陸上競技部

DATE:2022.05.28陸上競技部

花尾ハーフ2位入賞も「優勝したかった」悔しさ糧に活躍誓う 第101回関東インカレ

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(撮影:小野美早紀)

第101回関東学生陸上競技対校選手権大会が5月19日から22日にかけて、東京・新国立競技場にて開催された。

駒大からは小野恵崇(市4)、円健介(仏4)、山野力(市4)、白鳥哲汰(経3)、花尾恭輔(商3)、安原太陽(地3)、篠原倖太朗(地2)、庭瀬俊輝(法2)、大和田貴治(地1)、桑田泰我(商1)の10名が出場。

最終日のハーフマラソン決勝では花尾が2位入賞、山野が4位入賞を果たしたが、花尾は昨年度の関東インカレに続いて2年連続の2位。レース後のインタビューでは、順位への悔しさをにじませたとともに今後の飛躍を誓った。

結果、コメントは以下の通り。

結果

【1日目】5月19日(木)
男子2部 1500m 予選1組 5位 大和田貴治(地1) 3:53.42
男子2部 1500m 予選2組 6位 庭瀬俊輝(法2) 3:51.32
男子2部 1500m 予選3組 14位 桑田泰我(商1) 4:01.81
男子2部 10000m 決勝 8位 篠原倖太朗(地2) 28:41.13 ☆自己ベスト
14位 小野恵崇(市4) 29:13.95
29位 白鳥哲汰(経3) 30:25.90
【2日目】5月20日(金)
男子2部 5000m 予選2組 5位 安原太陽(地3) 14:06.18 ※決勝進出
【4日目】5月22日(日)
男子2部 ハーフマラソン 決勝 2位 花尾恭輔(商3) 1:02:56
4位 山野力(市4) 1:03:03
12位 円健介(仏4) 1:03:36 ☆自己ベスト
男子2部 5000m 決勝 11位 安原太陽(地3) 14:07.73

栄章授与式

本連盟記録突破賞
田澤廉(経4) 10000m/関東学生新記録
山野力(市4) ハーフマラソン/関東学生新記録・日本学生新記録
世界50傑突破賞
田澤廉(経4) 10000m/世界50傑中第28位

インタビュー

【2日目】男子2部 5000m 予選

◆安原太陽(地3) ※5着 14:06.18 ※決勝進出

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(撮影:坂下涼弥)

――今日の調子は
「箱根が終わってからあまり良い結果が出なかったので、トラックシーズンに入って勢いを付けられたらという思いで走った。調子としてはめちゃくちゃ良いわけではなかったが、その中でもちゃんと調整はできた」

――レースプランは
「特になかった。予選なので、とにかく10番以内に入ることを考えていた。後半にペースが上がることはわかっていたので、余裕を持って走った」

――今日のレースを振り返って
「自分が思っているよりは速いペースだったが、それに対応して走れた。決勝を決めることができたので、ほっとしている」

――決勝に向けて
「優勝目指して走りたい。強い選手がたくさんいる中で自分をどれだけアピールできるかということを考えて、調整していきたい」

【4日目】男子2部 ハーフマラソン 決勝

◆花尾恭輔(商3) ※2位 1:02:56

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(撮影:小野美早紀)

――今日の調子は
「だいぶ調子が上がってきていたので、調子はよかった」

――レースプランは
「去年の関東インカレで負けた西久保遼選手(青学大)がいて、優勝した伊地知賢造選手(国学大)も同級で知っていたので、そこには負けないようにと思っていた。走っているときもマークして、仕掛けるときはしっかり仕掛けてというふうに考えていた」

――昨年の関東インカレの感想でも西久保選手に競り負けたことを悔しいと話していたが、今回勝つことができてどう感じたか
「ライバルとして意識はしていたが、どっちにしろ2位なので...(笑)。優勝したかったという思いが強い」

――コースについての感想は
「カーブが多かったので、レース中の場所取りとかは意識をしていた」

――レース前やレース中に監督からかけられた言葉は
「レース前に『仕掛けるところは1回。見極めろ』と言われていた」

――今日の走りを振り返って
「しっかり走れたというのは良かったが、仕掛けどころや他の選手に前に出られたときに対応できなかったというのが課題だと感じた」

――今後の目標は
「7月にまたハーフがあるので、しっかり練習して勝負強いところを見せつけられたらと思う。暑い季節が得意なので、結果を出したい」

――暑い季節が得意ということだが、何か理由は
「なぜか昔から暑い方が得意。暑い時の方が調子もいい。寒いと走れないので、箱根は頑張ります(笑)」

◆山野力(市4) ※4位 1:03:03

(撮影:小野美早紀)

