その他部活動

DATE:2024.04.03その他部活動

【絆vol,2】駒大卓球部マネージャーの魅力に迫る

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卓球部女子マネージャ―(左から篠山、府川、川西、入江)(提供・駒大卓球部)

駒澤大学体育会卓球部は70年以上の歴史を持つ、伝統的な部活動だ。長﨑隆志(42)監督のもとで全国から集まった精鋭達が日々切磋琢磨し、仲睦まじい関係でありながらライバルとしてお互いを高め合う良い関係性がある。その選手達を支える大きな存在が女子マネージャーだ。

現在マネージャーは川西繭子(経4)、篠山結夏(政4)、府川未来(心4)、入江想(政3)の4人だ。絆vol.2の今回はマネージャーの川西と入江にインタビューして卓球部の魅力をさらに深堀りしていく。

川西繭子×入江想インタビュー

(聞き手・梅川岳飛、伊東俊翔)

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笑顔で取材に応じた入江と川西(撮影・若山穂乃佳)

――昨年度を振り返って思い出に残っていることは

入江「松井駿介(営2)の会長杯優勝が思い出に残っています。その大会が一番強くここにいれてよかったなと思う瞬間でした。松井の会長杯優勝をきっかけに、部活に対する忘れたくない思い出が増えていきました」

川西「私は全日学です。代替わりしたことで最上級生になり、今までの反省が足りていなかったと思ったのが全日学でした。反省をもとに選手に対して注意深く、現状に満足せず、仕事に取り組むというきっかけをもらえたので心に残っています」


――駒大卓球部の雰囲気は

川西「仲いいと思います。最低限の礼儀や挨拶があり、1年生と4年生が全然話さないということもなく、全体的に和やかだと思います」

入江「いい雰囲気だと思います。だらけや先輩に甘えることがなく、やる時はやるといった選手が多いので、オンとオフの切り替えができていると思います」


――新1年生が入って雰囲気は変わったか

川西「卓球が好きで、真面目で明るい子が多いのが新1年生の特徴です。いい意味で卓球をやりやすくなった人が増えたのかなと思います」

入江「みんな明るくていい人ばかりで、駒大卓球部の良さをさらに引き出しているのかなと思います」

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スケジュール管理をする川西

――今年度のチームに期待することは


川西「規定練習が終わった後に自主練習をする選手もいるので、その頑張りが報われる結果になって欲しいし、その手助けをしたいと思っています。個人的には選手とのコミュニケーションに気をつけ、どちらかが一方的になってしまわないようにお互い支え合っていきたいです」

入江「ただのいい雰囲気な部活で終わらず、しっかり結果を残せるように私たちマネージャーもみんなで協力していけたらいいなと思います。自分が1年生の頃は自信がないような感じだったのですが、マネージャーが不安な雰囲気だと選手も不安になってしまうので、素直に自信を持って活動できればと思います」

――卓球部に入部したきっかけは


川西「私は1年生の時に新入生セミナーで卓球をしていたと自己紹介で話したらクラスにたまたま選手がいて、卓球部に誘ってもらったのがきっかけです」

入江「私はサークルフェスティバルで卓球部のブースを通りかかって、たまたま目が合って声をかけて頂いたのがきっかけでした」


――マネージャーの仕事内容は


川西「大きく2つに分けて練習場での業務や大会に帯同するなどの"表の作業"や事務的な"裏の作業"があります。練習場をきれいに保てるように清掃をしたり、予定表を更新したり、ボール拾いや試合の得点係をやったりします。事務的なことで言えば大会があるごとに活動届を大学に提出し、大会後に結果を報告します。他にもSNSでの広報活動やホームページの更新、遠征や合宿の場合は選手の新幹線や宿泊施設の手配なども行います!」

