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理事長メッセージ

学校法人駒澤大学 理事長:山本 健善

学校法人駒澤大学 理事長:山本 健善

駒澤大学の前身は、1592年に江戸駿河台の吉祥寺境内に創設された旃檀林と称される学寮であります。麻布北日ヶ窪に移転した後は、曹洞宗大学林専門本校となり、今から100年余り前の1913年に現在の駒沢の地に移転しました。その後は寺院の子弟ばかりでなく、広く一般にも門戸を広げた総合大学として、時代の変化に則して学部の増設や施設の拡充をはかり、教育環境の整備をすすめ、都内中心部に主たるキャンパスを有する大学として、その存在を他に示しております。さらに、附属高等学校を2校併設し、建学の理念に基づく一貫教育をも目指しております。

2012年には創立130周年を迎え、開校130周年記念棟「種月館」を建設し、創立140周年となる2022年には、東洋一ともいわれた本学の禅籍に代表される智を蓄え、智をつかい、智をつなぐ新図書館が竣工いたします。

こうした伝統を守りつつ、世界的に多様化が進むなか、なお一層の努力を重ねて、学生、生徒の皆さんが有意義な日々を重ね、身心とも健やかに学業や諸活動に励んでいただける学園環境を整えてまいりたいと存じます。

誰一人として予想できなかったこの感染症の世界的拡大は、世界中のひとりひとりに、多くの不安と混乱を招いております。教育機関としても多くの難問に直面し、果敢な対応が求められております。

私たちの伝統である禅の智慧は、多くの知識を求めるばかりではなく、多くの命あるものと共生しながら多様性を受容し、一方で自分自身を学ぶことでもあります。この自分自身を究明することは、卒業してもなお続くものであり、その生き方こそが自らの人生の幸福や他を思いやる心、そして世界の平和へと続くものであります。その礎を是非この駒澤で、学生、生徒の皆さんに体得していただきたいと思っております。未来は、私たち自身が共に切り開いていくものであります。

今後も教職員一同、そして卒業生やご支援いただいております皆様のご理解とご協力をいただきながら、その本来の目的を達成してまいります。どうか関係する皆々さまには、ご法愛とお力添えを賜りたくお願い申し上げます。

合掌