硬式野球部

DATE:2022.04.28硬式野球部

岩本が今季第1号ホームラン、福山粘投も、タイブレークの末に中大にサヨナラ負け

東都大学野球春季1部リーグ対中大1回戦が4月26日、神宮球場にて行われた。

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今季1号本塁打を放った岩本(撮影:清水呼春)
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雨のマウンドのなか、粘投をみせた福山(撮影:伊藤美咲)
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6回に適時打を放った林琢(撮影:東海圭起)

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム12345678910
駒澤大 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2
中央大 1 0 0 0 0 1 0 0 0 1✕ 3

打者成績

守備位置選手
1[9]与倉 4 2 0
2[D]橋口 4 0 0
3[4]林(琢) 3 1 1
4[8]大森 3 0 0
5[3]近藤(翔) 3 0 0
6[2]岩本 4 1 1
7[5]角田 2 0 0
H出村 1 0 0
5坂本 0 0 0
H神宮 0 0 0
R6高田 0 0 0
8[7]浦口 4 0 0
9[6]小園 3 1 0
H藤田 0 0 0
5平井 0 0 0

投手成績

選手被安自責
高井 2 10 2 1
●福山 7 1/3 30 6 1

青学大との前カードで負け越し、"優勝"の文字が遠ざかってしまった駒大。次の相手は西館や森下らを擁する中大。駒大は1番打者に与倉良介(法4)を配置するなど、これまでと打線を大きく組み替えて臨んだ。

今日の先発は今季6度目の先発マウンドとなる髙井駿丞(経2)。その立ち上がり、先頭打者に二塁打、さらに続く打者を三塁手の失策で出塁させてしまう。ここで北村(中大)に犠飛を決められ先制を許す。髙井はその後も安打と四球の走者を出す。結果的には先制点の1点のみに防いだものの2回を投げて降板、変わった福山優希(社4)がその後3,4回と無失点に抑えた。
打線は5回、先頭の⑥岩本皓多(経3)がセンターへの第1号本塁打を放って同点に追いつく。さらに6回には、①与倉が右安打で出塁、②橋口采生(法3)が送ると③林琢真(市4)が勝ち越しとなる右中間適時二塁打を放ち、ついに駒大がリードする。

だがその裏、中大がすぐに追いつく。先頭の森下(中大)を出して二死後、石井(中大)が三塁への適時内野安打を放って意地をみせてきた。駒大は7回から登板した西館(中大)を攻略できず。また福山も味方の守備に助けられながら粘投をみせ、両者の戦いはタイブレークに突入した。
無死一、二塁から始まるタイブレーク、⑨小園琉世(市4)が犠打を決め走者を進める。だが①与倉が痛恨の空振り三振、②橋口が遊ゴロに倒れ結果は無得点と勝ち越すことができない。
するとその裏、無死一、二塁から犠打と申告敬遠もあって一死満塁と一打サヨナラの大ピンチで打席には森下(中大)。なんとか併殺打に抑えて次の攻撃に繋げたいところであったが、森下に中安打を浴び痛恨のサヨナラ負けを喫した。

◆大倉監督

――最後タイブレークになったが
「タイブレークで、表で点が取れなかったらもうほぼほぼ、こうなる」

――あそこ(10回裏)は申告敬遠して満塁にして、森下選手(中大)も怖いが、満塁にするのが一番防ぎやすいのか
「もうそこは可能性。外野フライでも終わりだし、パスボールしても終わりだし、内野ゴロが高く上がっても終わり。だったらゲッツーの可能性を残している方がいい。1対1で勝負するより良いという選択をした」

――福山選手と西舘選手(中大)の投げ合いも、終盤のこのような展開は予想していたのか。
「うん。なので早いスイッチになった。2点目は大きな点になるねと言うことで早くスイッチをした」

――その早いスイッチした中で福山のピッチングはどうだったのか。
「見ての通り。ボールもよかった。サヨナラはされたが、8回を1失点できているわけなので、ピッチングとしては良かった」

――先手を取りたかったか
「当然」

――初回の競り方は監督のイメージだったのか(バントミスがあった場面について)
「バントで送って形を作って、それが点になるかは分からないが、そういう入り方をしなければならないところ。大きな点は取れない。形は作っていかないと得点できるチャンスはなくなる」

――まだまだ混戦は続き、負けられない戦いが続きそうだが。
「毎回そう。終盤なんとか逃げているが毎回そう。分かった上で一試合一試合なので。取れるに越したことはない。うちだけではなくどこもみんな一緒」

――今日の試合は2対1(第一試合)、2対1(第二試合)、3対2(第三試合)で今日もきているが
「そうだね。みんな分かりきっていること。最後の最後まで分からない」

(執筆者:髙貫真裕)

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