悲願のBIG8優勝
関東アメリカンフットボール 秋季リーグ戦第6節 青山学院大学戦が12月1日にアミノバイタルフィールドにて行われた。
結果と戦評は以下の通り。
●駒大 BLUE TIDE 17-14 青学 LIGHTNING〇 | |
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第1Q | 0-14 |
第2Q | 0-0 |
第3Q | 0-0 |
第4Q | 14-0 |
延長 | 3-0 |
第1Q、残り8分で青学にタッチダウンとキックを成功される。流れをつかんだ青学が更に、タッチダウンとキックを成功され、一気に14点差をつけられる。
第2Q、#84 青山へのパスが成功しその後ランプレーする展開もあったが、相手のディフェンスに阻まれ、なかなか得点を入れることが出来ない。青学にペースが流れた状態で、前半戦を折り返した。
第3Q、駒大がランプレーで果敢に攻め込む場面もあったが、お互いのディフェンスが阻み、なかなか得点を入れることが出来ない。厳しい展開の中、迎えた最終第4Q。#0 飯野のランプレーで大幅にボールを進める。残り6分、#8 久保がタッチダウンを獲得。続けて、#10 加山がキックを成功させ、7点を獲得し流れをつかむ。駒大が相手の攻撃を確実に阻止し、残り1分、#8 久保がタッチダウン、#10 加山がキックに成功。試合終了間近に青学の得点に追いついたことで、会場は今日一の盛り上がりを見せる。14-14の同点で第4Qが終了し、延長戦で勝者が決まることとなった。
延長戦、開始早々、#8 久保から#88 神崎へのパスが成功するなど駒大が勢いに乗る。#10 加山がフィールドゴールを成功させ3点を先制し、青学に勝利を収めた。駒大は秋季リーグ戦を6連勝し、目標としていた全勝優勝を果たした。
次戦は12月14日に中央大学とのチャレンジマッチがアミノバイタルフィールドにて行われる。
インタビュー
◆新倉晴彦 監督
−−今日の試合を振り返って
「想定通りの相手のディフェンスの強さ。そう簡単に点は取れないと思っていた。向こうのサプライズキックでやられたりと、少しリズムが良くなかった。そこからフィールドポジションもあまり良くないところでやっていた。我慢してやれたと思う。後半はランの駒澤が魅せれたので良かった。去年1プレイで負けて、今年は1プレイで勝てたので良かった」
−−秋季リーグ全体を振り返って
「ディフェンスはドライブされるも目標失点で抑えてくれ、相変わらずディフェンスのチームだなと思った。ドライブができるオフェンスを展開できていた」
−−今年度の目標が「全勝」だったが、達成してみて
「入替戦の相手が中央大、桜美林大でどちらがいいか話し合ったが、シーズン当初に全勝を目標としていたのでそんなの関係なく今日は勝つぞ、という気持ちだった。それを達成できたので良かった。これで初めてステージに上がれたので、あとは2週間死ぬ気でやるだけ」
−−チャレンジマッチへの意気込み
「オフェンス的には中央大のほうがやりやすいので、最後はオフェンスで勝ちたいと思う」
◆神崎雄太郎 主将
−−今日の試合を振り返って
「いつも通り試合の入りが悪かったが、そこから盛り返し最終的に勝つという自分たちらしい試合ができた」
−−秋季リーグ全体を振り返って
「圧勝があった訳ではなかったが、完敗することもなく、着々と試合に勝ち越せて積み上げられたと思う」
−−今年度の目標が「全勝」だったが、達成してみて
「シーズンが始まる前は不安だったが、諦めずに試合に取り組めた。自分たちらしいシーズンで優勝をできたので嬉しい」
−−チャレンジマッチへの意気込み
「試合の入りが悪いことは上のチームには絶対に通用しないことであるため、次は絶対にトップギアで試合に入って必ず昇格する」
◆髙橋拓久 副主将
−−今日の試合を振り返って
「ディフェンスとしては立ち上がりが悪く、前半から相手に2タッチダウン取られてしまったことは反省点。第2クォーター以降は一切点を取らせることなく、集中して試合に取り組めた」
−−秋季リーグ全体を振り返って
「去年BIG8を2位で終え今年は挑まれる側であったため、負けることは絶対に許されないという集中力をもって練習に取り組んできた。全体を通して良い練習、試合では良い結果を残すことができて良かった」
−−今年度の目標が「全勝」だったが、達成してみて
「『全勝』はTOP8に昇格するためには、BIG8で全勝優勝しないと達成できないという意味から立てたスローガンであった。そのためここからが正念場であると思う。目標を達成できたことは素直にうれしい」
−−チャレンジマッチへの意気込み
「格上の相手でありパスも上手いしディフェンスも強い。どう考えてもチャレンジャーであるため、その気持ちを忘れずに練習に励み絶対に勝ちたい」