サラリーマンから起業する ~トレンド・プロ 岡崎代表が講義~

漫画で表現された広告をご覧になったことがあるでしょう。以前には娯楽としてしかみなされなった漫画ですが、今や漫画に含まれる情報量の多さとインパクトの強さに注目があつまり、企業のコマーシャルから官公庁資料にも活用されています。

10月5日の「ベンチャー企業論」は、広告漫画から書籍のコミカライズ、さらに様々な漫画関連事業を幅広く展開している株式会社トレンド・プロ代表取締役の岡崎 充 氏をお招きしての講義でした。

 

ヤマハ発動機に就職した岡崎氏は営業活動を展開していきます。そんななか、漫画でプレゼンテーションをする機会を得て大好評を得ます。これが漫画の可能性を開いていく経験となります。 しかし最初に独立したのはコーヒー豆の販売。競争が激しい分野で既存業者に太刀打ちできません。

そこで、「人のやらないことをやろう」として、かつての経験から広告マンガ制作事業を展開します。開始直後から問い合わせが相次ぎ、漫画事業が発展していきました。

 

いいことばかりではありません。途中、社員が離れていくなど厳しい時代もありました。しかし、岡崎氏はあきらめることなくトレンド・プロは発展していきました。 現在同社は、あらゆる場所で漫画が活用されるような状況を追い風に、数多くのヒット作も出し続けています。

岡崎氏は、「人のやらないことをやること、あきらめないこと、縁を大切にすること」の三つをメッセージとします。それは大成功の裏にあった大変な時代に、少しずつ確実に仕事をこなしてきた岡崎氏だからこその言葉でした。

学生からは「講義のスライドが漫画で表現され、とてもわかりやすい講義でした。私も困難にぶつかっても進んでいきたいと思います」といった感想がありました。

わかりやすく面白い漫画の舞台裏に作者の苦労があるように、興味深いお話の裏には大変なことがあるものと考えされられました。 ありがとうございました。

●今回ご協力賜りました株式会社トレンド・プロ様のサイトはこちらです

「マンガの制作依頼ならアドマンガドットコム|株式会社トレンド・プロ」(http://www.ad-manga.com/

(H.O.)