2003.04.15〜2003.11.18更新

2003年度

前期担当:萩原 義雄

後期担当:片山 晴賢

情報言語学

本日の講義内容

 
2003.12.10(水)
 応用とは基礎で学びしことを縦横自在に駆使すること。なかでも、国語の能力が巷で問われていくそのなかで漢字力が取り沙汰され、「温故知新」のことばを今般利用した「今昔文字鏡」などから目の当たりにされてきたのがこの一年ではなかったでしょうか?活字では気づかない国宝級の手書き資料を手軽に扱うことで通常とは異なる漢語表現、異なる表記文字を実際にご自分が担当した箇所に見出したのも事実ではなかったのではないでしょうか?しかし、これを日常のことば表現に置き換えていくと、昔も今も大差はないことに気づかれたのではと思うのです。この電子媒体をフルに稼動することで大量DBを構築し、これを次の漢字文化圏における世界視野としても見極め、英語圏や他語圏文字との連鎖へと今後向けていくということにも成りましょう。 
 提出物は、講義教場のフォルダ以外には、本日短大資料室〔一号研究棟3F〕教員PC機器で受け取ることになります。自身の学籍番号、氏名、担当箇所を必ず明示したファイルを持参し、フルカラー印刷にかけた上でご提出願います。
2003.12.10(水)
 
2003.11.18(水)
 故宮博物館藏『冥寳記』を比較収載しましょう
 『大正大蔵経』史記部に収載の『冥寳記』の本文部分から、担当箇所を比較していきましょう。
2003.11.11(水)
 故宮博物館藏『冥寳記』を比較収載しましょう
 『大正大蔵経』史記部に収載の『冥寳記』の本文部分を複写し、配布しました。
2003.11.05(水)
 故宮博物館藏『冥寳記』を比較収載しましょう(比較する場所がかなりズレていることが判明、再度確認が必要)
2003.10.29(水)
 自身が担当しております『冥寳記』の熟語語彙を『日本国語大辞典』をもって比較収載しれみましょう。
2003.10.22(水)
 漢字表記の打ち込みとその確認をしていきます。
 10月07日(水)
 前回、応用篇資料『冥報記』のテキストづくりを開始しました。用意しました資料の箇所を確認しながら実際に翻刻文字を入力していきます。不明な文字は『漢和辞典』をもって実際どの文字なのかを各自が調べ、それを元に“今昔文字鏡”を利用して入力しています。今回もその継続になります。

 この作業を重ねている間に他本の該当箇所をOCRに登録する作業をこちらで継続していきます。

 

前期分

 4月16日(水)講義概要

プレゼンテーション 担当教員の紹介と年間学習内容

 4月23日(水)講義概要

 Webサイトからみた国文学の研究方法について考察して見ました。

 各大学図書館が所蔵するテキストデータがどのような仕組みで利用配信されているのか、その実態について各々が体験し、かつその魅力、今後の未来展望を構築するための基盤となる状況を把握して見ました。それは、中国文献、本邦の古典文学から近代文学まで幅広い視野で捉えること認識しました。

 次に、それらのデータベースをいかに利用できるのか、その利用方法の仕組みについて説明をしました。具体的には「検索」とその「処理方法」です。

青空文庫の宮沢賢治銀が鉄道の夜』のデータから、「星座」と「」の二語を検索してみました。

 これについては、来々週(五月八日)再度復習しながら、各人がそれぞれ目的にあった検索と処理作業を行うことにいたします。

 5月7日(水)講義概要

 言語資料データベースの現況を知ろう。

 どんなものがどのように公開され、どのように利用されているのか
 機関とその運営状況に利用者はどう構成されているのか
 資料の高質とその頻度は?
 データベースの検索とその方法
1.データベースとは
2.データベースのWebサイトを知ろう
3.実際の検索手続き(無償公開と有償公開用と違いについて)
4.どのように技術処理し、データ保存した内容を如何に応用していくのか
5.本日のまとめとして(利用者はどうデータ保管者と対応したらよいのか)

 以上の五点について、言及しました。

 5月14日(水)講義概要

 「文字資料」としての多種にわたるデータベースをどう見ていくか。

分類とその方法を考察します。

 具体的には、信州大学国文学研究室の図書舘理用のレファレンスを参考に、本学の図書館及び資料室での資料・辞典・事典などの所在を図書館検索システムを利用しながら作業を進めてみました。その取り込み方法や加工技術を習得することであなたが、尤も見たい、知りたい文献資料に直接触れることができるのです。印刷紙出しは、鮮明な画像とはうまく連動しませんが、凡その内容情報を実際に手に取ることができましたでしょうか。

 5月21日(水)講義概要

 [連絡事項]いよいよ前期も中間に入りましたが、受講生の皆様方は、この科目の教科書を入手されていますでしょうか?いままでは直ぐには入手用意ができないということで使用を控えてきましが、これより本格的に利用していきます。どうぞ、教科書「電脳国文学」(好文出版刊行)の末尾にあるCD-ROM版を今後お忘れずにお持ち願います。

 お持ちでない方は、どうぞ聊か予備がございますので研究室にお立ち寄りいただければお分けできます。

 そして、早速「文字資料」データベースその検索利用とデータ保存そして使用と加工について考察します。

 5月28日(水)講義概要

 先回に引き続き、電脳国文学」(好文出版刊行)の末尾にあるCD-ROM版を利用して、「文字資料」データベースその検索利用とデータ保存そして使用と加工について考察します。

 [事項] 二千円札の源氏物語

 6月4日(水)講義概要

 [事項]国文学資料館の電子資料館のデータベース・奈良絵本『しつか』をMOノートに取り込み収載してみました。来週は、この資料をどのように学習構築し、如何なる公開報告を目指していくかを考えていきます。また、他に『唐糸草紙』『ささやき竹』『住吉物語』『火おけのさうし』『文正さうし』『法妙童子』が一般公開されています。時間の許す方は、これらも確認してみてください。

