駒澤大学新図書館2022年10月開館

2022年10月17日(月)、駒沢キャンパス施設整備の一環として、本学のさらなる高度化を目指し、図書館内に蓄積される「大学の知」を多方面へ発信する新たな拠点となる新図書館が開館します。
また、新図書館の開館に伴い、2022年10月3日(月)、図書館のホームページがリニューアルオープンしました。

新図書館外観

駒澤大学図書館ホームページ

新図書館は、旧図書館の東隣(大学会館跡地)に、地上6階・地下3階の構造、延床面積約11,000㎡の規模で建設されました。
旧図書館は、開校90周年記念事業の一環として建設されましたが、昭和48年の竣工から47年が経過しており、建物の老朽化に加え、書架の不足や多様な学修スタイルに対応できない画一的な設えの閲覧席といった諸課題を抱えていました。また、図書館利用者をはじめ、国や社会から大学に求められている「授業外学修時間の増大」という要請に対応するには困難な状況でした。

これらの諸課題を解決し、近年の大学図書館に求められる多様なニーズに応え得る図書館とするため、

  1. 建物中央に書架を集中配置し、開架率を飛躍的に向上させる「智の蔵」
  2. 階層ごとに<収蔵><交流><学修><調査><研究>という概念を設け、上層階に行くほどに学びの専門性を高め、入館者が求める滞在場所を自由に選択できる構成とする「フロアゾーニング」
  3. 多様な学修スタイルに応じ、時代に即した学修・研究を行うことができる「多様な閲覧スペース・学修空間」

の3点を建設コンセプトの主軸に据え、令和4年8月に竣工し、開校140周年を迎える10月から供用を開始しました。

居場所を選べる滞在型図書館
  • 上層階に行くほどに学びの専門性を高めるフロアゾーニングとし、入館者が求める滞在場所を自由に選択できる構成とします。
  • 多様な学修スタイルに応じ、時代に即した学修・研究を行うことができるよう、従来の閲覧席の他に、個人ブース、グループ学修スペース、可動式テーブル席、カウンター席、ソファ席等を設けます。
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なお、駒沢キャンパス構内施設整備の都合により、令和4年の完成当初から数年間、新図書館内の一部に教場機能を設けることとしています。その教場機能空間は、将来新教場棟が完成し、新図書館から教場機能を移転した後に、図書館機能をはじめとする多様な機能に転用できるよう「スタジオスペース」として位置付け、予め教場機能空間から他機能空間への改修を計画しています。

新図書館の建設に際しては、主軸とする3つのコンセプトを踏まえながら、開校130周年記念棟に続く、駒澤大学のさらなる高度化と、図書館内に蓄積される「大学の知」を多方面へ発信する新たな拠点を整備するため、最新の技術と最高の知見を結集して建設事業を進めてまいります。

新図書館コンセプト「智の蔵」

智を蓄える

豊富な資料を適切な環境で保管する開かれた書庫
紙媒体と電子媒体をシームレスに利用できるハイブリッド・アーカイブズ

智をつかう

あらゆる媒体からなる情報にも容易にアクセス可能な、探しているものが見つけやすい図書館
オープンな空間を開かれた書架がもたらす偶然の出会いと発見に満ちた図書館

智をつなげる

対話型の学修空間、豊富なコンテンツにアクセスしやすい設備、環境、人、組織による支援の充実した進化する図書館
人と情報が集まり、出会い、新たな智を生む「自他協創」の拠点

各階のフロアコンセプト

1・2階:交流・広場

学内外の知的活動と協働し、利用者が「新たな知」と出会う、学びのインタラクション(相互作用)ゾーン

3・4階:学修・協働

最新のICT機器を活用し、利用者の主体性に応じた活動を促す協働学修の場

5階:調査

個別学修に専念できる静かで落ち着いた空間
調査や研究に必要な資料とデジタル機器を活用しつつ、知識の習得と自らの思考に傾倒する場

6階:研究

貴重書等の特殊な資料を活用し、専門性の高い研究や学修活動に長時間没頭できる静寂空間

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外観(北門側)
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エントランス
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航空写真
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1階 エントランスホールのイメージ
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5階 開架・閲覧スペースのイメージ
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6階 個人研究スペースのイメージ

※イメージ画像は計画中のものです

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