
春季リーグ開幕戦・法政大を下して1勝目!

2025年春季・関東学生卓球リーグ戦がきょう、所沢市民体育館で開幕した。昨シーズンの駒大は長年の目標としていた「1部Aクラス(上位4校)入り」を成し遂げ、優勝した早稲田大と勝敗数で並ぶ3位という大健闘を見せた。今シーズンはどのような活躍を見せるのか、大きな注目が集まる。
★ 春季リーグ戦予定 ★ | ||
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5月15日(木) | 法政大戦・専修大戦 | 所沢市民体育館 |
5月16日(金) | 筑波大戦・中央大戦 | 所沢市民体育館 |
5月17日(土) | 明治大戦 | 所沢市民体育館 |
5月25日(日) | 早稲田大戦 | 代々木第二体育館 |
5月27日(月) | 日本大戦 | 代々木第二体育館 |
きょうは第1節の法政大戦と第2節の専修大戦が行われた。結果とインタビューは以下の通り。
第1節 法政大戦
第1節の相手は法政大(昨季6位)。直近のリーグ戦では駒大と2勝2敗の互角の戦いをしている。
全体の結果 | ||
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丹羽 良(商3) | W 3-1 L | 加藤 翔 |
池田 康智(経1) | W 3-2 L | 平山 航大 |
管 琉乃介(経3) | W 3-2 L | 佐藤 卓人 |
加藤・管 | W 3-1 L | 佐藤・岩井田 |
日髙 智貴(経2) | ※0-0 | 岩永 崇久 |
加藤 渉(経4) | 0-0 | 岩井田雄斗 |
岡崎 将大(現2) | 0-0 | 原田 哲多 |
駒澤大 | W 4-0 L | 法政大 |
※第5試合はタイムテーブルの関係で第4試合と並行して行われていたが、先に終了した第4試合で全体の勝敗が決まったため無効試合となった。
① 丹羽 良 3-1 加藤(法大)

⑴ 5-11
⑵ 11-7
⑶ 12-10
⑶ 11-9
第1試合には丹羽良が出場し、相手の主力選手・加藤翔(法大)と白熱した試合を繰り広げた。相手の強力なプレーに押されて第1ゲームを奪われるも、第2ゲームから流れをつかみ、ゲームカウント1-1となる。
第3ゲームでは互角の戦い繰り広げられ、8-6で相手がタイムアウトを取る。タイムアウト明けの1本を取られるも持ち直し、デュースの末にゲームを奪う。第4ゲームも激しい攻防が続いたが、最後は丹羽が強烈なボールを決めてゲームカウント3-1で勝利。1部・2部を通じてリーグ戦で初勝利を収めた丹羽はチーム全体に大きな流れをもたらした。
② 池田 康智 3-2 平山(法大)

⑴ 11-5
⑵ 12-10
⑶ 6-11
⑷ 6-11
⑸ 13-11
第2試合に登場したのは関東学生リーグ戦に初出場のルーキー池田康智。第1ゲームは安定したプレーで相手を寄せ付けず、第2ゲームは途中タイムアウトを取るも相手を抑えてゲームカウント2-0とした。続く第3ゲーム・第4ゲームは相手にリードを奪われる展開となり、ゲームカウント2-2で勝負は第5ゲームへ。
両チーム応援の熱も上がった第5ゲームはお互い譲らない展開が続き、劣勢から追い上げて8-9となったタイミングで相手がタイムアウトを取る。タイムアウト明けの大切な1本を強打で勝ち取り、その流れのままデュースへと持ち込む。最後は池田が強打で勝ち切り、リーグ戦初出場で初勝利を収めた。
③ 管 琉乃介 3-2 佐藤(法大)

⑴ 14-12
⑵ 6-11
⑶ 6-11
⑷ 11-5
⑸ 11-6
第3試合に登場したのは次世代エースの管琉乃介。第1ゲームは熾烈なデュースを管が勝ち切るも、続く第2・3ゲームは相手に押し切られてゲームカウント1-2となる。続く第4ゲームでは管の力強いプレーで相手を圧倒し、ゲームカウント2-2で運命の第5ゲームへ。
第5ゲーム序盤も強打の打ち合いが繰り広げられ、互角の戦いが続く。管のスーパープレーも飛び出し、後半は相手を圧倒して勝利。一時はリードされたものの、本来の力を取り戻した管がチームにさらなる勢いをつけた。
④ 加藤・管 3-1 佐藤・岩井田(法大)

⑴ 6-11
⑵ 11-8
⑶ 11-8
⑷ 11-2
重要な第4試合のダブルスに出場したのは昨年度全日本学生ベスト8入りを果たした加藤・管ペア。第1ゲームこそ奪われたものの、第2ゲームからは開始6連続ポイントを奪うなど圧倒的な実力で残りの3ゲームを連取し、貫禄の勝利を収めた。
これにより4勝0敗のストレートで法大を下し、開幕戦から順調なスタートを切った。
⑤ 日髙 智貴 0-0 岩永(法大)

