硬式野球部

DATE:2022.05.12硬式野球部

1部残留へ後がない国学大戦。東田6回2安打1失点で初勝利!岩本が先制タイムリー含む3打点の活躍!

東都大学野球春季1部リーグ対国学大1回戦が5月11日、神宮球場にて行われた。

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6回1失点で初勝利をあげた東田(撮影:清水呼春)
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先制タイムリーを含む3打点の活躍の岩本(撮影:中島健士郎)
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2安打2盗塁とリードオフマンの役割を果たした浦口(撮影:髙貫真裕)
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2安打1打点の4番大森(撮影:中島健士郎)

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム123456789
國學院大 0 1 0 0 0 0 0 1 0 2
駒澤大 2 0 2 0 1 0 0 0 5

打者成績

守備位置選手
1[7]浦口 4 2 0
2[9]与倉 3 2 0
3[4]林(琢) 2 1 1
4[8]大森 3 2 1
5[2]岩本 3 1 3
6[3]近藤(翔) 3 1 0
7[D]神宮 2 0 0
HD橋口 2 0 0
8[5]角田 3 0 0
9[6]小園 3 0 0

投手成績

選手被安自責
髙井 1 2/3 9 3 1
○東田 6 23 2 1
福山 1 1/3 5 0 0

1部残留をかけ絶対に落とせない今カード、初戦をとり勝ち点獲得に向けて良い流れを作りたい駒大は初回、①浦口輝(営4)が内野安打で出塁すると②与倉良介(法4)の打席の間に盗塁を決める。その後③林琢真(市4)が四球④大森廉也(法3)が左邪飛と二死1・2塁の場面で⑤岩本皓多(経3)が左中間への2点適時二塁打を放ち先制。駒大打線は各打者が粘りをみせて、初回の攻撃で国学大の先発・坂口から40球以上の球数を稼いだ。

しかし先発の髙井駿丞(経2)が2回、⑧神里(国学大)にスクイズを決められ1点を失うと続く打者に四球を与えたところで降板。ここで2番手の東田健臣(商2)が二死1・2塁の場面を見逃し三振に抑える。

打線はさらに3回、②与倉、③林琢、④大森の三連打で一点、⑤岩本の中犠飛でもう一点追加して4点目を加える。また5回にも、①浦口が右前安打で出塁。②与倉の打席間に浦口がこの試合2つ目の盗塁を決めて無死2塁とすると③林琢の中犠飛で一点を追加し、1-5と国学大とのリードを4点に広げる。

2回途中からマウンドにあがった東田は、2回から7回までのイニングで毎回三振を奪うなど要所を締めるピッチングを披露。8回に失点してマウンドを降りるも、6回を2安打1失点6奪三振と試合を作り、見事リーグ戦初勝利を手にした。

◆大倉監督

――順位が決まる大きな(意味を持つ)試合でしたが試合を振り返って
「最下位を回避するためにはどうしても取らなければいけない試合だった」

――岩本選手が3打点の活躍だったが
「試合に勝ったので、よく打ったという事でしょうけど(笑)それよりも失点のほう。彼にはずっと色々なことを言い続けてきたので。打ったのはおまけですね(笑)」

――東田投手がよく投げたと思うが
「継投は最初から考えていたが、(交代する)イニングも早かった。ゲームを立て直すピッチングをしてくれたのは大きかった」

――結果的に東田投手が長いイニングを投げたが、想定内だったのか
「いやいや。短いイニングで、ゲーム展開によれば4・5人での継投は考えていた。追加点が取れたので、東田がいけるところまで。ある程度の失点を彼に渡すことができたので、それまでずっと投げさせることができた」

――東田投手のよかったところはどこか
「変化球でカウントがとれていた。彼にとってはそれがイニングが長くなった要因だと思う。いつもはストレートが中心になってしまうので」

――東田投手の成長したなと思うところはあるか
「ストレートのボールにはもともと力がある。彼の買っているところはそういうところ。あとは経験しながら(試合を)組み立てる、他のボールが整ってくると良いピッチャーになると思う」

――練習から積極的に振っていくというチーム方針は、前節までそういった積極性がなかったという事の上での指示か
「積極性がなかったというわけではないし、狙い球を絞っていないわけでもないし、初球からいかないといったわけではない。ただそれが結果として出てこなかったので、何か大きく変えるわけではないけれども、『思いっきり振っていく・積極的に振っていく・フィニッシュまで振っていく』と表現を変えただけ。特に何かやってきたことを変えたわけでもない。覚悟をして思い切るというための表現をしてきただけ」

――それは(上記)後がないということよりも、バッティングに集中させるといった意味合いか
「それは違う。後がないということは頭から絶対に離れないので。そいういったプレッシャーだったりを持った上で、その中で覚悟して表現をするんだということで言った」

◆岩本皓多(経3)

――実際にキャッチャーとして受けていて、東田投手の良いところはどう思っているか
「真っ直ぐ自体が指にかかった良いボールが来る。真っ直ぐで空振りやファールがとれる」

――配球の面で意識したことは
「もう後がない中で、いつも通りのピッチャーの攻めでいこうと練習の時から話しをしていたのでそこを意識してやった」

――バッティングでは先制の二塁打を放ったが、打った球種は
「たぶんストレート」

――非常に勝負強いバッティングだったが振り返ってどうか
「練習の時から、積極的に振っていこうとチームで決めていたので、チームの方針を意識して思い切っていきました」

――前カードまでは打率が2割を切っていたと思うが、今日の試合に向けて何か変えたところはあるか
「全部の打席の中で中途半端なスイングをせずに、真っ直ぐも変化球もバットの最後までとるように練習の時から意識していた」

――次の試合に向けての意気込みは
「次の試合も(今日の試合と)同じように負けられない。攻めて思い切ってやっていこうと思う」

――身長と体重は
「172cm、78kg」

――高校通算本塁打は何本か
「20本くらい」

――東都リーグのなかでキャッチャーとして背番号6は珍しいと思うが、なにか意味はあるのか
「監督から貰った。自分で選んでいないので(笑)たまたまです」

執筆者:髙貫真裕

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