200401.06更新
ロスからニューヨークまで、アメリカ大陸を64日間かけて走り続けた。三年前ことだ。
途中、「一緒に走っていい?」といいながら少年がやって来て並走したことがある。
「自分の足でニューヨークまで走るなんてすごいレースだあ」。
彼は目をかがやかせていた。
「それでニューヨークに着いたら賞金はいくらもらえるの?」
「賞金はないよ」
「じゃあ、何のために毎日毎日走っているの?」
一瞬言葉につまった後で、ふと出た言葉は、
―プラウド・オブ・マイ・セルフ(僕自身の誇りのために)―、
走ることは、私が私らしく生きる証明なのだと……。
難しいことを考えていた。
96年度夏、走ることが出来る幸せを
ともに喜びあいましょう。
一九九六年夏 ワイルドラン札幌で 高石ともや
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1999.12.17 走る歌・歩く歌・休む歌
SUFFERING GAELS
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