サッカー部

DATE:2023.06.22サッカー部

セットプレーでの失点に泣く......首位相手に手痛い敗戦

JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 第9節・日体大戦が6月18日に開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

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リーグ戦初出場の王(撮影・岩渕隆悟)
230622_1-2
同じく初出場の奥野
スコア
駒大 1-0 日体大
得点者
26分 [日]篠田 大輝
メンバー
スタメン
ポジション背番号名前
GK 21 王 新宇[4年=G大阪Y]
DF 3 小針 宏太郎[4年=鹿島Y]
4 鷹啄 トラビス[4年=市立船橋高]
5 坂田 陸[2年=岡山学芸館高]
13 奥野 奨太[2年=高川学園高]
MF 6 小林 栞太[2年=鹿島Y]
7 﨑山 友太[3年=米子北高]
10 小島 心都[4年=湘南工科大附高]
14 浅倉 勇翔[2年=相洋高]
FW 9 鈴木 心月[3年=三浦学苑高]
19 松本 ケン チザンガ[4年=浦和東高]
サブ
GK 22 永田 陸[2年=大成高]
DF 15 松村 大也[3年=浦和Y]
20 亀井 大和[1年=滝川二高]
27 平山 歩夢[2年=広島県瀬戸内高]
MF 17 仁科 星哉[2年=神戸U-18]
24 積 歩門[1年=神村学園高]
25 久慈 勇仁[3年=野洲高]
FW 12 佐藤 智隆[4年=浦和南高]
23 今井 拓人[1年=岡山学芸館高]
選手交代
53分 小林 栞太→積 歩門
53分 鈴木 心月→松村 大也
75分 﨑山 友太→今井 拓人
75分 松本 ケン チザンガ→佐藤 智隆
89分 坂田 陸→久慈 勇仁

第9節の相手は日体大。試合開始前時点では首位に位置しており、昇格に向けて大事な一戦となった。

駒大はGKをここまで全試合スタメン出場であった永田からリーグ戦初出場となる王に変更。また、左サイドバックには同じくリーグ戦初出場となった奥野を起用した。前半は駒大が攻勢をかけ、押し込んでいく展開。しかし、先制したのは日体大。26分、デザインされた形のコーナーキックが決まる。前半の被シュート1本で失点を喫し、ビハインドで前半を終える。

0-1で迎えた後半。追いつき、勝ち越したい駒大だがなかなか決定機が作れない。結果的に前半の失点が響いた駒大は、最後まで追い着けないまま敗戦となった。

今節をもってリーグ戦は一時中断。次の試合は「アミノバイタル®」カップ3回戦、現在1部12位に位置する国士大との対戦となる。

◆秋田 浩一監督

――敗戦の要因は

「走らなかった。後やっぱり動き出しが遅かった。それにチーム、仲間の為にやろうとしてなかった。3つ目は感じ方なので曖昧だが僕はそう思った。他の人は暑い中応援しているのに、グランドも準備してくれているのにやれないのは学生スポーツとして情けない。プロなら別だよ。お金のためというのはあるから」

――給水に入る直前に失点したがその後選手達になんと声をかけたのか

「ボールに行って欲しいと。とにかくボールに行け。取るのが無理かもしれないけれど。行かないと相手が余裕を持ってプレーすることが出来る」

――攻撃時の起点である松本が相手センターバックの3番のマンマーク相手に機能していなかったが何かアドバイスはしたか

「いつも練習中に言っているので今日はあんまり言ってない。今日は風があったし、正面から縦に入ってくるボールにしか、対応できていなく、サイドバックからのボールなどの角度があるボールに対応出来ていれば勝つ可能性が上がったと思うがそれをやらない、そしてファーストは勝つかもしれないが2つ目、3つ目の連続性がない。それが彼の最大の欠点でプロに行っても厳しいし、結局元々やっていたセンターバックに戻ってしまうと思う」

――ゴールキーパーに永田陸(営2)でなく、王新宇(仏4)を起用した狙いは?

