2002.09.18更新
2002年度 短大国文講義概要
前期担当:萩原 義雄
後期担当:片山 晴賢
情報言語学
本日の講義内容
9月18日(水)講義概要
後期応用に向かうにあたり、前期の総復習として、『源氏物語』の「夢」ということばを対象に、『源氏物語事典』に引用されている「ゆめ【夢】」の項目内容を読み、これを現代のデータベースと比較して考察する基本作業の準備を進めてみました。後期の片山先生にも講義に加わってその形態を考察してみました。夏休暇のこともあって、操作テクニックに不案内な方には、そのあと、4−201教室で補講を執り行ないました。
ゆめ【夢】(名)《寝目(いめ)または、寝見(いみ)の転という》
@眠りてありながら、現と同様に、種々の事物を見ること。
A夢の如く思わるる事実。
B迷い。煩悩。
ゆめあふ。ゆめかとぞおもふ。ゆめさむ。ゆめさわがし。ゆめともなく。ゆめに。ゆめにても。ゆめに とみす。ゆめにも。ゆめのわたりのうきはしか。ゆめむすぶ。ゆめをみる。
ゆめ‐うつつ【夢現】。ゆめ‐がたり【夢語】。ゆめ‐ぢ【夢路】。ゆめ‐み【夢見】ゆめみさわがし。
前期分
4月17日(水)講義概要
プレゼンテーション 担当教員の紹介と年間学習内容
4月24日(水)講義概要
Webサイトからみた国文学の研究方法について考察して見ました。
各大学図書館が所蔵するテキストデータがどのような仕組みで利用配信されているのか、その実態について各々が体験し、かつその魅力、今後の未来展望を構築するための基盤となる状況を把握して見ました。それは、中国文献、本邦の古典文学から近代文学まで幅広い視野で捉えること認識しました。
次に、それらのデータベースをいかに利用できるのか、その利用方法の仕組みについて説明をしました。具体的には「検索」とその「処理方法」です。
青空文庫の宮沢賢治『銀が鉄道の夜』のデータから、「星座」と「町」の二語を検索してみました。
これについては、来々週(五月八日)再度復習しながら、各人がそれぞれ目的にあった検索と処理作業を行うことにいたします。
5月8日(水)講義概要
データベースの検索とその方法
以上の五点について、言及しました。
具体的には、伊勢斎宮歴史博物館のHPにお伺いし、ここで館蔵名品ギャラリーの伊勢物語絵巻を見ました。ここで、資料を実際已上に拡大した写真で見ることで今まで気がつかなかった事柄を発見できる喜びを実体験しました。その取り込み方法や加工技術を習得することであなたが尤も見たい知りたい文献資料に直接触れることができるのです。印刷紙出しは、鮮明な画像とはうまく連動しませんが、凡その状況を手に取ることができましたでしょうか。
5月15日(水)講義概要
「文字資料」としての多種にわたるデータベースをどう見ていくか。
分類とその方法を考察します。
5月22日(水)講義概要
[連絡事項]いよいよ前期も中間に入りましたが、受講生の皆様方は教科書を入手されていますでしょうか?いままでは用意ができないということで使用を控えてきましが、これより本格的に利用していきます。どうぞ、教科書「電脳国文学」(好文出版刊行)の末尾にあるCD-ROM版を今後お忘れずにお持ち願います。
「文字資料」データベースその検索利用とデータ保存そして使用と加工
について考察します。
5月22日(水)講義概要
[連絡事項]いよいよ前期も中間に入りましたが、受講生の皆様方は教科書を入手されていますでしょうか?いままでは用意ができないということで使用を控えてきましが、これより本格的に利用していきます。どうぞ、教科書「電脳国文学」(好文出版刊行)の末尾にあるCD-ROM版を今後お忘れずにお持ち願います。
「文字資料」データベースその検索利用とデータ保存そして使用と加工
について考察します。
5月29日(水)講義概要
[事項]国文学資料館
6月5日(水)講義概要
[事項]独立行政法人国立国語研究所の「新聞データベースの活用」その1
6月12日(水)講義概要
[事項]独立行政法人国立国語研究所の「新聞データベースの活用」その2
6月19日(水)講義概要
古典データベース『源氏物語』テキストデータからの検索及び加工処理
「秀丸」による情報検索方法とその処理。
6月26日(水)講義概要
古典データベース『源氏物語』テキストデータからの検索及び加工処理
「秀丸」による情報検索方法とその処理からエクセル2000へのデータ引継ぎ
7月03日(水)講義概要
古典データベース『源氏物語』テキストデータからの検索及び加工処理
エクセル2000によるデータベース加工に付随項目を添えて見よう!
7月10日(水)講義概要
古典データベース『源氏物語』加工処理データから「現代語」への応用
エクセル2000加工DBに現代語表現にみる付随項目として、新聞・雑誌・書籍などから実際用例を添えていくことを夏休み前にやって見よう!
そして、夏休み中に点検・挿入ができるように、「印刷紙出し」して各々が確認してみることにする。
7月17日(水)講義概要
エクセル2000加工DBに現代語表現にみる付随項目として、新聞・雑誌・書籍などから実際用例を添えていくことを夏休み前にやって見よう!
「電脳国文学」ということばをあなたは理会できますか。まさに電脳システムに基づく国語・国文学研究をめざします。ネット上には、電子テキスト・写本原画像はたまた学術研究者の公開論文など多種多様な研究すべき素材とテーマがそれぞれのホームページに常時拡張しつづけています。これらのデータをパーソナル・コンピュターという電子の道具をもって利用し、かつ自身がもっとも必要とする情報収集・整理そして自らのリポート・論文作成まで学習していくものとなります。前期で基礎編、後期で応用編を学習していきます。
基礎編
T情報収集
10.ネット交流―メール送受信・掲示板。著作権など
U情報整理
@ エディタとワープロ(利便な機能習得)
A データベース(基礎データ作成)
応用編
発表用資料の組み立てを知ろう
自分の研究資料に基づく固有辞書の登録(歴史的假名遣い入力など)
漢字(旧漢字や難字・難読漢字をどう理会し、どう活かすか)
電子データのリポート原稿作成
漢字索引・假名索引の製作
教科書:
《前期分》
漢字文献情報処理研究会編『電脳国文学』CD−ROM付(好文出版)定価¥3200+税
《後期分》
講義の際、追って支持します。