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練習試合の得点係をする入江

――大会の帯同は全員で行くのか


入江「行ける人の中で決めています。あまり強制感がなく、行ける人が帯同するという形です」


――マネージャー同士の関係性について


川西「マネージャー同士の関係性は良好です!」

入江「私が悩んでいる時に繭子さんが『友達って思ってくれていいんだよ』と言ってくださった。先輩からそういう一言を頂けると後輩からもグイグイ行きやすくなりました。良好なコミュニケーションが取れていると思います!」

川西「ニヤニヤしちゃう、嬉しいな(笑)」

――マネージャーとして辛かったことは

川西「辛かったことはあまりないですし、辞めたいと思ったことも1度もありません。強いて言うなら先輩方と比べられた時は不甲斐なさというか、全然足りていないんだなと辛くなりました。でも先輩たちを超えたいという気持ちの方が強いので、そこをバネにして自分で改善できるところは改善したり、選手ともっとコミュニケーションをとって何が必要なのか自分から探るようにしました」

入江「長い期間悩んでいたのは、マネージャー業務には正解がないことです。選手がいいなって思うことをどれだけできて、どれだけ考えられるかが1番のやりがいでもあり悩みでもあります。高校までの人生では答えがあると言うか、これが正解という道がありました。しかし大学生になり、何が正しいのかわからないというか、色々な正解があることを実感したというか。今はもうないですけど、自分に何が出来るんだろうって悩んでいた時期はありました」

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試合中のボール拾いをする川西

――マネージャーとして良かったことは


川西「良かったことは沢山あって、言ってしまえばボランティアなので見返りを求めずに仕事をするというのが前提なのですが、感謝された時は嬉しいです。選手が結果を出したときも自分のことのように嬉しいというか、本当に誇りに思えます」

入江「いっぱいあります!やっぱり1番は選手のみなさんが結果を出した時や、結果は出なくても堂々とプレーしている姿を見た時は本当にここに居られてよかったなと思うし、もっともっとサポートしていきたいなと思いました」


――今後のSNS戦略について


川西「私はInstagram担当なのですが現在のフォロワーが940人台なので、私が卒業するまでには1000人を超えたいという目標があります。元から見てくださっている方々と新たに見てくださる方々の両方のニーズに答えられることを発信できればいいなと思います」

入江「私はXを担当させていただいているのですが、次の代替わりまでにフォワーを200人増やし、2000人を超えられたらいいなと思っています。ありがたいことに大会期間になると見てくださる方が増えるので、大会シーンを動画で切り取ってアップ出来たらいいなと思っています」

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SNSで部の様子を定期的に発信している卓球部

――マネージャーとして今後どう活動していくか


川西「私はあと半年で引退なので後輩の育成というか、いつ居なくなってもいいように教えられることはどんどん教えていきたいなと思っています。引退までに後悔があるとすれば「もっと練習に行けば良かったな」とか「もっと話せばよかったな」ということだと思うので、後悔しないためにもできるだけ練習や大会に参加したいと思っています」

入江「4年生が引退されるということは自分たちが1番上の代になるということです。先輩が居てくださる間に学べることはたくさん学んでいきたいです。先輩方にはとてもお世話になったので恩返しをしたいという気持ちもありますが、恩返しではなく受け取ったものを後輩マネージャーたちに伝えられるように、自分がもっとしっかりしなくてはと思います」

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玉川キャンパスにある卓球部練習場

――女子マネージャーとして入部を迷っている人へ


川西「確実にやりがいはあります。力を入れれば入れるほどやりがいはあると思います。今の世代の子達も一生懸命やっていると思うので、支えたいと思える方がいてくださったら一緒に頑張りたいです!」

入江「きっかけは何でも大丈夫だと思います。支えたいという気持ちがあれば全力で夢中になれると思うので、少しでも興味があれば1歩を踏み出して欲しいです!」

※取材日(24年4月3日)時点の内容です

4月末に新人戦が行われ、5月には1部に所属している関東学生・春季リーグが開幕する。選手だけでなくチーム駒澤の想いを乗せ、目標である1部Aクラス入りを賭けて戦う。これからも卓球部の活躍に目が離せない。

執筆者:伊東俊翔

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