硬式野球部

DATE:2024.04.16硬式野球部

失策に次ぐ失策 初戦を落とす

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2点目の適時打を放った網治(撮影・廣岡良祐)
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2打点を挙げた原(撮影・廣岡良祐)

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先発した髙井(撮影・廣岡良祐)
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2安打を放った工藤(撮影・廣岡良祐)

東都大学野球春季1部リーグ対日大1回戦が4月16日、明治神宮野球場で行われた。

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
日大 0 0 0 1 1 2 3 2 0 9
駒大 0 2 0 0 0 1 1 0 0 4

◆打者成績
守備位置選手 (出身校)
1 [6] 工藤 (弘前南) 4 2 0
2 [7] 小林 (豊川) 3 0 0
H→[8] 三方 (創志学園) 2 1 1
3 [4] 角田 (昌平) 4 1 1
4 [9]→[7] 渡邉旭 (仙台育英) 4 0 0
5 [D] 林 (日大三) 4 0 0
6 [3] 平井 (日本航空) 1 0 0
H→[3] 柳野 (大阪桐蔭) 1 0 0
7 [5] 原 (中京大中京) 4 2 2
8 [2] 真鍋蒼 (履正社) 2 0 0
H 程原 (駒澤大学) 1 0 0
[2] 服部 (三重) 0 0 0
H 兒島 (駒大苫小牧) 1 0 0
9 [8]→[9] 網治 (筑陽学園) 3 2 1
H 大谷 (昭和学院) 1 0 0

◆投手成績
投手 (出身校)被安自責
髙井 (広島商業) 5 19 5 0
●本間 (羽黒) 1 6 2 1
仲井 (下関国際) 1 6 4 3
山川 (広陵) 2 10 2 1

打線は2回裏、④渡邉旭(現3)が一失で出塁すると、④林夢人(法3)の遊失、⑤平井友弥(政4)の犠打で走者を進め、1死二、三塁の場面で⑦原尚輝(営3)の三失の間に先制。⑨網治晃佑(経2)の右安で2点を先制する。先発の髙井駿丞(経4)は3回まで無失点の投球を見せるものの、4回表、1死から遊失で2塁まで進められると三遊間を抜ける適時打で1点。5回表に2死二塁のピンチで、中安、二塁走者が捕手の悪送球で生還し同点に追いつかれる。6回表に1死三塁で捕逸の間に逆転を許し、走者をため、適時打を浴び2点を追加される。6回裏に1点を追加し反撃に転じるも、本塁打や失策により失点を積み重ね敗戦した。

◆戦評

開幕カード中大戦を落とし、なんとしてでも勝ち点をあげたい第2カード日大1回戦。

駒大打線は2回裏先頭の④渡邉旭が一失で出塁すると⑤林の遊失、⑥平井の犠打で1死二、三塁の好機に⑦原の遊失で先制。⑧真鍋蒼次朗(法3)は三振に倒れるも、続く⑨網治の右安で2点目を追加する。

先発の髙井は、3回までは無失点だったものの、4回表、1死から遊失で二塁まで進塁を許す。次の打者に中安を浴び、1死一、三塁まで進められると、適時打を浴び1点を失う。

5回表、先頭に二塁打を浴びる。2つアウトを取るものの、中安を浴びる。中堅手から送球を捕手が捕球し、三塁へ送球するも、悪送球となり走者が生還。同点に追いつかれる。

6回表、マウンドに本間葉琉(法2)を送る。しかし先頭に二塁打を浴び、右飛の間に三塁へ進塁し、次の打者の初球を捕手が後ろに逸らし、走者が生還。逆転を許す。その後四球や暴投で2死三塁へ進められると、適時打を浴び、追加点をゆるす。

逆転したい打線は、6回裏2死から⑥平井が四球で出塁すると、盗塁し二塁まで進む。⑦原の二塁打で1点差にまで迫る。

追加点を許さない7回表、中大戦でも好投した仲井慎(法2)に投手交代。1死から⑨川崎(日大)の打球を内野手がお見合いし、遊撃手の前へ落ち、二塁まで進められる。次の打者に二塁打を浴び、追加点。その後も安打を浴びピンチが続き、③谷端(日大)に二点本塁打を浴びこの回3失点してしまう。

逆転したい打線は7回裏、1死から①工藤波音(政4)が二塁打で出塁すると、代打②三方陽登(心4)が左適時打を放ち、3点差に迫る。

だが、8回表にも投手の暴投や遊失で追加点を許し、打線も逆転できず敗戦。次戦は課題の守備を克服できるかに注目だ。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

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試合後囲みインタビューを受ける香田監督(撮影・小川裕貴)

ーー逆転負けだがどうだったか

「初戦の中央戦でやったような粘って粘って僅差で勝つということなんだろうけど、ちょっと恥ずかしいくらいのミスが出てしまって取りきれなかったというような。やっぱりミスに乗じてちょっとみんな持って行かれてピッチャーもね、野球はカバーのし合いだと思いますけどみんなして持っていかれると言う力のなさを痛感しています。ちょっとそう言う試合だったなと、恥ずかしい面もある。野球での力のなさを認めて、覚悟を持ってやらないといけないなと言うふうに思いましたね」

ーー立ち上がりは良かったが5回で降板した髙井について

「展開的に髙井も良かったけど、ちょっとこうミスもあってパワーピッチングを強いられてきててという中でまぁ前半行ってくれれば中盤、後半にイメージとしては今日投げた、本間であったり仲井だったり、山川、中山と繋いで我慢できるだろうと思いましたけどちょっとそれが誤算なところがあり、後はミスがそのまま流れになったので、繋いだもので粘っていけるチームじゃなきゃ行けないと思う」

ーー本来の力なら粘っていけると思うが悪い連鎖があったのがどのような影響を与えたのか

「力のなさから技術力含めてそこから来るものだと思いますけど、まぁ投手は試合というところがみんなでできなかった」

ーー打線は元気そうだが

「いい投手という中で今の感じだと打ててるというふうには思います。守備と攻撃というのはやっぱり繋がっているものだから、ああいう守備をやってしまっているといい攻撃にならないというか、そこも経験上野球というのはそう言うものだと思います。勇気のあるプレーをどんどんしていかないと行けないというか。今日はそこがあまりにも過ぎたというというか話していても恥ずかしいとこなんですけどこうやって話していても。やっぱりそこは認めてやらないと思いますけど」

ーー前のカードから3日間で力を入れて練習したところは

「いい投手に対して、コンパクトに鋭く早く低く振っていくような意識を持っていこうというところでもう少しでしたけど、疲労回復しながらそこは取り組んで行こうというところでワンポイント全員でアクションしたんですけど。効果が出たかなという人もけっこういます」

ーー小林や林などを初スタメンで起用した意図は

「調子は悪くなくて良かったですし、もともと結構オープン戦でも出てましたから、チームとしては不思議なことではない。右の市川というところで小林は器用なので出しました。前の試合で打ってノっていたところもありましたし思い切って前半で結果出してくれればなというところで」

執筆者:武藤亘輝

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