2002.12.16更新

2002年度 短大国文講義概要

担当:萩原 義雄

実用表現法(国・英選択)

<パフォーマンス> 話すこと・読むこと・書くこと

連絡事項:前期・後期のリポートなどの提出締め切り日は、来年1月20日(月)を最終締め切り日とします。訂正等もありますから、事前に一度は見せていただきたいと考えています。

 また、明日17日から19日までを補講期間とします。時間は、11時から5時(最終時間)までを予定しています。前期の《4分間スピーチ》未収録者についても、この時間内で最終収録を致しますのでお間違いのなきように確認していきましょう。お互い連絡・報告を取り合おう!

 

本日の講義内容は

2002.12.16(月)講義内容

 HP用の写真撮影をしました。ご協力に感謝します!
 最後の講義です。前回の二人称による会話表現の取り込みは、せりふの箇所を生き生きとさせていきます。
 犬が鳴きましたより、
「ワンワン」とか「キャンキャン」と犬が鳴いています。
というのと同じです。どうぞ、活写場面になることにこころがけて最後の取り組みとしましょう。
 最後におまけ、「音のある風景」がどこかに潜めてあると妙味です。

2002.12.09(月)講義内容

 大雪でも人は動き、そして本日の講義に参加しています。さて、本日は、

二人称で表現

先週、メモを作成して見ました。このメモに下記の人称表現を盛り込んで、「鏡の向こうのもう一人の自分」と出会う、そして、「鏡の向こうのもう一人の自分」は、自分に何を求めているのかを知ろう。人称表現を換えることで、自分自身が自由自在に表現できる醍醐味に出会うことがこの講義のテーマです。
かれ【彼】、かのじょ【彼女】、やつ【奴】、きみ【君】といった二人称の語で文章を表現してみよう。
 

2002.12.02(月)講義内容

 接頭辞「御」のつくことば「お・ゴ・み・ギョ」について
  接頭辞「お」を付加したことば表現
    職業名:「お医者さん○・さま○」と「おまわりさん○・さま×」「お相撲さん○・さま×」の使う、使わないの異なりはなぜあるのか?
    「お」を付加したことば表現を自分のなかで確認しておこう。
    メッセージをこめて人に表現するとき、「話し言葉」と「書き言葉」ではおのずとその使用領域が異なってきます。ご自分の文章のなかで「お」を付加したことばはどのように表現されていますか?また、敬意表現の意識をもって使用していますか?この点を確認しておきましょう。
 
2002.11.25(月)講義内容
 皆さんの作品をひとつひとつ鑑賞してみました。ここで、絵は表現できても、セリフすなわち、この絵と対応する文章表現が大切なことをお話しました。会話文・地の文・引用文これらをうまく組み合わせていくことであなたでなければ伝えられないことばの表現を会得なさってください。
 

2002.11.18(月)講義内容

 書く−名言・格言を大いに使って表現してみよう!
 
 2002年11月11日(月)講義内容

 「パワーポイント」を使用した、報告書の完成としましょう。実際にこれを披露していきます。

 

 2002年10月28日(月)講義内容

 「パワーポイント」を使用し、先回の続きを完成させていきます。

 紙芝居の要領で、図絵を巧みに生かしながら、見る方にわかりやすく伝えていくこと。
 セリフの部分は、いままでどおり自身が口で述べる内容を記述式にしておけばよいわけです。
 じっくり、自分なりのすばらしいメッセンジャーをめざしてみましょう!
 

 2002年10月21日(月)講義内容

 月曜日は休みが続きましたことから、後期講義が大幅に遅れています。すべきことをより凝縮して本日は進めてみたいと考えています。

 書くこと 報告書という名のリポート

 

 2002年10月7日(月)講義内容

 書くこと 類語表現によることばの使い分け

余談》ゆとりのなかに花を賞美=薔薇しています。先週からこの花の個所をクイックすると拡大して表示されるようにしてみました。額縁にはめ込んでいませんので、わかりにくいかと思います。どうぞお験しあれ。時節は秋、バラの花も秋薔薇が咲だし始めました。

 

 赤き薔薇 雫かゝやき 心なす

 前期分

 2002年4月14日(月)講義内容

掲示板への書きこみ

 2002年4月22日(月)講義内容

話すこと 話し方を身につける意義

 2002年5月13日(月)講義内容

話すこと

  1、人に伝え難い内容をあなたならどう伝えますか?

  2、「デジタル」数字のもつ魔力

  3、見たことも聞いたことも無い人に“ピン”とくる話し方とは?

