硬式野球部

DATE:2022.09.12硬式野球部

中大、西館の前に3安打完封負け。先発福山も4回持たず黒星発進

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初打席で安打を放つ与倉(撮影:東海圭起)
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先発の福山(撮影:髙貫真裕)
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好投をみせた石川(撮影:中島健士郎)
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リーグ戦初登板の石橋(撮影:東海圭起)

東都大学野球秋季1部リーグの開幕戦、対中大1回戦が9月3日、福島県営あづま球場にて行われた。
結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム123456789
駒大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
中大 0 1 0 6 0 0 0 0 × 7

打者成績

守備位置選手
1[6]工藤 3 0 0
6小園 0 0 0
2[9]与倉 2 1 0
3[4]林(琢) 4 1 0
4[8]大森 4 0 0
5[2]岩本 3 0 0
6[3]近藤(翔) 1 0 0
7[7]橋口 2 0 0
7浦口 2 1 0
8[D]藤原 3 0 0
9[5]高田 3 0 0

投手成績

選手被安自責
●福山 3 2/3 20 8 3
エーアン 1 1/3 8 2 0
石川 2 7 0 0
石橋 1 5 0 0

春は大分だったが、秋は福島での開幕となった東都大学野球秋季1部リーグ。その開幕戦は、2021年の東京オリンピックで野球・ソフトボールの試合会場としても使われた、福島県営あづま球場にて行われた。

春に続いて今季も、開幕戦のマウンドには福山優希(社4)があがった。その立ち上がり、一死から連打を浴びるも後続を打ち取り無失点に抑える。しかし2回、先頭をヒットで出すと一死後、櫻井(中大)に先制の適時二塁打をあびてしまう。さらに4回、再び一死から今度は三連打を浴びて満塁のピンチを招くと、繁永(中大)に左前適時打を打たれ、続く打者にも犠飛を決められ2失点。福山は4回もたず無念の降板となった。

福山にかわってマウンドにあがったエーアン・リン(現2)は死球で満塁とすると、北村(中大)との勝負。打ち取った当たりだったがここで左翼手の橋口采生(法3)がまさかの落球。この間に走者が還り3失点。その後も失点を重ねこの回だけで計6失点と一方的な展開となってしまった。

打線は、先頭に工藤波音(法2)を据えるなど昨季と大きく組み替えて臨んだ駒大。初回は与倉良介(法4)主将がリーグ初盗塁を決めるなど好機を作るも無得点。2回は四球と相手の暴投もあって走者を三塁まですすめるも連続三振を喫し無得点。さらに3回には四死球で好機を演出するも、③林琢真(営4)の右飛で走者が戻れず併殺に。一点が遠い展開が続く。

6・7回のマウンドには石川永稀(市1)。死球を与えるも、3者連続三振に取って切るなどチームに流れを引き寄せるピッチングを見せた。8回はリーグ戦初登板となる石橋利久(商1)がピンチを抑えて無失点デビューを飾った。

しかし打線は相手先発の西館の前に沈黙。終わってみれば3安打の完封負けを喫した。これで駒大は2季連続の開幕戦黒星。投打がかみ合わずに初戦を落とした。

◆大倉監督

――ちょっと投打に元気がなかったように見えたが
「うん、まあ打てなかったのが一番。」

――西舘投手の球に球威があったということか
「当然。もういい投手だということはわかっている。接戦に持ち込まなければいけないところを、先にあのような形で点を取られたら簡単には打つことができない」

――福山投手はまだ本来の力、内容を取りも出せてないように思え、球も高く見える
「それはもっと低めに決められればいい。粘ってピッチングをして、あそこで2点取られても、3-0で中盤、後半に持っていければ、十分。あそこまで粘らないといけない」

――3回の攻撃でフェンス際の打球がゲッツーになった。あの判断は難しいと思うが、仕方ないか
「仕方なくはない。やっぱり、抜けたら当然帰ってこなくてはいけない。2回も1アウト3塁でどんな形でも1点にするとか、そこら辺の精度。粘っていかないと。たとえ福山が打たれたとしても、1点リード、2点リード、3点リードで試合中盤、後半に入っていける試合にしないと元気なく見える」

――4回のレフトのエラーの理由はボールを見失ったのか
「球際の弱さかな。当然雨で見づらいし、ナイターでもあるだろうし。それに外野手は神経を使っていた。簡単にいつもと一緒とはいかないだろうけど、あれを落としていたら、東都で戦えない」

――明日に向けて何か手を打つ考えとか、選手にどんなことを言いたいとかあるか
「いえ、特別なことをする起爆剤もないだろうし、薬もないだろうから、できることをもう一回再確認して、粘って、次の試合、次の試合と。それしかない」

執筆者:髙貫真裕

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