経験ゼロからのロボット事業 ~本学部卒 松坂氏登壇~

駐車場の黄色い機械を見たことがありませんか? あれはパーキング機器日本トップシェアをもつアマノ株式会社によるものです。

2023年5月16日の現代マネジメントⅠは、そのアマノ株式会社の 松坂 玲 氏(2021年市場戦略学科卒)をオンライン上で招聘し、お話しいただきました。

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パーキング事業のほかにも時間情報事業、環境事業、クリーン・ロボットソリューション事業を手掛けるアマノは、B2B分野でトップシェアをもちます。

そんなアマノのロボット事業は同社の新規事業。人手不足を解消する業務用清掃ロボットは様々な分野で欠かせないものです。松坂氏はロボットの推進を担当しています。なお、同社の小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT(ハピボット)」は有名スーパーでも活躍中のロボットですが、そのロゴは松坂氏のデザインによるものです。

松坂氏は、就活の軸が商品開発でした。実は松坂氏はそれまでロボットとは無縁の生活を過ごしています。就職後も集塵機の営業を行っていました。そんななか、新規事業に携われる機会としてロボット事業に携わることになります。いまでは、東日本エリア全域を飛び回るほど忙しい日々を送っています。

これは、自社製品を持つメーカーだからこそできる商品開発の仕事の魅力です。

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学生からは「(AI開発停止の声が上がっているという記事を受け)これから機械業界はどうなっていくのでしょうか?」、「営業するにあたって特に意識していることはなんでしょうか?」といった質問がありました。たくさんの質問にもかかわらず、松坂氏は丁寧にひとつひとつ回答されました。

学生時代に、駒澤大学短期語学セミナー制度を活用し、オーストラリアのクイーンズランド大学に留学し、多くの体験をしていました(参照:「クイーンズランド大学留学報告」)。また、オータムフェスティバル運営委員としても活躍した体験をもとに、数字で成果が見えてくることも励みになるともいいます。

最後に松坂氏は、「社会人になっても大学生の体験は大事だったと感じます」「留学に行かなかったとしても、いろんなものを見て体験していただきたい」と学生にメッセージを残しました。

受講生からは「自社製品が見えるメーカーの仕事がやりがいにつながると気づいた」といった感想や、「それまではなかった営業職の充実した働き方を理解できた」といった感想がありました。

大変有意義なお話でした。

どうもありがとうございました。

(H.O.)