硬式野球部

DATE:2023.04.04硬式野球部

打線沈黙。選手総動員も、連勝で勝ち点獲得ならず

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2奪三振の東田(撮影・小川裕貴)
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チーム初安打を放った西田(撮影・小川裕貴)
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先発の髙井(撮影・中島健士郎)
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ヒットを放ちチャンスを広げた神宮(撮影・東海圭起)

東都大学野球1部春季リーグ対青学大2回戦が4月2日、ナゴヤ球場にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
駒大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
青学大 2 0 0 0 0 0 0 1 × 3

◆打者成績
守備位置選手
1 〔7〕 小林 4 0 0
2 〔4〕 渡邉 2 0 0
H 百瀬 1 0 0
4 角田 0 0 0
3 〔8〕 大森 4 0 0
4 〔5〕 岩本 2 0 0
5 〔3〕 神宮 3 1 0
6 〔9〕 橋口 3 0 0
7 〔D〕 出村 3 0 0
8 〔6〕 工藤 1 0 0
H 西田 1 1 0
R6 髙田 0 0 0
H 平井 1 0 0
6 阿部 0 0 0
9 〔2〕 薩美 3 0 0

◆投手成績
選手被安自責
●髙井 6 21 5 1
東田 1 2/3 7 2 0
中山 1 0 0
1 1 0
エーアン 1/3 1 0 0

前日(4/1)は、青学大の強力な投手陣から2点をもぎ取った駒大。何としても得点を重ね、投手陣を援護したいところだが、青学大の先発下村の前に5回まで無安打と苦しい展開に。3回表、先頭の⑦出村夢太(法1)がセカンドへのライナー性の打球を放つも、相手の好守に阻まれ、塁に出ることができない。

一方、駒大の先発は髙井駿丞(経3)。初回、一死から中前安打を許すと、③小田(青学大)に、三塁線を抜ける痛打を浴びる。左翼手小林怜斗(政2)のエラーも絡み、打者は一気にホームへ。2点を先制される。

2回以降立ち直った髙井は、走者を許しながらも、打ち取る投球で青学打線に得点を許さない。4回表には、遊撃手工藤波音(政2)の好プレー、投手髙井は強いライナー性の打球に反応し好捕するなど、守備でも盛り上げる。

しかし、5回裏、先頭の渡部(青学大)に中前安打を許すと、犠打とバッテリーエラーで二死3塁のピンチに。①中島(青学大)の打席間に再び捕手薩美進之介(法4)が後逸。この間に3塁走者が本塁突入も、本塁カバーに入った髙井が冷静に処理。追加点を防いだ。

打線は6回、一死から⑧工藤の代打に入った西田翔哉(法1)が一塁への内野安打でチーム初ヒット。西田に代わった髙田祐輝(政4)がすかさず2塁を狙うも、ここは相手捕手渡部(青学大)の肩に阻まれ、チャンスを作れない。

7回からは髙井に代わって、東田健臣(商3)がマウンドへ。2つの見逃し三振を奪い、流れを作る。

8回表の攻撃、先頭の④岩本皓多(経4)が四球を選ぶと、続く⑤神宮隆太(市4)が右安打、⑥橋口采生(法4)は犠打をきっちりと決め、同点のチャンスに。しかし、⑦出村は一直、⑧髙田に代わった平井友弥(政3)が空振り三振に倒れ、絶好の好機を逃す。

8回裏は再びピンチに。東田は二死から①中島(青学大)に中安打を許した場面で、リーグ戦初登板の変則右腕、中山颯太(地3)にスイッチ。しかし、1球もストライクが入らず、四球を与えると、こちらもリーグ戦初登板となる南琉人(市1)がマウンドへ上がるも、③小田(青学大)に初球を捉えられ、追加点を献上する。再び投手交代でエーアンリン(現3)を投入。右飛に抑え、この回は1失点にとどめた。

追いつきたい打線だったが、9回もこの試合7度目の三者凡退に倒れ、無得点で試合終了となった。

なお、次戦対青学大3回戦は4月6日、第2試合(11時30分)開始予定。

◆大倉孝一監督

――8回にチャンスを作り、あそこでなんとかしたかった試合だと思うが、代打を使い、相手の継投はある程度予想していたのか

「全て(予想していた)。どういう手順で来ると言うのは分かっているので」

――今年は去年からそうだが、各地に良い投手がおり、青学もいい投手が揃っている。それに対してどういうふうに打線が打っていくか
「いや、それは球質も力もあるし、変化球のキレも良いのも分かっているので、コンパクトにセンターに返していくという事がどれくらい徹底できるかですよね」

――今日はそういうバッティングができなかったか
「ヒットが出る、出ないよりも、もうちょっと苦しめることが出来ないと。やっぱりそれはリズム。しかも、先制されているから苦しい展開になる」

――監督は1勝1敗という、3回戦があるという事で勝負にいくのか
「そうですよね。想定内だが、これを粘っていくというのが最後に勝ち残るチームだと思うので」

――駒大は後半になると凄い勢いになるチームになるが、前半がどうしても躓いちゃうような
「監督が真面目ですので(笑)。どうしても入口が固くなってしまう。監督の責任です(笑)」

――東田投手から中山投手への継投のタイミングだが、なぜワンボールになったところで
「ちょっと投げた後の足の状態が気になり、聞いてみたが、『大丈夫です』と言っていたが、また4日後には試合があるので」

――(足の状態に対して)ちょっと違和感があるのか
「捻った」

◆髙井駿丞投手

――今日のピッチングはどうだったか
「まず初回に先制をされた時点で、自分の責任だと思うし、今日の負けも自分が2点取られて勢いを持って来られなかったので、負けたと思っている。自分的には納得ができないピッチングだと思う」

――2回から投げ方の改善はあったのか
「投げ方というか、とにかく薩美さんと監督の話を聞いて、しっかりそこに投げ切るということと、早打ちだったと思うので、とにかく打たせてテンポ良く行くということだけをずっと考えていた」

(執筆者:東海圭起)

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