硬式野球部

DATE:2022.04.20硬式野球部

青学大とのシーソーゲームを制してカード初戦を勝利で飾る!

東都大学野球春季1部リーグ対青学大1回戦が4月19日、神宮球場にて行われた。

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9回勝ち越し打を放ちガッツポーズをする林琢真(撮影:髙貫 真裕)
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8回同点となる三塁打を放った与倉(撮影:清水 呼春)
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猛打賞の活躍をした橋口(撮影:東海 圭起)
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リリーフ登板で三者凡退に抑えた東田(撮影:髙貫 真裕)

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム123456789
駒大 0 0 0 2 0 0 0 2 3 7
青学大 0 0 0 2 0 1 0 1 1 5

打者成績

守備位置選手
1[7]浦口 5 1 0
2[4]林(琢) 5 2 1
3[9]与倉 4 1 1
4[8]大森 4 1 0
5[2]岩本 3 0 1
6[3]近藤(翔) 3 0 0
7[D]橋口 4 3 2
8[5]角田 2 0 0
9[6]小園 3 0 0

投手成績

選手被安自責
高井 5 1/3 23 7 3
松村 2/3 3 1 0
東田 1 3 0 0
〇福山 2 9 3 2

青学大とのカードの初戦、未だにカード初戦をものにできてない駒大。なんとか初戦を勝ち取りカード勝ち越しに向けて貯金をつくっておきたいところである。

打線は4回、先頭の②林琢真(市4)が内野安打で出塁すると盗塁で二塁へ。二死後⑤岩本皓多(経3)の四球と⑥近藤翔真(営4)の死球で満塁とすると、⑦橋口采生(法3)がこの日2本目の安打となる2点適時二塁打を放ち、2点を先制する。

しかしその裏、先発髙井駿丞(経2)が一死から1点を返され、さらに手塚(青学)に適時二塁打を許しすぐさま同点に追いつかれてしまう。髙井は6回裏一死を奪ったところで降板、変わった松村青(商2)もその代わりばなを中野(青学)の適時二塁打を打たれ勝ち越しを許す。7回は東田健臣(商2)の完璧な投球で締め青学大に流れを渡さなかった。

青学大1点リードで迎えた8回、一死二塁後③与倉良介(法4)が右中間を破る適時三塁打を放ち駒大が同点に追いつくと、さらに⑤岩本の内野ゴロの間に与倉が生還し逆転に成功する。しかしその裏に福山優希(社)が同点打を許し試合は振り出しに戻ってしまう。

だが駒大打線はまだ終わらない。9回表、先頭の⑦橋口が猛打賞となる右安打で出塁。その後二死一・二塁の好機で②林琢真が値千金の右適時打を放ち勝ち越し、さらに④大森廉也(法3)の内野ゴロが相手の失策を誘いもう2点を追加。この回一挙3点と試合を決定づける結果となった。

福山はその後の9回裏、代打小鷹(青学大)に本塁打を浴びたはしたものの、後続を打ち取り試合終了。初戦を見事に勝利で飾った。

◆大倉監督

――最後は林(琢)選手が挑んで決めてくれた
「3年間決めてくれなかったので(笑)。4年の春はいい仕事をしてくれています」

――投手陣は結構踏ん張っている印象だが
「とってとられることもあるが、失点という意味では頑張ってくれている」

――打順の②〜⑤番の4人が打つと打線が盛り上がるのではないか
「当然そうだし、そこが機能しないと得点が取れないので、何とか2番から5番につなげていくということでプラスアルファ、今日の橋口や角田が出てくれるとこういう得点能力も一気に上がってくるチーム。2番から5番はある程度大事なポイントになる」

――林(琢)選手がプレーでなく姿でということだが、監督から見ても変化はあったか
「変化というか、元々真摯に取り組む選手なので本人の中の思いと誓いが今までよりも強く出る。福山も一緒だが、チームの中心として、見本という言葉が合うかはわからないが求心力になる野球に取り組む姿勢が良い時も悪い時もそういうところが4年生になってより強くなることだと思う」

◆林琢真(市4)

――打席を振り返ってみてどうだったか
「前の浦口が三振した時に、ここは絶対チャンスで回ってくるなというのが自分の中にあった。そこからはピッチャーに対しても気持ちが入っていた。今振り返るとあの時間は結構一瞬。打席に入っても、いい意味で何も考えずに意識せずにボールに入っていけた」

――気持ちは入っていたか
「入っていた。橋口が先頭で出た瞬間から絶対に自分のところで来るというのが自分の中であった。気持ちの面ではいい準備ができている」

――打ったのはどんな球種はなにか
「スライダーかカーブ系の変化球だったと思う」

――先ほど監督が『3年間決めきれなかったが今年はいい働き』と言っていたが、なにか変化があったのか
「1年から3年の中で成績が出ない中でも使っていただいた。思うような成績が出ずにチームにも貢献できない3年間が続いていた。今年に入って自分の成績よりも自分が先頭に立ってチームを成績ではなく『姿』で引っ張っていくというのを4年生に入った時の自分のテーマとしてスタートさせた。打てない時でも下を向いた姿を見せずに、後輩も見ていると思うので、自分の姿がチームに良い影響、チームにプラスになるような姿でいることをずっと意識して練習からやってきた」

――大学日本代表の合宿にも参加したと思うが、刺激になる部分はあったか
「高いレベルでやることでとても貴重な経験をすることができたので、それは自分の練習にも生かすことができた。それを持って帰ってチームで生かすことができていたので、自分にとってもチームにとってもすごい大きな経験をすることができたと思う」

――話した中で印象に残った選手はいたか
「今日の試合に出ていた佐々木選手(青学大)とかも一緒にやっていた。佐々木選手だけでなく色々な選手の感覚であったり、どういう練習をやっているのかということだったりを聞けた。自分もそこに行かないと聞けないことも多いと思うので、そういう意味ではいろいろな選手から色々と聞くことができてよかった」

――昨秋は最多盗塁だったが、今年春の目標はあるか
「(自分の成績では)キャリアハイの成績はもちろん出したいと思っている。ただ今日の試合であれば無死走者二塁という場面で自分が進めなかったことが反省である。最後打つことはできたがそこをもっと見つめ直すべきだと思う。自分がどういう役目なのかをもう一度自分で落とし込んで、次に回ってきた時には絶対進められるような準備を今日の夜できる限りやろうと思う」

◆福山優希(社4)

――今日のピッチングはどうだったか
「打線が点をとってくれなければひどいピッチングだったので、また明日の試合に向けて頑張る」

――今日自分の中でどのようなところがあまりうまくいかなかったか
「カウントを悪くしてというか、ストライクをとる自分のパターンでもとれなかったのがあるのでそこを修正する」

(執筆者:髙貫真裕)

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