その他部活動

DATE:2023.12.05その他部活動

代表戦を制し国学大に勝利! 第24回関東女子学生剣道新人戦大会

第24回関東女子学生剣道新人戦大会が11月26日に東京武道館で行われた。

結果は以下の通り。

2回戦先鋒次鋒中堅副将大将勝者数取得本数代表戦
国学大 井上 川崎 下田 横江 永井

永井

×

×

駒大

金井 政野 清水 小倉


3回戦先鋒次鋒中堅副将大将勝者数取得本数
上智大 元木 松本 諸岡 森永 藤原

駒大

政野 富田 清水 小倉

4回戦先鋒次鋒中堅副将大将勝者数取得本数
清和大 土田 鈴木 土井 下川 中武

×

駒大

政野 金井 清水 小倉

準々決勝先鋒次鋒中堅副将大将勝者数取得本数

明大

古閑 北井 上山 竹町

×

×

駒大

金井 政野 清水 小倉


231126_1-1.JPG胴を決める清水(撮影・森山蒼斗)231126_1-2.JPG小手を打つ碇(撮影・森山蒼斗)

戦評

昨年度準優勝の駒大は2回戦からの登場。
初戦の相手は、9月に行われた関東女子学生剣道優勝大会で一本も取れずに敗れた国学大。1、2年生しか出場しない新人戦であっても、駒大にとっては厳しい戦いが予想された。
先鋒の金井一果(国2)は引き分けるが、次鋒の政野愛華(法1)は開始約30秒で面を奪われ、一本負け。リードを奪われてしまう。中堅の清水妃香莉(G2)は、飛び込み面を取り、一本勝ちして追いつく。副将のレヴィン小倉名峰美(政2)も引き分け。大将戦では碇桃花(経1)が小手を避けきれずに一本を取られる。その後、出ばな面を取り返し、この試合を引き分けとし、代表戦へ。代表戦は途中休憩を挟み6回の延長を行い、約21分の死闘となった。碇は、永井(国学大)が面に来たところに出小手を決め、接戦を制した。

勢いに乗った駒大は、3回戦の上智大相手に5−0で快勝。

4回戦は、駒大と同じく、シード校の清和大。先鋒の政野が二本勝ち、次鋒の金井が一本勝ちし、あと1人で駒大の勝利が決まる場面に。しかし、中堅の清水が面を奪われて一本負け。副将のレヴィン小倉はリードしたものの、試合終了と同時に面を取られてしまう。合議の結果、有効打突と認められ、引き分けとなり、勝負は大将戦にもつれ込んだ。碇が相手を制圧し、一本も与えずに引き分け。駒大が勝利し、ベスト8以上を決めた。

準々決勝の相手は、関東女子学生剣道優勝大会ベスト8の明大。先鋒の政野が逆胴を打った後に面を打たれ、一本負け。中堅の清水は試合開始直後の合い小手面で面を、二本目は下がったところの面を取られ、約40秒で敗れた。
後がない駒大は、副将の小倉が突きで一本勝ちしたものの、大将戦で追いつくことができず、ベスト8で敗退。敢闘賞を受賞したが、昨年度を超えることはできなかった。

231126_1-3.JPG
(撮影・森山蒼斗)

◆インタビュー

中清剛監督

――今日の試合を振り返って
「接戦を勝ち上がるのがやはり大事なところだったが、国学大、清和大戦を頑張ったと思う」

――初戦の國學院で勝てた要因は
「チームワークの良さがある。それぞれが自分のしっかりとしたポジションを守り、大将まで回ってきた。よく頑張った」

――最後の明大との試合はどうだったか
「明大が勝負だと思っていた。前半が勝負たと思っていたが、捉えられてしまった。今日明治が優勝したが、これから挽回を期して頑張っていきたい」

――今回ベスト8だったが、次の大会に向けて
「また1から出直して、日々の稽古、鍛錬をしっかりとやって優勝を目指してやっていきたいと思う」

佐藤佳音主務(歴3)

――今日の試合を振り返って
「全員今年度の締め括りにふさわしい試合だった」

――初戦の国学大戦で勝てるか心配だったと思うが、実際見てどうだったか
「国学大戦は手に汗握るハラハラした展開だったが、チームで繋いで頑張った。今年度大将の碇は一年生ながら何度も代表戦を任されていて勝率100%。素晴らしかった」

――今日の試合を見て、1、2年生はどんなところが成長していると思うか
「試合前の集中に入る雰囲気や、背中がたくましく感動した。先輩後輩関係なくアドバイスできているところも良いチームワークだと思う」

――明大に負けてしまったが、敗因は何だと思うか
「明大の方が勝利に対する執念が強かったと思う」

――次の公式戦に向けて目標は
「次の公式戦は春の個人戦。寒い冬の稽古や合宿でさらに自力をつけて行きたい」

碇桃花(経1)

――今日の試合を振り返って
「今日は新人戦だったため、勢いのある試合をやろうと思って挑んだ。やはり自分の足りないところを打たれてしまった」

――国学大戦で最後決め切ることができた要因は何か
「代表戦の時に1秒でも勝ちたいって気持ちを切らしたら負けるのはずっとわかっていた。みんなのためにも"絶対勝ちたい"という気持ちを最後まで切らさずにやっていた」

――今日一番良かったところは
「初戦の一本取られて、取り返したところが、気持ち的に"絶対に取り返す"という強い気持ちがあったから取り返せたと思う。その一本はよかった」

――準々決勝の明大戦で追いつけず負けてしまったが
「自分の取りに行くのが苦手なところがあり、相手に攻められた。そのまま自分が攻めきれずに負けてしまい、不甲斐なかった」

――次の試合に向けて
「次の試合からは2年生になる。1年生の時のようにバンバン行けるわけではない。新人戦も2年生が最上級生となるため、自覚を持って自分の力でチームをベスト8以上に導けるようにこれからも頑張っていきたい」

レヴィン小倉名峰美(政2)

――今日の試合を振り返って
「今日の試合は、チームで勝つことを意識して試合に臨んだが、最後の明治戦は、向こうの圧に負けていた。これからの練習で圧に負けないように"自分から先を取っていく"というのをこれからの稽古で意識したい」

――今日自分が一番良かったと思うところは
「明治戦で、前が負けてきた状況で自分が取らないと終わりな場面に自分が一本取ることができた。執念が出たと思う」

――準々決勝で明大に勝つことができなかったが、チームとして何が足らないと思うか
「チームとして相手は力も技術も上だった。しかし気が弱くなってしまうのは違う。それに負けないくらいの"絶対に勝つ"という強い気持ちを持って相手にチャレンジャー精神でやっていくというのがチームとしての課題」

――次の公式戦に向けて
「これからの試合は、チームで取った一本を必死に守るというのを意識して自分らが絶対に勝つという強い気持ちとチャレンジャー精神が大事だと思う。しっかりこれからの稽古に臨んでいきたい」

執筆者:森山蒼斗

関連記事 - 「その他部活動」カテゴリーの新着記事

一覧を見る