 6月11日(水)講義概要

 [事項]国文学資料館の電子資料館のデータベース・奈良絵本『しつか』をMOノートに取り込み収載してたものを。実際に利用できるまでに加工してみます。今週は、この資料をどのように用いて学習構築し、如何なる公開報告を目指していくかを考えていきます。DBのひな型を一人一人が体験し、かつファイル化したものを共有利用できるところまで持って行きます。各自が最低一枚を仕上げ、これを登録していきます。登録を終えたDBに基づき、その表記状況を対照考察できる報告書へと上げていきます。

 6月18日(水)講義概要

古典データベース『童子教』画像テキストデータを用いての検索及び加工処理について実際に手がけてみましょう。これをさらに翻刻DBへと展開し、「秀丸」による情報検索方法とその処理。

※画像印刷時間旨く適応できなく、貴重な昼休み時間へと突入!でも、人に印刷を委ねていたのでは、自分の技術習得にはなりませんから、また、最初からやり直して学習せねば成りません。そのことを思えば多少の苦労は必ず報われると信じております。ご協力に感謝!

 6月25日(水)講義概要

古典データベース『童子教』画像テキストデータを印刷しました。これを見ながら、実際の検索及び加工処理を体得していきます。

そこで、甲南女子大学菊池真一さんがお作りのテキストデータ1,『童子教』、2,『童子教』を各自が次に「秀丸」により、複写収録して、これと比較しながら、相互対照表を構築してみましょう。情報検索方法とその処理からエクセル2000へのデータへ引継ぐことも重要な技術学習となります。{公開提供に感謝!}

《参考文献》酒井 憲二 編著『実語教童子教』(じつごきょうどうじきょう) ― 研究と影印 ―〔三省堂刊〕

《ネット参考資料》「現代国学講座」ー中山氏の童子教解釈ー

三省堂「緒言」

 7月02日(水)講義概要

古典データベース『童子教』テキストデータ(各自が紙出しして綴じ込み持参)からの検索及び加工処理を実施。

次に“一太郎Ver9”を利用した張り込み資料を各自が担当の箇所分だけ処理作業を実施しました。

この作業手順について、不慣れな方については、再度確認しています。

資料の複写・保存〔教室“S4304works”“jyoho_h”→「情報言語学」とさらに、ご自分のMO にも保存します〕
 各自がそれぞれの名前を付いたフォルダに、講義の終わる前に必ず提出するよう心がけてみてはいかがでしょうか?

 7月09日(水)講義概要

古典データベース『童子教』加工処理データから「現代語」への応用

参考資料を用意しました!これをそれぞれの分担箇所へ書き込んでいきましょう!

 

 7月16日(水)講義概要 〔夏季休業前講義最終日〕

 一太郎に加工して貼り付けましたDBそのものに、さらに現代語の表現にみる付加価値項目として、新聞・雑誌・書籍、HPなどから実際用例を添えていくことを夏休み前にやって見ましょう!

 9月17日(水)講義概要 〔夏季休業明け講義初日〕

 課題の提出と後期応用への引き継ぎを行ないます。

 前期の提出物は、『童子教』の本文担当箇所1丁の
 1、資料切り貼り 2,翻刻文 3,書き下し文 4,全文かな読み 5,現代語訳 6,語句
 についてです。再度、提出となる方は、〔教室“S4304works”“jyoho_h”→「情報言語学」のフォルダの提出用に送信願います。
 続いて、応用篇資料『冥報記』のDB資料の提供とその手順について確認していきます。
 
 9月24日(水)
 前回、応用篇資料『冥報記』のDB資料を提供しました。その手順についての説明を含め再度確認していきましょう。担当箇所を選択し、その箇所を紙出ししたところまで進めてきました。
 これからの手順は、影印資料と活字資料との比較がまずなされていきます。

 

 10月01日(水)
 前回、応用篇資料『冥報記』のDB資料を実際資料化に向け始めました。今回はそのテキストづくりです。その資料を用意しましたのでその箇所を確認しながら実際に翻刻文字を入力してみます。

 

 「電脳国文学」ということばをあなたは理会できますか。まさに電脳システムに基づく国語・国文学研究をめざします。ネット上には、電子テキスト・写本原画像はたまた学術研究者の公開論文など多種多様な研究すべき素材とテーマがそれぞれのホームページに常時拡張しつづけています。これらのデータをパーソナル・コンピュターという電子の道具をもって利用し、かつ自身がもっとも必要とする情報収集・整理そして自らのリポート・論文作成まで学習していくものとなります。前期で基礎編、後期で応用編を学習していきます。

基礎編

T情報収集

1.URLの仕組み
2.プラウザの基本操作
3.検索の方法
4.役立つ情報資料
5.周縁圏のガイドライン情報
6.新聞記事を検索で読む
7.展示会・催し物などの情報へのアクセス
8.旅宿・地図・時刻表を読む
9.就職情報へのアクセス

 10.ネット交流―メール送受信・掲示板。著作権など

 U情報整理

@ エディタとワープロ(利便な機能習得)

A データベース(基礎データ作成)

応用編 

 発表用資料の組み立てを知ろう

 自分の研究資料に基づく固有辞書の登録(歴史的假名遣い入力など)

 漢字(旧漢字や難字・難読漢字をどう理会し、どう活かすか)

 電子データのリポート原稿作成

 漢字索引・假名索引の製作

教科書

前期分

漢字文献情報処理研究会編『電脳国文学』CD−ROM付(好文出版)定価¥3200+税

後期分

講義の際、追って支持します。

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