硬式野球部

DATE:2022.04.15硬式野球部

今季初のカード勝ち越し! 林琢勝ち越し三塁打、エース福山も6回1/3無失点で復調の兆し!

東都大学野球春季1部リーグ対日大3回戦が4月14日、神宮球場にて行われた。

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打席に立つ林琢(撮影:岩渕 隆悟)
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復調の兆しをみせた福山(撮影:坂下 涼弥)
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四球を選び出塁する与倉(撮影:東海 圭起)

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム123456789
日大 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2
駒大 2 0 0 0 0 0 2 0 × 4

打者成績

守備位置選手
1[7]浦口 3 0 0
2[4]林(琢) 4 2 2
3[9]与倉 2 1 0
4[8]大森 3 1 2
5[2]岩本 3 0 0
6[3]近藤(翔) 3 0 0
7[D]橋口 3 1 0
HD神宮 1 0 0
8[5]角田 3 0 0
9[6]小園 2 0 0

投手成績

選手被安自責
高井 2 2/3 14 3 1
〇福山 6 1/3 26 4 0

亜大とのカードに続いてまたも第3戦目までもつれた今カード、優勝にむけて落とせない戦いが続く。

初回、②林琢真(市4)、③与倉良介(法4)の四球で一死一・二塁とすると④大森廉也(法3)が中越え適時二塁打を放ち2点を先制!ここまで打撃好調の四番の働きで序盤から試合の流れを掴みつつあった。しかし先発の髙井駿丞(経2)がパッとしない。初回こそ抑えたものの、2回先頭の中尾勇(日大)に左中間への本塁打を打たれ一点を失い、さらに3回には投失も絡んで一死二・三塁とされると林(日大)の内野ゴロで一点失いすぐに追いつかれてしまった。

先発髙井はここで降板、大倉監督はエース福山を昨日に続きリリーフとして登板させた。福山は4・5回と走者は出すものの得点圏には進めず無失点に抑える。

すると打線は7回、一死から⑧角田蓮(法2)が一失で出塁し①与倉も四球で出塁すると、日大の投手は昨日押さえ込まれた山内にスイッチ。二死一・二塁となり②林(琢)が勝ち越しとなる2点適時三塁打を放ちついに試合の均衡を破ることに成功した。

4-2と駒大2点のリードで迎えた最終回、日大も食らいついてくる。内野安打と中前安打、犠打と四球で一死満塁の一打同点のピンチの場面を迎えた。しかし"駒大エース"は冷静だった。続く花崎(日大)を一併殺打に打ち取り試合終了、勝負どころで福山は踏ん張った。

第3戦目までもつれ接戦となった日大戦を駒大は2勝1敗で勝ち越し、勝ち点1を手に入れた。

◆大倉監督

――福山がコンディション悪い中粘り強く投げたが
「そうですよね、三回からずっと最後までだから粘り強く投げてくれた」

――最後はどのように見ていたか
「イニングごとに話はしていたので疲れはなかったと思う。内野安打からのスタートだったのでピンチは出来たが最後まで変わらない投球だった。」

――これで一安心か(福山に関して)
「またもう一回仕切り直して次の準備ということだと思う」

――林はいいところで打ったが
「あれは大きい。そういうつながりという事で、林を二番においた。そういう意味では、ポイントゲッターとしていいタイミングだった」

――ゲームプラン的には福山の登板が少し早かったか
「ゲームなので分からないが、プラン的には当然早い。五回までは髙井が何とかゲームを作っていくというピッチャーの計算だったが、なおかつ初回に二点入ったから一方的に行ける流れにしたかった。ところがすぐ一点、一点と取られたから途中から粘らないといけなくなった」

――勝ち点1を挙げたのは大きいか
「当然大きい。しかも負け勝ち勝ちという、目指している訳ではないが、そういう勝ち方が出来るチームをずっと作ろうとやってきたから。それが二つ目で出来たのは取りあえずうれしい」

◆福山選手

――コンディションが悪い中マウンドで意識したこと
「春のオープン戦の中でも気温が低かったり、雨が降っている状況で投げていたので、雨が降っている中でも結構強い雨で練習もしていたので、その意味ではよかった」

――雨降っているとき投げるとき、普段とは違い意識する事
「スパイクが重くならないようにすること、ちゃんと投げられるボールを選ぶこと」

――今日はできたのか
「今日はそうですね」

――投げられるボールというのは球種じゃなくてボールのことなのか
「ボールが濡れたりするので。とにかくそこだけは。監督にも言われたが、これぐらいでいける、投げられそうではなく、ちゃんと選ぶ」

――難しい状況だったが、ピッチングでよかった点
「ここまで不甲斐ないピッチングして、今日もたまたま良かったが、又、次どういうピッチングが出来るか。万全の準備はするつもりでいる。結果がどうなるかは分からないので、次の試合に向けての過ごし方をしっかりしたい」

――昨日今日と自分のピッチングで勝利を呼び込んだ点について
「バッターが打たないと。打ってくれたので勝った。自分がどうこうとかあまりない。」

――投げていて手ごたえがあったのはどういうところか
「打たせて取るというのを意識。昨日も勢いのままピッチングした。データがというよりかは試合の流れで投げた感じ。今日は打たせて取るという事を意識」

――連投のコツ、ケア
「みんながやっているようなこと特に変わったことはしていない。」

◆林選手

――今日も接戦になって大きなチャンスに恵まれたが、どういう思いで打席に立ったか。
「自分が決めるというかは、次の与倉や大森に繋げばチャンスにもなるだろうし、得点にもなるというメンタルで。自分が決めてやろうというよりかは、元々ずっとオープン戦のころからチームで戦っていくぞという事をテーマにしてやっていたので、ここで自分がヒーローになってやろうというよりかは、次の与倉に繋ぐためにはどうしたらいいか考えながらやっていた。ピッチャーが変わったタイミングから自分が出来る事を全力でやる事を考えた」

――球種とコースは
「スライダー、外めのスライダー。」

――あそこまでよく伸びた打球だったが、感触はどうだったのか
「感触はそんなに感じなかった。昨日も同じ球でやられていたので、同じ球種でやられるわけにはいかない。(ピッチャーも同じ 山内 球種も)昨日もセカンドゴロでやられていたので。同じようにやられるわけにはいかないと、打席に入る前から準備していた。それを打席でできた。」

――センターから逆方向に行くイメージか
「センターに入っていきながら打球が出ていくイメージで。今までどおりできた。」

――劇的な三試合が続いて、今日勝ち越したがどんな気持ち
「もともと粘り強いチームで、粘り強いバッターだったり、粘り強いピッチャーがそろっているので、何としても勝つ、勝ちにこだわるというのをチームでテーマに掲げているので、それを体現しておることだけ。それを引き続き続けていく。」

――初球のタイミングは間違っている様にみえたが
「そうですね、打席では細かい事を考えないようにしていたので、球なりに自分が反応していってという風に考えていた。どこのボールをどうというよりかは、きたボールをセンターに返すことだけを考えていた」

――攻められる2日間だったが、悔しかったか
「同じやられ方をするのはバッターにとって悔しい事。また同じピッチャーをあてられるのは、このバッターならこのピッチャー投げとけば行けると相手は思っていたと思うので、バッターとしてここで負けないという強い思いは持っていた」

――そこを打ち返せたのは良かったか
「良かったというか、自分が打った点で勝てた、自分が打って勝てたという訳ではないが、結果的に勝てたのは嬉しい。」

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