2024年11月25日の「会計学B（担当：柳綾子准教授）」では、世田谷税務署副署長 土部敏春氏をお招きして「これからの社会に向かって」をテーマとしてご講演いただきました。

　講演では、「税の役割」や「税制の現状」といった税に関する基本的な内容から、「国税庁の使命」や「税務署の仕事」といった国税当局の組織に関することまでお話いただきました。国税査察官の仕事内容である査察調査について、脱税事件を取り上げたドラマ仕立ての映像は学生にとって国税専門官の仕事内容を知るよい機会になりました。

　授業終了後、学生からは「税の役割、仕組み、税の使途等について理解が深まった」「インボイス制度に関しても知ることが出来て良い機会となった」「国税専門官の仕事内容を細かく知ることができて、将来の選択肢の幅が広がった」「国税専門官の仕事は、計算ばかりだと思っていたが特に調査等は、情報収集能力・コミュニケーション能力が必要だと感じた」などの感想がありました。

　現在ニュース・新聞等で大きく取り上げられている、「年収の壁」に関する給与所得控除・基礎控除の見直し検討等について感想のなかで触れている学生もおり、今回の講演内容も含めて税に関心を持つ学生が増えることを期待しています。

　貴重なお話をありがとうございました。

　なお、現在世田谷税務署では2025年1月下旬から3月中旬（勤務期間は応相談）までの短期アルバイトを募集しています。税務署の業務内容に興味のある学生は、是非応募してみてください。

（A.Y.）