――今日の調子は
「練習もしっかりできていたので、コンディション的には悪くなかった」

――レースプランは
「ずっと青学大や国学大の選手をマークし、最後までついてラストで仕掛けて勝つというレースプランだった」

――コースについての感想は
「全般的にフラットだったので走りやすかった。始まる前には19周は多いと思ったが、走ってみたら意外にあっという間だった」

――レース前やレース中に監督からかけられた言葉は
「レース前は『後半勝負だ』、レース中は『とにかく給水を取れ』というようなことを言われた」

――今日の走りを振り返って
「目標は表彰台だったが、最後勝ちきれなかった。そういうところが自分の弱いところだと思うので、今後はそこを直していきたい」

――ハーフマラソンの学生記録保持者として挑んだ初の大会だったが
「他の人からマークされるのはわかっていた。自分はチャレンジャーの気持ちでこの大会に挑んだので、そこまで気負うことなくレースに集中できた」

――今後の目標は
「この後は多分トラックレースになるが、そこでしっかり自己ベストを狙い、いい形で夏に入りたい」

◆円健介(仏4) ※12位 1:03:36 ☆PB

(写真右が円/撮影:小野美早紀)

――今日の調子は
「今日の調子は割とよかった方だった」

――レースプランは
「監督からも『先頭集団の後ろの方について、後半垂れてきた選手をしっかり拾っていくように』と言われていた。先頭集団の後ろの方に位置付けて、割と余裕があったので後半は前の方に出た。最後の最後は垂れてしまった」

――コースについての感想は
「周回で19周と聞いていて、心が折れるようなコースを想像していたが、走ってみたら集中して走れて、意外と短く感じた」

――レース前やレース中に監督からかけられた言葉は
「自分は山野とかに比べたら力が無いので、レース前は監督に『集団の後ろの方で』と言われていたのと、レース中には『しっかり給水取れ、余裕持って行け』というのを何回も言われた」

――今日の走りを振り返って
「順位は8位入賞を目指していたので、その部分は残念。青学大や国学大の選手全員に負けてしまった。関東インカレはタイムよりも勝負レースだと思うので、その部分は良くなかった。でもタイムは自己ベストだったので良かったと思っている」

――副主将になってからチームの見方は変わったか
「責任がある役職をいただいたので、自分がしっかりしていないといけない、という自覚が芽生えた。副主将として、チーム全員に、特に後輩に声をかけないといけないと思っている」

――主将である山野選手とはチーム作りについてどんな話をしているか
「田澤廉(経4)や鈴木芽吹(営3)、新入生の佐藤圭汰(経1)といった、駒澤の主力というか強いメンバーはしっかり力もあって練習もできているので、中間層の底上げをしていきたいと話している」

――今後の目標は
「自分はこの大学で陸上を引退するので、最後の三大駅伝で走れるようにしっかりやっていきたいと思っている」

【4日目】男子2部 5000m 決勝

◆安原太陽(地3) ※11位 14:07.73

(撮影:宮澤希々)

――今日の調子は
「2日前に予選を走り、自分の中ではその疲れはだいぶ抜けたと思っていたが、多少(疲れは)あった。それ以上に、練習がちゃんとできていなかったり、コンディションの調整がうまくいかなかったりした」

――レースプランは
「ラスト1000mで必ず大きく動くと言われていたし、自分でもそう思っていた。4000mまでは余裕を持って走って、ラスト1000mではしっかりラストスパートをかけるということを考えていた」

――1000m通過後、留学生集団と日本人学生集団でわかれたが
「一瞬ついて行くか迷ったが、青学大の選手がまだ後ろに残っていたので、青学大の選手の後ろについてラストで勝負していけたらと考え、後ろに下がった」

――ラスト1周手前で白井勇佑選手(東国大)が一気に飛び出たが
「ラスト1周はもうきつかったが、絶対にここで競り勝たないとダメだと思った。きついなりにもラスト200mぐらいからはなんとか行けるかなと思ったので、そこまで我慢して一気に上げた」

――今日の走りを振り返って
「調子もあまり良くなかったので、その中で色々と課題が見つかった。今後の夏合宿やその後の駅伝に向けて良い目標、課題が見つかるレースになったと思う」

――どういったところが課題だと思ったのか
「2本続けて走るというのはスタミナが必要なので、スタミナ不足。レース中の駆け引き、見極めもまだまだ経験が足りないと感じた。その部分を克服していきたいと思う」

――今年度の目標
「トラックシーズンは自己ベスト更新。駅伝シーズンは、昨年度一度も区間賞を取ることができなかった。出雲、全日本では区間賞を取り、箱根は昨年度の失敗をいかして三冠に貢献できるような走りをしたい」

執筆者:清水呼春

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