(佐藤 哲夫/SATOH,Tetsuo)
名前のアルファベット表記について
「佐藤」の姓は、パスポートその他の公的な文書ではSATOと綴られていますが、論文などの個人的文書ではSATOHを慣用しています。ご承知おき下さい。
1957年 岩手県一関市生まれ学位:博士(理学) 東京大学大学院 1993年
1980年 東京大学教養学部教養学科(人文地理分科)卒業
1983年 東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程修士課程修了
農林水産省農業研究センター研究員(農業計画部土地利用研究室)
1984年 東京大学教養学部助手(人文地理学教室)
1989年 三重大学人文学部講師(文化学科地誌学系)
1991年 駒澤大学文学部講師(地理学教室)
1992年 駒澤大学文学部助教授(地理学教室)
1998年 駒澤大学文学部教授(地理学教室)
論文:A Geographical Study on Farming Systems in Rice Growing Regions of Asia
要旨を読む (日本語 英語)
開発途上国の土地利用に関する地理学的研究を、インテンシヴな局地的現地調査と、リモートセンシングによる広域的調査との併用により進めている。これまでに、ネパールヒマラヤからベンガルデルタにいたるガンジス川流域での「緑の革命」の動向、タイをモデルケースとした地球環境問題と地域社会の変化との関連などを現地研究者との国際共同研究として行ってきた。現在は巨大都市化(メガロポリタニザイション)にともなう景観の変遷と居住環境の変化についての研究に着手している。主要論文リストを見る
現代の社会では、昔の手習いの柱であった「読み書き算盤」に相当するのが、外国語(とくに英語)とPCであると、私は思っている。地理学科の教育を通して養われる知識や専門技術は、旅行関係、土地評価、測量・地図調製などの仕事に生かされるが、その仕事の舞台が世界に拡がっても困ることがないよう、職業能力としてグレードアップされた地理的能力が身につくような授業を行っている。
卒業論文作成の指導(演習U)では、課題研究コースと自由研究コースの2つを設けるので、どちらか一方を選択すること。課題研究コースは、指示される作業とレポートの積み重ねによって卒業論文を作成するもので、「東京近郊の景観の変遷について」をテーマとする。一方、自由研究コースでは、各自が設定した地域とテーマで研究を行い、論文を作成するが、すでに調査法の基礎を修得した人にのみすすめる。