法3)、小牧波亜斗選手(現2)との関わりはあるか
「頻繁にお話ししてくださる先輩で、怖い印象はあったが話しやすく、心を許せる方々だと思っている」

――自分にとって、陸上とは
「様々なものを犠牲にしてやってきたため、自分の全て」

――自身の走りの持ち味は
「相手が誰であろうと積極的に前に引っ張り、前方に出ること。しかし、ラストでスタミナが足りないということが課題」

――『音楽を聴くことが好き』だと伺ったが、どのような音楽を聴くのか
「言葉はあまりわからないが洋楽が好き。ノリのよいアップテンポなリズムが好きなため、よく聞いている。」

――世間からの期待は大きいと思うが、どう感じているか
「特にプレッシャーは感じておらず、注目していただいている分、それを力に変えて頑張りたい」

――今年度の目標
「世界陸上競技選手権大会で標準突破し、1500mに出場したい。三大駅伝にも出場したいが、箱根は距離の問題でスタミナが足りるかわからない。そのため出雲駅伝、全日本では出場して、区間賞を取る走りをしたい」

――大学4年間の目標、意気込み
「やはり世界を目指したい。世界陸上、オリンピックに出場するだけではなく、決勝で勝負できる選手になりたい。1000m、1500m、10000mでは日本記録を更新したい。三大駅伝にも出場し、区間賞を獲れるように頑張りたい」

――駒大を卒業する頃には、どんな自分になりたいか
「高校生までは生活などが両親に頼りきりになってしまっていた。そのため、寮生活を通して自立した人間になりたい。大学卒業時点では世界と戦える選手になっていたい」

執筆者:中西真雪・清水呼春

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