事業計画の立て方 ~TOKYO創業ステーションTAMA 柏崎氏が講義~

5月19日のベンチャー企業論Aは「事業計画の立て方」をテーマに、TOKYO創業ステーションTAMA プランコンサルタント 柏崎 裕介 氏を招聘しました。

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昨年は、学生作成の事業計画にメンタリングをいただく形をとりましたが、本年度は作成前に柏崎氏の話を聞くこととしました。

授業冒頭に今回ご協力いただいた東京都中小企業振興公社 TOKYO創業ステーションTAMAの起業支援の紹介がありました。

その後、「事業計画の立て方」をテーマに事業計画の概要の説明がありました。柏崎氏は、事業計画書を登山計画書にたとえ、事業計画のイメージを解説します。そして、Will・Can・Mustの視点をもってアイデアの発想、そのなかでも勝ち筋となるアイデアを形にして大きくすることでビジネスモデルとなっていくと解説されます。

この後、今回ご協力いただいている中小企業振興公社の事業計画書フォームをベースに、検証と数値計画のポイントが解説されました。

ChatGPTなど、AIの登場によって形式的なビジネスを説明することは簡単になった一方、確信がないまま計画が置き去りになる可能性があるといいます。「自分が変化の先頭に立つことを見失わずに、自分のキャリアの舵を握り続けてください」と柏崎氏は学生にメッセージを送りました。

受講生からの質疑応答では「分析する競合をどのように見分けていくべきでしょうか?」、「売りたい商品の原価を正確に知るのにはどうしたら良いでしょうか?」、「起業に向いている人と向いていない人の特徴を具体的に伺いたい」など多く質問が上がりましたが、すべてご回答くださいました。

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学生からの感想には、「事業計画を立てる上で時間をかけて一つ一つの問題に取り組んでいくことが大事だなと感じた」といった事業計画それ自体についての感想や、「will,can,mustは起業に限らない挑戦にも活かせると思ったので意識したい」といった幅広く活用しようとするものがありました。

本年度も実に有意義な時間となりました。
どうもありがとうございました。

(H.O.)