「調子が良かったし、頑張っていたし、ウチのチームの中ではセービングが一番上手い。今日は暑いし、集中力が切れる事もある時に安定したシュートストップをしてくれる。だから彼を起用しようと思った。彼がキーパーの中で一番セービングが良い選手だと思っている」

――クロス時にこぼれ球にへの反応の遅れや中に人が入れていないシーンが目立ったがどう思ったか

「その通りだと思います。準備を早くすれば、相手も嫌だし、まともにクリアも出来なく、苦し紛れになるしか無いのだけど、行かない。暑いやちょっと疲れたという理由で。それを継続してやり続けられれば、このチームは上に行くチャンスはあると思う。それをやらないと多分無理だと思う。そこがちょっと厳しいとこかな。これはチーム全体でシステムや戦術、こういうやり方だっていうのを理解してやらないと個人2、3人だと厳しいと思う。それをちゃんとやらないとダメだなぁと感じた」

――次節に向けて

「ちょっと試合まで期間が空くのでメンバーも再構築して考えながらもう一回やるしかないのではないかな」

◆小針 宏太郎(経4)

――今日の試合を振り返って

「立ち上がりのところは上手く入れたと思うが、セットプレーのところで相手の準備してきたトリックプレーに対応出来ずに失点してしまったのが課題であるし、そういうところの集中含めて自分自身がもっとチームに声をかけられていたら違った結果になっていたと思う。そういうところをもっと自分が気づけるようにしたい。やっぱり点が取れないなかで焦れてきてしまったというのが今日の展開であったので、駒大の強みである縦に速いサッカーというのを徹底しないと点数につなげるというのは難しいと思うので、そういった意味で攻守共に徹底出来なかったのかなと思う」

――敗戦となったが、セットプレーのみの1失点で留めたと捉えることも出来る

「失点だけ見ればセットプレーだけという形ではあるが、0-1で負けているというのが現状。相手を上回る攻撃が出来なかったので、そこが課題だと思う」

――オーバーラップなどの攻撃参加が少ないように感じたが

「自分自身、そんなに攻撃に特徴を持っている選手ではないと分かっているので、攻撃のところで違いを作るというよりかは守備のところで強みを出していきたい。センターバックをやってきた経験やラインコントロールのところをチームに還元出来たらと思っている。その中でも機を見てオーバーラップなどの攻撃参加は仕掛けていきたいと思っているので、今回は少なかったのかなと思うし、そういうところを克服していかないと、もっと上のレベルの相手と戦う時に対応出来なくなってしまうので、しっかりと課題として向き合っていきたい」

――次節に向けて

「アミノバイタルカップが次から入ってきて、リーグ戦は1ヶ月くらい空く。アミノバイタルカップでしっかり勝って総理大臣杯の出場を決めて、リーグ戦にその流れで上手く入っていければ、優勝出来る可能性は残っていると思う。チームとして落ちずにやっていくだけだと思うので、自分が率先してチームに貢献出来るように積極的に声を掛けて良い雰囲気で出来るようにやっていきたいと思う」

◆奥野 奨太(G2)

――今日の試合を振り返って

「自分たちがボールを持つ時間が長かったが、最後の最後で決めるといったところの決定力が少し足りなかったのかなと思う」

――リーグ戦初スタメンとなったが心境は

「緊張する部分もあったが、チームのために頑張ろうという気持ちや嬉しい部分が強かった」

――ロングスローやセットプレーのキッカーとしてのアピールが出来たように思うが

「自分がロングスローやキッカーを任されるにあたって、責任を持ったプレーをしようと心がけていた」

――次節に向けて

「関東リーグは1回止まってしまうが、次アミノバイタルカップがあるので、そこでチームが勢いに乗れるように、切り替えてしっかり準備していきたい」

(執筆者:岩渕隆悟)

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