バスケットボール部

DATE:2023.09.18バスケットボール部

控えメンバーも全員出場し、快勝!

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チープトップの出場時間で安定したプレイを見せる12番野口(撮影:中西真雪)
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ひさびさの出場にチームも盛り上がった6番畔上

第99回関東大学バスケットボールリーグ戦の第10節玉川大戦が9月17日に武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。結果は以下の通り。

〇駒大 79-49 玉川大●
1Q 16-10
2Q 23-17
3Q 16-11
4Q 24-11
スターティングメンバー
PG #3 田中晴暎(営3)
SG #12 野口竜真(法2)
SF #11 齊藤雄都(市3)
PF #31 石山威月(G4)
PF #35 星健太朗(営3)

前節の東洋大戦で勝利を納め、流れを掴んだ駒大の相手は今年度3部リーグから2部リーグへ昇格した玉川大。就活関係のため欠場した30番末永昂士(法4)に代わり、11番齊藤がスターティングメンバーに起用された。
第1Qから11番齊藤、12番野口、3番田中が連続してスリーポイントシュートを決め、点差を離すが、控えのメンバーが出場すると、攻撃がなかなか噛み合わない時間が続いた。第2Qも、ハイポストに入れる攻撃がなかなか成功せず、ペイントエリア内の得点に繋がらない歯がゆい時間が続く。それでも31番石山がバスケットカウントを与えられ、フリースローを落ち着いて沈めるなど活躍。また、今試合駒大は16本中14本のフリースローを決め、抜群の安定感を見せた。第3Qの立ち上がりも相手に連続得点を与え苦しい展開に。打開したのは、3番田中のスリーポイントシュート。11番齊藤や35番星も続き、3年生が躍動した。‎17点差をつけて迎えた第4Qは、これまで出場機会のなかった24番山﨑成隆(G1)、6番畔上樹音(地3)らも出場。4番石川昂(G3)、12 番野口のPG勢を起点にゲームを展開し、30点差をつけて快勝した。

インタビュー

◆大熊純平(経4)×石山威月

――今日の試合を振り返って
石山「前半は駒大らしさが出ていなかった。後半はみんなスイッチ入って、ディフェンスからしっかり守って攻めるっていう駒大らしさが出たと思うので、そこが勝利に繋がったと思う」
大熊「最近の駒大の特徴で、せっかく離してるけど、その後のディフェンスが良くないことがあったので、後半修正できた。2連勝できたので、一安心」

――前半、攻撃が噛み合っていない部分があった。大熊選手がPGとして出場するにあたって、どのようにゲームをつくろうとしていたか
大熊「駒大の得点が生まれるポイントとして、ハーフでディフェンスをして、そこからブレイクしてイージーバスケットをして点数を取れていると思う。今回は始まる前に課題で言ったが、ディフェンスの強度が落ちてきているので、自分が出場したときはディフェンスの強度を上げようと思って、ゲームに入った感じ」

――外からハイポスト(中)にボールを入れるプレイが、なかなか成功していなかったように見えたが
大熊「スタメンだったらすぐ対応できたが、控えの選手が出ていたので、どうしてもゾーンディフェンスに対してタイミングが重要になってくるので、そこが上手く噛み合わなかった」

ーー石山選手は前節と今節、特にディフェンス面での活躍が目立つが、外国人選手や自分より体の大きい選手を守るにあたって意識していることは
石山「やっぱりパワー勝負だと自分は負けてしまうので、ボールをもらわれる前にいかにゴール下から離れた位置でもらわせるかというところ。ボールをもらわれる前に勝負をしている」

――4年生が徐々に離脱しているが
大熊「大矢隼(経4)は、1度怪我をしていたが復帰して練習もしていた。しかし、試合当日になって『朝起きたら激痛がはしる。歩けない』ってなって。末永は就活で、宮内郁人(国4)も体調不良になってしまって。昨日の東洋大戦とかは、チームも落ちそうだったが、試合前にみんなで『勝って勢いつけていこう』という風に話して、勝てたのでよかった」

――4年生の雰囲気は
石山「どういう感じ・・・(笑)」
大熊「自分たちで言うのもなんですけど、割と4年生たちで引っ張っていけているかな。僕、宮内、大矢を筆頭に、石山も清水一樹(政4)も末永もちゃんと着いてきて、プレイで体現してくれるので、今までの4年生より頑張れているのではないか」

――次戦の法政戦に向けて
大熊「ただでさえ強いのに、大矢も宮内もどうなるか分からない状況。田中も(アジア競技大会に出場するため)いなくて、そこは仕方ないことなので、逆を返せばそこで勝てば大きい波に乗れると思う。ここからリーグ戦は土日のみにあるので、法政大戦の一戦だけに向けて、平日の練習を頑張りたい」

石山「自分も同じ感じだが、勝率の面でも自分たちより格上。晴瑛も隼も郁人も多分いないが、昂とか雄都とか下級生も一丸となって戦っている部分をしっかり継続して、2戦勝った流れを持っていけるように頑張りたい」

◆松本大地学生コーチ

――今日の試合を振り返って
「昨日と違って、レベルが自分たちの方が上だったが、そのメンタルのまま試合に入ってしまった。前半は特に交代の選手たちが良いメンタル状態で入れずに、流れを持っていけなかった時間が続いた。逆に後半は立て直して、いい試合になったと思う」

――攻撃の面で噛み合っていない様子が見られたが
「相手が一試合を通してゾーンディフェンスだったので、特に交代の選手たちはゾーンディフェンスに対して苦戦してしまって、周りとどう合わせるかっていう所が噛み合わなかった。後半は自分たちはスリーポイントシュートが武器なので、ゾーンディフェンスの中で、作りすぎずに打つところを打って、それが入ればもっと重くならない展開にできたのかな」

――今試合は様々な選手を試していった部分があると思うが
「今日だけで言うと交代の選手はあまり良くなかった。キャプテンの大熊とかは良かった。普段通りやれるやつはやれる。普段通りやれていないやつが多くて、やるべきルールもできていないところが多かった。正直全体的に見ると良くない面の方が大きかった。次回に期待」

――次節の法大戦は、主力のメンバーが欠ける中臨むことになるが
「リーグ戦なので、怪我とかは起こり得ること。想定していた訳ではないが、それでチームが壊れるような練習やメンタリティは作ってきていない。そこに向けて全員頑張ってきたので、誰が出ても頑張るとは思う。どうしても普段出てきているメンバーの方が上手くいく時間帯があったので、そこがなくなってしまうのは・・・。交代の選手がどれだけ繋げるかが大事。40分間ディフェンスでどれだけ我慢して繋げるかがキーになってくる試合だと思う」

執筆者:中西真雪

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