※第5試合はタイムテーブルの関係で第4試合と並行して行われていたが、先に終了した第4試合で全体の勝敗が決まったため無効試合となった。
第2節 専修大戦
第2節の相手は専修大(昨季5位)。昨季こそ結果は振るわなかったものの、昨年の春季リーグで優勝を果たすなど実力が非常に高いチームで、直近5試合は全て専大に軍配が上がっており、駒大が苦手とする相手だ。
全体の結果 | ||
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池田 康智 | L 1-3 W | 田中京太郎 |
丹羽 良 | L 0-3 W | 木塚 陽斗 |
管 琉乃介 | L 0-3 W | 溜 大河 |
加藤・管 | L 0-3 W | 木塚・星 |
丸山 哲史 | 0-0 | 星 優真 |
日髙 智貴 | 0-0 | 門脇 康太 |
加藤 渉 | 0-0 | 原田 春輝 |
駒澤大 | L 0-4 W | 専修大 |
① 池田 康智 1-3 田中(専大)

⑴ 4-11
⑵ 5-11
⑶ 11-9
⑷ 5-11
第1試合に登場したのは第1節でリーグ初出場・初勝利を収めたルーキー池田康智。第1・2ゲームは相手に圧倒されて連続でゲームを奪われるも、第3ゲームで巻き返してゲームカウント1-2とした。しかし第4ゲームも相手の猛攻は続き、そのまま1-3で敗れた。
② 丹羽 良 0-3 木塚(専大)

⑴ 1-11
⑵ 9-11
⑶ 6-11
第2試合に登場したのは丹羽良。相手の戦術に翻弄されて第1ゲームを奪われると、続く第2ゲームもあと1歩届かず0-2となる。後がない第3ゲームだったが後半で相手に大きく突き放され、3-0のストレート負けを喫した。
③ 管琉乃介 0-3 溜(専大)

⑴ 5-11
⑵ 9-11
⑶ 10-12
第3試合に登場したのは管琉乃介。上手く流れをつかめず第1・2ゲームを落とし、第3ゲームはマッチポイントを握ったものの相手が追い上げ、最後は強打を打たれて惜敗した。
④ 加藤・管 0-3 木塚・星(専大)

⑴ 10-12
⑵ 7-11
⑶ 9-11
第4試合のダブルスに出場したのは加藤渉・管琉乃介ペア。デュースとなるも惜しくも第1ゲームを落とし、続く第2・3ゲームも相手に1歩及ばず惜敗。0勝4敗で専大に敗れた。
インタビュー
◆前川祐輝(政4)主将

――法政大戦を振り返って
「今まで通りであればリーグ終盤で実力が拮抗しているライバルと当たることが多かったが、前回3位だったため、勝たなくてはいけない試合が1試合目から来た。勝負どころであったが、1番の丹羽から池田、管が相手のエース格がいても全員勝ち、勢いを止めることなく4-0で勝つことができて本当に良かった」
――専修大戦を振り返って
「専修大は私が入学してからリーグ戦でも1度も勝つことができておらず、個々の選手のレベルが高い。相性もあったが、難しい展開になってしまったというのが正直なところ」
――残りの戦いの意気込みは
「明日からも苦しい試合や、勝たなければいけない場面が絶対に来ると思う。そこでひとつ踏ん張れるように頑張れたら良いなと思う」
◆管琉乃介(経3)
――法政大戦を振り返って
「1・2番で丹羽と池田が接戦で勝ってくれたため、あとは3.4番の自分で決め切ろうと思い、試合に入った」
――専修大戦を振り返って
「1戦目の出来がかなり良かったため、自分的にも勝つことができるのでは無いかと思ったが、調整や気持ちの部分で負けてしまった」
――今日はどちらの試合も2本使いだったが
「シングルスとダブルスの2試合なので、1日2節ある日は大変。しかし任せていただいているので非常にありがたい」
――残りの戦いの意気込みは
「今日は1勝1敗で1勝できたことは非常に良かったが、明日から切り替えて勝てるように頑張ります」
◆池田康智(経1)
――初めてのリーグ戦はどのような気持ちだったか
「リーグ戦とはどのような大会なのかと思っていたら、会場がこんなにも大きくてとても緊張していた。最初は『大丈夫かな?』と思っていたけれど、乗り越えていくことができてよかった」
――法政大戦を振り返って
「オーダー見た中で相手も1年生だったため、ここで勝った方がチームに勢いが付くなと思った。チームのために頑張って勝つことができてうれしい」
――専修大戦を振り返って
「チームの勢いはとても良かったが自分が情けない試合をしてしまい、後の先輩に悪い流れを引きずってしまった。そこの部分を非常に反省している」
――残りの戦いの意気込みは
「次の試合からまた出場することができるか分からないが、しっかりと準備して最後まで戦い抜きたいと思います」
明日は第3節の筑波大戦、第4節の中央大戦が同会場で行われる。どちらも前川主将の話した通り、実力の拮抗した負けられない相手だ。明日も駒大卓球部の熱戦から目が離せない。
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