硬式野球部

DATE:2022.04.14硬式野球部

「バットに当たってくれてよかった」角田の殊勲打でサヨナラ勝ち! 日大との対戦カードをタイに戻す!

東都大学野球春季1部リーグ対日大2回戦が4月13日、神宮球場にて行われた。

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サヨナラ打を放った角田(撮影:中島 健士郎)
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7回1失点の粘投をみせたエーアン(撮影:清水 呼春)
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8回からのリリーフ登板となった福山(撮影:中島 健士郎)
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角田を迎える駒大ナイン(撮影:清水 呼春)

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム123456789
日大 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
駒大 0 0 0 0 0 0 0 0 2

打者成績

守備位置選手
1[7]浦口 4 2 0
2[4]林(琢) 4 1 0
3[9]与倉 3 0 0
4[8]大森 4 1 0
5[2]岩本 2 0 0
R工藤 0 0 0
6[3]近藤(翔) 3 0 0
7[D]神宮 3 0 0
H橋口 0 0 0
8[5]坂本 2 0 0
H5角田 2 1 2
9[6]小園 2 1 0

投手成績

選手被安自責
エーアン 7 26 6 1
〇福山 2 7 1 0

今日の先発は昨日サヨナラ弾を浴び敗戦投手となったエーアン・リン(現2)。前回の屈辱を晴らすべく神宮のマウンドへあがった。
その立ち上がり、一死から安打で走者を許すも後続を断ち上々のスタートを切った。しかし2回、二死の場面から昨日サヨナラ弾を打たれた中尾勇(日大)に左前安打と盗塁で二塁まで進まれると、続く打者に右適時打を打たれ先制を許す。その後も右安打で得点圏に走者を溜めるも後続を三振に仕留めこの1点に抑えた。
一方の駒大打線は、幾度か好機を作りながらもあと一本が出ず無得点。エーアンもその後は粘り、両者譲らずの投手戦となっていった。駒大も8回からはリリーフとして福山優希(社4)が登板。2回無失点の内容で9回の攻撃につなげた。
9回裏の攻撃、先頭の⑤岩本皓多(経3)が四球、⑥近藤翔真(営4)が死球で出塁し⑦代打橋口采生(法3)が犠打で送って一死二・三塁の好機が訪れる。ここで打席に入った⑧角田蓮(法2)が逆転となる左中間へ2点適時打を放ち試合終了。角田の値千金となる殊勲で駒大が日大との対戦カードをタイに戻した。

◆大倉監督

――最後の最後に一本が出た。振り返ってどうか
「1点が取れない」

――左投げの投手ばかりだったが、攻略にどのような指示を出していたのか
「右も左も基本的に外中心のピッチングになるので、真ん中から外目をセンター方向にという(指示)。鉄則中の鉄則。これと言って秘策があるわけではない。それを徹底していくということは日々の練習の中で言っている」

――最後の場面でファウルの時にギャンブルスタートを切るなど、どういった指示を出していたのか
「指示というか、内野ゴロでも1点取らなければ負ける。スタートの練習もしている。角田自身も最初は外野フライでもいいが、追い込まれてからはとにかく空振りしないというところ。こういったところが2,3塁走者のスタートという形に見えたのだと思う」

――*(左投手に強いということを)見込んでの起用だったのか
「はい」

――(角田選手について)どのあたりを評価するか
「今やっていることが、彼の経験になる。そういう場面に(角田選手を)起用できるということは彼が前向きであるということ。そこが評価できるポイント。たくさんチャンスを与えようという気になる」

――今日の投手陣は
「亜大と日大戦までに、いろいろなパターンを試そうということで、思い切って継投もしてきた。最後の福山も亜大戦までは調子が良くなかったが、1-0の緊迫した場面で使って、次から相手を見ながらきっちりと継投ができるようにという計算だった。本当にこれから。勝っていればいいが、すべてを試しながらやってきたということ。何とか明日粘って、第3節から固めていく」

――福山投手がマウンドに立って勝ったということは大きいのでは
「当然結果が良ければそれに越したことはない。駒大の投手陣は福山がエース。彼の姿勢、取り組み方が求心性を生んでいる」

◆角田選手

――サヨナラの一打だったが振り返ってどうか
「必死に食らいついていった結果が、ヒットになっただけで、ヒットを打ちにいくというよりも、何でもいいから転がそうと思って打ちにいった結果がたまたまヒットになった」

――最後のボールとコースは
「インコースよりのストレートだと思う」

――サヨナラヒットは打ったことがあるか。いつ以来
「ある。高校2年生のときの練習試合で、エーアン(経2)から打ったことがある」

――打った感覚は
「ほっとしたというのが一番大きかった。緊張がすごかった。バットに当たってくれてよかった」

――ファウルを打っていくうちにだんだん合ってきたという感じはあったのか
「だんだんポイントに持っていけているという感覚があった」

――打球はよく見えたか
「よく見えた」

――緊張が大きかった中でサヨナラ打を放ったのはどうだったか。今後につながるのでは
「亜大1戦目でも同じような場面で打席に立っていた。亜大戦では打席中で何も修正できなかった。今回はその反省を生かせた。打席の中でただやみくもにバットを振るのではなく、自分がどのように待ったり、打ちにいったりすれば確立が上がるのかということを、考えて体が反応してくれた。その結果がタイムリーにつながった」

――左投手には強いのか
「得意だと思う」

――鵜飼選手(22年卒・現中日ドラゴンズ)から学んだことはあるのか
「見て学ぶことが多かった。指導というより自分で。鵜飼さんとはタイプが違うが鵜飼さんのバッティングをみて、配球の待ち方などは聞いたことがある」

――具体的には
「外寄りのボールを意識していて内はあまり意識しない。外のボールを打ちにいった結果、内のボールを打つみたいな」

――今日はそれを実践できたか
「そこまでは考えていられなかった、多分それが体に染みついていて、できたのかなと思う」

――ファウルにできたのも関係があるのか
「ファウルは食らいつきにいった。あそこの場面はどんなにバットを短く持っても、どんな形でも食らいついて、しっかりボールを見てバットに当てることを考えた」

――よい一本が出た。今後の意気込みは
「これからは全部勝つ勢いでいく。プレー以外でも声の出し方など、チームを勢いづけ、価値に貢献できるように頑張りたい」

――高校時代のホームラン数は
「15本」

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