硬式野球部

DATE:2023.11.11硬式野球部

1部・2部入替戦 打線が沈黙 1安打完封の惨敗

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先発の髙井(撮影・小川裕貴)
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2出塁の西田(撮影・中島健士郎)

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好リリーフのの東田(撮影・中島健士郎)
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チーム初安打を放った増見(撮影・熊木桃)

東都大学野球秋季1部・2部入替戦、対東洋大1回戦が11月11日、明治神宮野球場にて行われた。

3回までは両者無得点だったが、4回に三連打を浴び先制を許す。5回にも三連打を浴び一点を失うと、更に捕手薩美進之介(法4)のパスボール。3-0とリードを広げられる。7回にも失策絡みで一点を失い、4-0に。打線は先発岩崎(東洋大)の前に8回まで無安打。9回に2死満塁の好機を演出するも無得点に終わり、敗北を喫した。

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
東洋大 0 0 0 1 2 0 1 0 0 4
駒大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

◆打者成績
守備位置選手
1 (4) 工藤 2 0 0
H 渡邉 1 0 0
4 角田 0 0 0
H 増見 1 1 0
2 (D) 岩本 2 0 0
3 (5) 3 0 0
5 平井 0 0 0
H 勝樂 1 0 0
4 (3) 神宮 3 0 0
5 (8) 大森 3 0 0
6 (7) 三浦 4 0 0
7 (2) 薩美 3 0 0
8 (9) 西田 2 0 0
9 (6) 髙田 2 0 0

◆投手成績
投手被安自責
●髙井 3 2/3 16 5 1
本間 1/3 1 0 0
山川 2 11 3 1
仲村(竜) 1 4 0 0
東田 2 7 1 0

◆戦評

溢れんばかりの駒大ファンで埋め尽くされた一塁側スタンド。応援指導部ブルーペガサスによって配布された小旗が揺れるスタンドは試合前の校歌斉唱からボルテージは最高潮に達していた。

入替戦のために紅白戦や東都一部チームとのOP戦を重ねてきた駒大。その成果を発揮したい打線であったが、東洋大先発岩崎の低めの直球と緩急をつけた投球の前に手も足も出ない。

マウンドに上がるのは秋季リーグ戦11試合中8試合に先発したエース髙井。初回、先頭に四球を与えると犠打と安打でいきなり2死一、三塁に走者を背負う。しかし⑤吉田(東洋大)を投ゴロに抑え、得点を許さない。3回までは危なげない投球の髙井だったが、4回に連打を浴び、無死一、三塁に。⑤吉田(東洋大)の打球は高く跳ね三塁手原尚輝(営2)のもとへ。完全に打ち取った打球だったが、本塁には投げる事が出来ず、先制を許す。その後2死一、二塁の場面で本間葉琉(法1)が登板。⑧後藤(東洋大)を見逃し三振に抑え、打線の反撃を待つ。

打線は岩崎の完璧な投球の前に沈黙。3回、1死から⑧西田翔哉(法1)が四球を選びチーム初出塁をすると⑨髙田祐輝(政4)が犠打を決め2死二塁に。しかし①工藤波音(法3)がフルカウントから空振り三振に倒れ無得点。

5回表のマウンドには山川大輝(営3)。しかし三連打を浴び1点を失うと捕手の後逸もあり2点を失う。7回に登板した仲村竜(営2)も守備の綻びから4点を失い、4点差を許す。

打線は6回、相手一塁手の失策と②岩本皓多(経4)の死球で2死一、二塁の好機を演出するも③原の捉えたあたりは中堅手の正面へ。駒大のスコアボードには安打数も得点数もゼロが並び続ける。

8回からは東田健臣(商3)が登板。150キロに迫る直球を武器に2イニングを投げ4奪三振無失点の圧巻のピッチングを見せた。

一矢報いたい9回裏。先頭打者の代打増見優吏(社1)が直球を引っ張り、チーム初安打となる右安を放つ。続く②岩本が四球を選び無死一、二塁にするも、代打勝樂剛琉(法1)が二併殺打に倒れ万事休す。神宮隆太(市4)、大森廉也(法4)が四球で出塁し2死ながら満塁に。しかし三浦颯斗(法4)が三振に倒れ試合終了。

次戦の東洋大先発は細野(東洋大)が予想される。厳しい状況が続く中、一部昇格に向けて後がない駒大。目の前の一点を掴み取るべく、完封負けを喫したナインの奮起に期待だ。

◆インタビュー

◆大倉孝一監督

――岩崎に苦しめられていたが
「いい投手だとわかっていた。もう少し粘りたかった」

――先発は細野と考えて、岩崎だったのは予想外だったか
「予想内」

――春の入替戦と同じ相手だったが選手たちは勝ちたいという意識はあったか
「選手は一生懸命に1部昇格に向けて1ヶ月間練習していた」

――明日に向けて
「相手の先発投手は細野と想定していく中で、1ヶ月間準備してきたことを粘り強くやっていく」

――リーグ戦が終わり、特別に選手たちに伝えたことは
「ない。もう一度自分たちの野球を確認すること、東洋大の情報を多く集め対応すること、自分たちが勝ちたいという思いがどれだけあるかの3つを今まで通りやってきた」

◆岩本皓多(経4)

――実際対戦して苦しめられていたが
「長いイニングを投げることができる投球をしていた」

――2部優勝して入替戦までどんな準備をしたのか
「特別変わったことはしていない。自分たちの野球をするために毎日練習していた」

――春の入替戦と同じ相手だったが勝ちたいという意識はあったか
「はい」

――明日に向けてチームの状態は
「今日負けてしまったことは事実なので、次を考えてやっていく」

――岩崎が今までと違ったことは
「対策していく中で、頭の中に入っている情報通りだった。好投手でカットボールがよかった」

執筆者:小川裕貴

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