
1部全勝で駒大史上初の2連覇達成!




第78回関東大学ボクシング1部リーグ戦の第5週(最終戦)が、7月12日に後楽園ホールで行われた。試合結果とメンバーは以下の通り。
試合結果 | |
---|---|
〇駒大 7-2 ●拓大 | |
Mn | |
〇金谷 WP5-0 ●安食 | |
F | |
〇中山(聖) KO/1R/0'36 ●山口 | |
B | |
〇湯浅 RSC/3R/2'37 ●奈須 | |
Fe | |
〇熊本 WP5-0 ●山下 | |
L | |
○中山(鉱) WP5-0 ●山﨑 | |
LW | |
〇中山(颯) RSC/1R/2'56 ●田中 | |
W | |
〇川上 WP3-2 ●中野 | |
LM | |
●髙田 WP0-5 〇六井 | |
M | |
●荒木 WP2-3 〇堀田 |
戦評
ここまで無敗で勝ち進んできた駒大は、最終戦で拓大と対戦。
第1試合では、ミニマム級の金谷成留(仏4)が主導権を握る。落ち着いた試合運びで相手を寄せ付けず、今季全勝を果たし、2年連続の階級賞に輝いた。
続くフライ級の中山聖也(経1)は、初回36秒でKO勝ち。1年生ながら存在感を示し、チームに勢いをもたらした。
次のバンタム級の湯浅和樹(市3)は手数で主導権を握り、3ラウンドでRSC勝利。
フェザー級の熊本風真(経1)は、距離感を保ちながら冷静に試合を運び、判定5-0で快勝。今季全勝を果たし、階級賞に輝いた。
その後、ライト級の中山鉱一(経2)は、序盤からペースを掌握し、試合を通じて相手を圧倒。この勝利で駒大のリーグ制覇が確定した。
ライトウェルター級主将の中山颯太(営4)は、落ち着いた立ち上がりから連打につなげ、1ラウンドでRSC勝利。
ウェルター級の川上真生(法3)は今季4戦目のリングに立ち、粘り強い戦いで駒大の7勝目をもたらした。
一方、ライトミドル級の髙田成之助(法2)、ミドル級の荒木陽仁(国2)は惜しくも判定で敗れたが、最後まで粘り強く戦い抜き、チームの士気を高めた。
駒大は7-2で勝利を収め、リーグ5戦全勝での優勝を果たした。
昨年に続く通算3度目の優勝で、駒大史上初のリーグ2連覇を達成した。
駒大は8月4日(日)、兵庫県立武道館(兵庫県姫路市)で、関西大学ボクシングリーグ優勝校の同志社大との全日本大学王座決定戦に臨む。
昨年に続く全国制覇を目指す。
1部リーグ戦最終結果 | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | 大学名 | 勝敗 | 勝数 | RSC等 |
1位 | 駒大 | 5勝0敗 | 33 | 8 |
2位 | 東農大 | 4勝1敗 | 27 | 11 |
3位 | 法大 | 2勝3敗 | 22 | 6 |
4位 | 中大 | 2勝3敗 | 20 | 6 |
5位 | 拓大 | 1勝4敗 | 20 | 7 |
6位 | 日大 | 1勝4敗 | 13 | 4 |
1部階級賞(駒大) | ||
---|---|---|
階級 | 選手名 | 学部・学年 |
Mn | 金谷成留 | 仏4 |
F | 中山聖也 | 経1 |
Fe | 熊本風真 | 経1 |
L | 中山鉱一 | 経2 |
LW | 中山颯太 | 営4 |
インタビュー
◆中山颯太主将(営4)
ーー優勝した今の気持ちは
「シンプルに嬉しい気持ちと、ほっとした気持ちがある」
ーー今回の試合を振り返って
「倒そうとしすぎて序盤は動きが大きくなってしまったが、途中からは下から崩して上でしっかり攻めることができたのは良かった」
ーーリーグ戦全体を振り返って
「チーム全体として駒大のレベルは高く、優勝するだろうと言われていた中で、1人1人がやるべきことを果たしたことが結果に繋がったと感じている」
ーー今後の目標は
「アマチュアを続けるのであればオリンピック、プロに進むのであれば世界チャンピオンを目指したい」

◆金谷成留(仏4)
ーー優勝した今の気持ちは
「率直に嬉しい。1年生で入ってきた頃、自分の代にはあまり強い選手がいないと感じていた。当時のことを思い返すと、優勝できるとは思っていなかったので、本当に嬉しい」
ーー今回の試合を振り返って
「2試合続けて相手が欠場だったため、出だしは少し硬くなってしまった。ただ、相手の弱点を見極めて上手く試合に臨めたと思う」
ーーリーグ戦全体を振り返って
「1試合目が最も重要であった。相手が高校のチャンピオンだったが、そこに勝てたことで流れに乗ることができた」
ーー今後の目標は
「今年を全勝で終えること。国体、全日本、大学王座と試合が続くので、すべて勝ち取り、"金谷は強い"ということを証明したい」
◆中山鉱一(経2)
ーー優勝した今の気持ちは
「最高っす」
ーー今回の試合を振り返って
「試合前に怪我をするなどイレギュラーなことがあったが、それに対応できた。自分でも良いボクシングができたと感じている」
ーーリーグ戦全体を振り返って
「苦戦した試合も一戦あったが、そこから修正し、三戦では自分のボクシングができた。成長点と課題の両方が見つかったリーグ戦であった」
ーー今後の目標
「全日本、県大会、U22のアジア大会に向けて頑張っていきたい」
◆中山聖也(経1)
ーー優勝した今の気持ちは
「率直に嬉しい」
ーー今回の試合を振り返って
「相手選手がフライ級で全勝しており、強敵だと感じていた。練習から対策を重ねてきたが、その対策がすべて出せたので良かった」
ーーリーグ戦全体を振り返って
「初めてのリーグ戦であったが、対応しながら課題を見つけることができた。今後の全日本に繋げていきたい」
ーー今後の目標は
「全日本で優勝すること」
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