この三点を基盤にして話しを進めてみます。

ワードを用いて、次のようなファイルを各自が作成して見ました。「hagiha「2002.05.13」.doc」

このファイルをMO(自分用保管)と提出用(4-2301WORKS→jyoho_h→実用表現法に保管)といった二箇所に収納しました。MO(自分用保管)をお忘れになった方は来週は複写してください。

 2002年5月20日(月)講義内容

話すこと―国民性からみたことば表現―

  情報のもたらす是非

  「二者択一型表現」と「模糊曖昧型表現」、どちらも必要です。

  魔法の数を活かそう 「八」という数字と日本人

「七」の数字は如何? そして「十二」は?

 2002年5月26日(月)講義内容

話すこと―聞き上手にもなろう

[余談譚]

 金沢文庫で、宋版の活字本を見ていたら、「一二」という漢字の傍らに「ツマビラカ」と訓がついていました。そういったところに、「二者択一」の表現が活かされていたのかもと思っています。庭園には、(黄花菖蒲)が今を盛りに咲いておりました。どうぞ、心のゆとりを見い出しにぶらりとお出かけになってみてはいかでしょうか?お薦めします。

 2002年6月3日(月)講義内容

先週話した、話すこと―聞き上手にもなろうから「AIDMA」「口一つに耳二つ」⇒効果のあがる話術とは「わかる話し」「話術は二刀流」「個性を磨きだそう」へと発展してみます。

 

 2002年6月10日(月)講義内容

人の顔と名前とが合致するように覚えていただく、また逆に記憶することの大切さは誰もが身に沁みて味わう経験の一つだろう。先週も名前を覚えをして途中で終ったが、果してその名とお顔が一致できた人はどのくらいであっただろうか?今回もこの会話の作業を突き詰めて行き、「自己紹介」という場で相手に覚えてもらえる人ともらえない人ってどこがどう違うのか考えて行きます。

さて、「自己紹介」とは、何かと問われたとき、自分の人となりを相手にわかってもらうための人間行動を言います。なかには、独断と偏見主義の独り言つぶやきで話す手合いは、自己紹介というひとつのパフォーマンスを理会していないとも言えます。できれば、名前だけでなく、何を専門に考えているのか、趣味の領域を四分間で見事に話して聞かせ、「あの人の話し、もう少し奥を知りたい、その奥を広げて聞かせて欲しい」という気持ちを相手に持たせるくらいがいいのです。時にこれを長々と説明されだしたら、逆に誰もが辟易してしまうに違いありません。

ここで大事なのが先々週の意外性ユーモア視覚絵画化の三つなのです。

 さて、時は待ってはくれないのです。今日もあなたは自己紹介を相手を惹きつけるように上手くできますでしょうか?

 

「返事」は「あいづち」表現

 2002年6月17日(月)講義内容

四分間スピーチの準備をしましょう。

話したいことをまずは原稿にします。アメリカ・リーガン元大統領は、長い話しをするときは、相手を見てからその話す内容を考え、ゆっくりと相手の反応を確認しながら話すということをし、限られた時間で短いスピーチをしなければならないときには、逆に時間をかけて何をどのように話すかを書斎で丹念に熟考して、その原稿を書き上げ、読み上げリハーサルをしたということです。また、昨年日本の作家で丸谷才一さんが『挨拶はたいへんだ』という書物をだされました。このなかでも、事前に原稿を用意することが井上ひさしさんとの対談筆録で紹介されています。

 さて、「4分間スピーチ」ですが、3分が通常の「スピーチ」であるとすれば、それより1分長いのはなぜだろうかと疑問を抱かれることでしょう。内容の何を増やしたのか、何をもって延長しているのか知りたいのではありませんか?

 確かに3分間スピーチは対個人には有効な手段です。ですが、不特定多数の相手にはどうしても1分無用の用が必要ではないでしょうか?人が最大限集中できるぎりぎりの時間が4分なのです。人が水に潜って息を止めているシーンを頭のどこかに思い描きながら聞き手の限界だなと想定なさってスピーチしてみてはいかがでしょうか。

 2002年6月24日(月)講義内容

四分間スピーチの原稿をそれぞれが声に出して読むことになります。

原稿1200字のスピーチ文章を用意してきてください。

原稿1200字のスピーチ文章は、「2002.06.24」のフォルダに収納しておきましょう。

これをこちらで随時チェックします。

 2002年7月08日(月)講義内容

四分間スピーチの収録本番です。スピーチ文章を見ずに話してもらいます。

70名の方々一人ひとりということもありますので、収録は一回限りとさせていただきます。

一人四分内ですので、90分のうち二十二名が限度で目安となります。来週15日も同じ。

この日に収録された方は、15日(月)は休みとします。あくまで先着優先方式ですので、ご留意願います。なお、15日につきましては、撮りきれない状況も考えられます。其の方々については、9月に持ち越しとなります。どうぞ、其の点をよく考慮されて当日をお迎え願います。

