硬式野球部

DATE:2022.07.31硬式野球部

林琢真がオランダで攻守に躍動【ハーレムベースボールウィーク】

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7月8日から15日にかけて第30回ハーレムベースボールウィークがオランダ、ハーレムのピム・ムリエル・スタジアムで行われた。駒大野球部からは林琢真(営4)が選出され、全試合に出場し打率3割6分8厘(19打数7安打)2盗塁を記録。7安打と2盗塁はいずれもチームトップの数字だ。

今大会は6チーム総当たりのオープニングラウンドと上位4チームによる決勝トーナメントで構成された。

(撮影:小川裕貴)

オープニングラウンド

初戦の相手はキュラソー。林は2番二塁手でスタメン出場。右飛三振三振で迎えた第4打席に三塁線へと上手く転がすセーフティバントを決め、大会初安打。チームは4回に蛭間拓哉(早大)左前適時打の1点を青山美夏人(亜大)と上田大河(大商大)のリレーで守り切り見事初戦をものにした。

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日本 0 0 0 1 0 0 0 1
キュラソー 0 0 0 0 0 0 0 0

2戦目に対するは全米ドラフト上位候補が名を連ねるアメリカ。林は前日に続いて2番二塁手でスタメン出場。第1、3打席は左前安打で、第2打席には四球を選び出塁したがいずれも得点には繋がらない。両チームともランナーは出すものの走者を返すことが出来ずゼロ行進が続く。荘司康誠(立大)、曽谷龍平(白鷗大)、橋本達弥(慶大)、上田大河ら投手陣の粘投に応えたい打線。8回裏はタイブレークとなり無死一二塁からスタート。二死満塁となったところで打者は林。カウント3ボール1ストライクから逆らわずに振り抜いた打球は左翼手の前に落ちるサヨナラ安打。チームメイトの手荒い祝福を受けた。

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アメリカ 0 0 0 1 0 0 0 0 0
日本 0 0 0 0 0 0 0 1

一日空いた11日には3連勝をかけて対するはキューバ。この試合で林は初めてスタメンを外れる。一進一退の攻防が続き3対3になった6回裏、無死満塁の絶好の勝ち越しの場面で草部真秀(亜大)に代わり林が代打に告げられる。しかし捉えた打球は遊撃手の正面に。連日の勝ち越し打を放つことはできなかった。続く蛭間拓哉(早大)が押し出しの四球を選び勝ち越しに成功。最終回は橋本達弥がキューバの攻撃を3人で片づけ、見事3連勝を収めた。

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キューバ 0 0 3 0 0 0 0 3
日本 0 1 1 0 0 2 × 4

4戦目のイタリア戦では林が1番二塁手でスタメンに復帰。第2打席で中前安打を放つとすかさず今大会一つ目となる盗塁を決める。チームは辻本倫太郎(仙大)が2本のタイムリーで3打点をあげる活躍を見せる。投手陣も矢澤宏太(日体大)が6回零封、最終回を篠木健太郎(法大)が締めるなどこの試合も勝利を決めた。

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日本 0 0 0 0 1 4 4 9
イタリア 0 0 0 0 0 0 0 0

オープニングラウンド最終戦で対するは開催国オランダ。ヤクルトスワローズやソフトバンクホークスで活躍したバレンティンやテクニカルディレクターにバンデンハークを擁する。林はこの試合も1番二塁手でスタメン出場。1回の第一打席は先制点につながる四球を選ぶ。2回にも敵失策を誘う三ゴロで出塁すると上田希由翔(明大)の三ゴロの間に生還。4回の第三打席では中前安打で出塁するとすかさず今大会2つ目の盗塁を成功させるなどチームの勝利に貢献する活躍を見せた。

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オランダ 0 0 0 0 0 0 0 0
日本 4 1 0 0 0 0 × 5

決勝トーナメント

準決勝は先日勝利を収めたオランダと対戦。1番二塁手でスタメン出場した林は第一打席で中前安打を放つと3番矢澤の一ゴロ失策の間に生還し先制点を奪う。しかしその後は相手投手のコントロールとカットボールに苦しみ無得点。先発の青山が7回二死までノーヒットノーランの快投を見せるもあと一人の場面で四球を与えてしまう。続く打者に適時二塁打を浴び同点に追いつかれると上田大河も中前適時打を浴び勝ち越しを許してしまう。裏の攻撃も無得点に終わり日本は三位決定戦に回ることになった。

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オランダ 0 0 0 0 0 0 2 2
日本 1 0 0 0 0 0 0 1

三位決定戦の相手は強力打線を擁するアメリカ。先発の荘司は2回途中まで投げ死球2つを与えるなど乱調で2点を失う。3回から登板した矢澤も3失点とピリッとしない投球内容。最終戦も1番二塁手で出場した林は第1打席に死球で出塁するもその後は凡退。スタメン出場した試合では初めての無安打に終わる。3位決定戦で敗れた日本は4位でハーレムベースボールウィークを終えた。

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アメリカ 0 2 3 0 0 0 0 5
日本 0 0 1 0 0 0 0 1
執筆者:小川裕貴

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