硬式野球部

DATE:2024.04.11硬式野球部

久々の勝ち点を狙うも逆転を許し敗戦

240410 2-1
先制2点タイムリーを放った平井(撮影・橋本佳達)
240410 2-2
リーグ戦初安打を放った三方(撮影・井上義郎)

240410 2-3
相手の盗塁を刺した真鍋(撮影・井上義郎)
240410 2-4
2安打を放った渡邉旭(撮影・橋本佳達)

東都大学野球春季1部リーグ対中大2回戦が4月10日、明治神宮野球場で行われた。

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
駒大 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
中大 0 0 0 0 0 3 0 1 × 4

◆打者成績
守備位置選手 (出身校)
1 [6] 工藤 (弘前南) 3 0 0
2 [3] 平井 (日本航空) 4 2 2
3 [4] 角田 (昌平) 4 0 0
4 [9] 渡邉旭 (仙台育英) 4 2 0
5 [5] 原 (中京大中京) 4 0 0
6 [D] 出村 (星稜) 4 0 0
7 [8] 三方 (創志学園) 3 1 0
H 増見 (熊本工業) 0 0 0
8 [2] 真鍋蒼 (履正社) 2 0 0
H 秋川 (常総学院) 1 0 0
9 [7] 大谷 (昭和学院) 1 0 0
H→[7] 小林 (豊川) 0 0 0

◆投手成績
投手 (出身校)被安自責
⚫️東田 (西脇工業) 5 2/3 23 4 3
中山 (筑陽学園) 1/3 1 0 0
山川 (広陵) 1 2/3 10 2 1
仲井 (下関国際) 1/3 1 0 0

前日は雨で試合が中止となり間隔が開いた中で挑んだ対中大2試合目、今季初登板となる東田健臣(商4)が先発した。
打線は幸先よく3回に②平井友弥(政4)が三塁打で2点を奪うも、6回に東田が3点を失い降板すると貧打に喘ぎ逆転することができず敗戦した。

◆戦評

対中大2試合目は昨シーズン2部MVPなどの活躍を見せ、今季から先発に再転向となる東田がマウンドに上がった。

東田は初回から三振を奪うなど上々のスタートを切り無失点投球を続けると、打線もそれに応えて3回に⑦三方陽登(心4)が公式戦初ヒットとなる左安打や⑨大谷海人(経4)の四球などで走者を出すと②平井がフルカウントから適時三塁打を放ち2点を先制した。

東田は5回まで無失点で勝ち投手の権利を得るも、6回に課題の制球力を乱し2つの四球でピンチを作ると連続で適時打を浴び3点を失い一気に逆転を許してしまう。結果的に5個の四球を出すなど、課題が浮き彫りになった形で降板することになってしまった。

なんとか点を取り、まずは追いつきたい駒大打線だが3回途中からマウンドに上がった中大のルーキー東恩納(中大)を攻略することができず、凡打と三振の山を積み重ね1点差を埋めることができない。

投手陣もなんとか一点差で踏ん張りたいところだったが、3番手の山川大輝(営4)が8回に捕まり満塁のピンチを招くと適時打を浴びて1点の追加を許してしまった。

2点のリードを許し迎えた9回、勝ち点を取るために点を取りたい駒大打線は先頭打者の④渡邉(現3)がこの日2本目となる右安打で出塁し、代打の⑦増見が四球で同点のランナーを出すも追いつくことができず敗戦した。

ルーキーの東恩納に7奪三振を奪われるなど苦戦した駒大打線だが、中1日ということもあり再度対戦も予想されるが、どのように攻略していくか注目の3試合目は12日午前10時から神宮球場で行われる。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

ーー逆転負けで連勝はならなかったが、試合を振り返って
「甘くないとは思っていた。東田も良かったが、ワンチャンスのところで固めてやられた。そこは本人も反省だと思うが、良くやってくれたため次につながると思う。これからも甘い試合はないと思うので、今日みたいな試合をタフにやっていきたい」

ーー次につながるというのは、中盤に粘ることができたという意味か
「ランナーを出して粘ることができた場面はあった。微調整を1日できるため、総力戦で次の試合に臨めると思う。調子が良い選手はヒットも出ているので、次にはつながると思うし、次も良い勝負をしたい」

ーー東恩納投手(中大)のどういったところが、攻略をするのが難しかったか
「変化球をうまくコントロール良く、緩急を使われて、ピッチングが上手なところが1年生でも起用されている理由だと思う。高校時代も同じ九州でやっていたため、見たことはあった。彼のピッチングは、1年生の中ではあっぱれであったと思う。彼の持ち味は、ピッチングが上手なところだと思う。スピードガンにはスピードは出ていないが球離れが良く、変化球も良いスライダーと遅いカーブがあり、それらの使い方が上手だった」

ーー初めての対戦だとアジャストするのは難しいか
「初めての対戦だとアジャストするのが難しいかどうかは分からないが、今日のピッチングは生きも良く、してやられたというところだと思う」

ーー2戦を終えて1勝1敗だが、チームとしての手応えは
「頑張っていると思う。あまり打てないと思っていた中、チャンスは作れているし、ピッチャー陣も少ない失点で抑えてくれている。ポイントのところで今日は4点取られたが、このような試合ができるということは感じた。2戦とも、どちらに転ぶか分からない試合ができた。次もタフな試合をしたい」

ーー東田は今季は、先発を中心にするのか、後ろも十分にありえるのか
「どちらとも練習はさせたが、どちらかといえば去年までは先発が少なかったため、先発を重視して練習をさせた。このような試合展開になれば、後ろで準備をするのは当たり前のことだと思う。今までは、あのような回数は投げてなかったと思うので、前半は良くやってくれたと思う」

執筆者:井上義郎

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