また、原稿1200字のスピーチ文章は、「2002.06.24」のフォルダに収納しておきましょう。

これをこちらで随時チェックしていきます。

本日は、数名の方々でありましたが収録ができたこと、その勇気にありがたう!また、掲示板にその直後の感想をお寄せいただいた市川由香さん、牧田鮎美さんありがたう!いま、私は201教室で、みなさんの提出いただいた原稿を読んでいます。原稿が中途で提出の数名の方々、できればメールでかまいませんから提出しなおしを今週末までにお願いします。また、原稿サイズをB5設定された方が数名居りました。これは必ずA4に設定することを基本としていただきますので、設定変更しなおしておいてください。縦横の書き方は自由です。また、2週講義に参加されていない方で、ワードによる原稿書き出しの方法が不分明である場合は、講義時間内では補講できませんので改めて研究室にお尋ね願います。来週も先着順方式で収録をしますのであぶれないようにお気をつけ願います。残りは補講による収録になります。夏休み前に収録がなされなかった場合、評価は7割とさせていただきます。ご了承願います。

 2002年7月15日(月)講義内容

「原稿が中途で提出の数名の方々、できればメールでかまいませんから提出しなおしを今週末までにお願いします」と掲示板でお願いしましたが、その方々からはこれという連絡がございませんでしたので、現在のところ、そのまま採点を終了しています。また、原稿サイズをB5設定された方が数名居りました。これは必ずA4に設定することを基本としていただきますので、設定変更しなおして再度提出しなおしてください。縦横の書き方は自由です。また、2週講義に参加されていない方で、ワードによる原稿書き出しの方法が不分明である場合は、講義時間内では補講できませんので改めて研究室にお尋ね願います。今週も先着順方式で収録をしますのであぶれないようにお気をつけ願います。残りは補講による収録になります。夏休み前に収録がなされなかった場合、評価は7割とさせていただきます。その点を考慮してご了承願います。

四分間スピーチの収録本番です。スピーチ文章を見ずに話してもらいます。

65名の方々一人ひとりということもありますので、収録は一回限りとさせていただきます。

一人四分内ですので、90分のうち二十二名が限度で目安となります。今週15日も同じ。

この日に収録された方は、本日15日(月)は休みとします。あくまで先着優先方式ですので、ご留意願います。なお、15日につきましては、撮りきれない状況も考えられます。其の方々については、補講か、9月に持ち越しとなります。どうぞ、其の点をよく考慮されて当日をお迎え願います。

また、原稿1200字のスピーチ文章は、「2002.06.24」のフォルダに収納しておきましょう。採点は終了しています。

 2002年10月1日(月)講義内容

 書くこと ことばの選択とことばの順序

 「服飾品」を用いた表現で、これはまさしく私の心をとらえた文章表現だと感じとった内容を一例、見つけだしてみてください。そこには、何かがきっと潜んでいます。

 

 赤き薔薇 雫かゝやき 心なす

話すこと―聞き上手にもなろう

1,話すこと

 話し方には一対一で向かい合って特定の人と話す話し方と、複数の人に対して語りかけるように話す人前での話し方とがある。このとき、同じ日本語でも標準語でなく自分の生まれ育った地域のことばで話すとしたら、この話し方はどう変貌するであろう。たとえば、青森出身の人と鹿児島出身の人とが話しをしたら、どうであろう。また、ことばの豊富な多様性の高い人とまったくことばの知らない人とが会話したらどうなるであろうか。さらに、話し手の発話テンポはどう影響するだろうか、実際の話し方のパフォーマンス表現に従って、その話し方の解明を進めて見たい。

2,読むこと

 声にだして読む、これを“朗読”という。声に出さずして目でおって読む、これを“黙読”という。後者の“黙読”は、どの程度のスピィ−デ−さで、どの程度理会して読んでいるのか第三者には定かではない。だが、前者の“朗読”については、声の質や抑揚である読み上げのテンポ・リズミカルさなどから、朗読する側の伝達感覚状況をつぶさに知ることになるのである。ここでその読み方について、「音曲・語り・落語」などの多種多様の観点から考察を試みてみたい。

3、書くこと

 次世代を超越して、人と人が出会うことのできる記憶媒体の形態として「書く」というパフォーマンスが存在する。何千年・何百年の過去の人物との出会える、いわば未来に残し伝えようとするメッセージ作成システムでもある。これを受信した人が、これをどう見つめ、どう表現しているのだろうか。実際、書くことのシステム領域を認識し、その書きぶりを知り、次にあなた自身が次の世代へ伝えていくメッセンジャーとして書く技術をどう生かしていくかを含め、大いに考えてみたい。

 

評価の査定方法

 課題は、上記1、“話す”2、“読む”3“書く”部門毎に提示する。これによって評価する。また、当初の評価基準に達しない結果が提示された場合には、個人に勧告通知後、補足課題を用意する。

伝言板のページへ  MAIN MENU