DATE:2024.04.14

桑田、大学初レースで自己ベスト‐第312回日体大長距離競技会

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デビュー戦で自己ベストを更新した桑田
(撮影:大塩希美)

第312回日本体育大学長距離競技会が4月13日、日本体育大学健志台キャンパス陸上競技場で行われた。駒大からは1500mと5000mに計6名が出場。1500mでは白井恒成(歴2)が、5000mでは大学初戦となった桑田駿介(経1)がそれぞれ自己ベストを更新した。結果、インタビューは以下の通り。

結果

男子1500m 7組
着順
名前
タイム
11着
白井恒成
3分48秒77 ☆自己ベスト
男子5000m 10組
着順
名前(学科学年)
タイム
27着
植阪嶺児(経2)
14分29秒46
男子5000m 12組
着順
名前(学科学年)
タイム
20着
桑田駿介
14分01秒11 ☆自己ベスト
21着
金谷紘大(政4)
14分04秒87
27着
帰山侑大(現3)
14分13秒08
32着
庭瀬俊輝(法4)
14分36秒53

戦評

◆男子1500m 7組

白井はスタートから集団の後方でレースを進める。序盤はペースを上げ、先頭集団にくらいつく粘りをみせるが、残り300mを切ったところから徐々にペースが落ち、2位集団で走る展開に。最後の200mでスパートをかけるが2位集団からもこぼれ、差をつけられたままフィニッシュとなった。

◆男子5000m 10組

植阪は集団の前方を位置取ってスタート。中盤になり先頭集団が二手に別れると、一度は前の集団にくらいつくが、徐々に後退。3000mを過ぎると吸収された後方の集団からもこぼれてしまう。植阪はその後も苦しい表情を浮かべながら周回を重ね、27着でレースを終えた。

◆男子5000m 12組

帰山は集団前方、金谷、桑田、庭瀬は集団の後方からスタートするが、帰山も徐々に後退し、全員が後方で周回を重ねる。残り3周で桑田がスピードを上げると、金谷も追い上げを見せ、それぞれ20着、21着でフィニッシュ。帰山はリズムを取り戻せず、27着でレースを終えた。庭瀬は、途中で転倒に巻き込まれ遅れをとり、32着でのゴールとなった。

インタビュー

◆白井恒成

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(撮影:梅川岳飛)

ーー今日の調子は
「先週の世田谷記録会で1000mを2分30秒で引っ張って良い刺激をもらったので、3分50秒はいつでも切れるような状態だった」

ーーレースプランは
「1200mまでは先頭について、ラスト300mでスピードが上がった先頭にしっかり着いていくというレースプランだった」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「関東インカレの標準である3分50秒を切る、関東インカレに向けて位置取りなどのレース感を取り戻すという意味で走るように言われた」

ーー自己ベストを更新して
「久しぶりの1500mで一発目で自己ベストを出せたのは大きいが、関カレで戦うとして見たときには、まだまだ戦えないタイムなので関カレに向けてしっかり調整したい」

ーー今年度の目標
「出雲、全日本などの短い区間でメンバー争いに食い込んで、優勝や三冠に貢献できるようにしていきたい」

◆桑田駿介

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ーー今日の調子は
「調子的には良かったが、走ってみたら思ったよりも噛み合わなかった」

ーー大学初レースだったが
「練習の質が上がる中で、思ったよりも疲労を抜き切ることができなかった。もう少し良いタイムを出して、良いレースにしたかった」

ーー今後の目標
「Sチームの篠原倖太朗(地4)さんや佐藤圭汰(経3)さんなどの強い選手の背中を見て、自分もしっかりとそのような選手になれるように頑張りたい」

◆藤田敦史監督(47)

ーー今日のレースを振り返って
「前(の選手)が早かったのでなかなか難しいレースになったが、暗い中接触で転倒した者もいたことが、少しうまくいかなかった。全体的に見て、3000m以降が粘り切れなかったかなと感じた。肝心な3000m以降が全然上がっておらず、そこを乗り越えられないと5000mは記録が出ないので、もう少し練習の部分でも工夫が必要だと感じた」

ーー庭瀬が転倒で遅れを取る形になったが
「彼は他のレースでも何回か転んでいて、そこには何かしら原因があるはず。同じレースをやっていても、転ばない選手は転ばないので。自分で結果を出すために、どのようなところを変えていかなければいけないかを考えないといけない。練習がやれていなかったわけではないので、もったいないなという感じ」

執筆者:梅川岳飛、大塩希美

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